境界は、アプライアンスの機能と、アプライアンスがグリッド コントローラやグリッド上の他のアプライアンスにどのように認識されるかを定義します。 アプライアンスの境界を定義することにより、アプライアンスを設定し、外部ストレージ ボリュームのデータにバインドして、ほかのアプライアンスに接続するために必要なすべてを指定できます。
境界を定義するには、アプライアンスを右クリックし[境界の変更]を選択します。 [クラス エディタ]プロパティ シートが表示されます。
アプライアンスに関する一般的な情報および視覚的な情報を入力できます。
クラス名はカタログ内のアイコン上に表示される名前です。
キャンバス上でアイコンをドラッグすると、インスタンスの名前が自動的に生成されます。クラス名とは異なり、インスタンスはアプライアンスの役割に名前を付ける必要があります。 たとえば、カタログで、TomCat Application Server はインスタンス名 srv を持ちます。
さらに、インスタンス名には、srv64 などの数や属性を使用できません。この名前はクラスではなく役割である必要があります。
以下のように、アイコンに名前およびインスタンス名テンプレートが表示されます。

アプライアンスの最初のインスタンスは指定された数値を使用し、以降のインスタンスはここで定義された名前に加え、数値プレフィックスを使用します。 インスタンス名を指定しない場合、クラス名はすべてのアプライアンスのプレフィックスとして使用されます。
これは、カタログ内のアプライアンスをグループ化するために使用される自由形式のテキストです。 これを使用して、ベンダー別、または他の条件によるデータベース アプライアンスまたはストレージなど、機能別にクラスのセットを定義できます。
説明はクラスについて説明し、通常、メイン アプライアンス パッケージのバージョン(CentOS 6.3 64 ビットと Apache Tomcat 6 に基づく TOMCAT アプライアンスなど)を含む必要があります。
データシートなど、ドキュメントの場所。 後から URL を追加できます。
アイコン用の色、サイズ、およびオペレーティング システムを選択できます。 色は、機能の異なるクラスをグループ化するためによく使用されます。 たとえば、アプリケーション サーバは紫、ネットワーク コンポーネントは灰色にすることができます。 さらに、合理的な比率のアイコンのサイズを指定するために、端子の数を考えてサイズを選択します。
仮想化機能および高度な機能の詳細については、「アプリケーション アーキテクト ガイド」を参照してください。
以下の手順に従います。
[一般]タブが表示された、[クラス エディタ]プロパティ シートが開きます。

インターフェースは、アプライアンスが外部と通信するための手段を提供します。 アプライアンスは、同じアプリケーション内の他のアプライアンスと通信するため、入力と出力が含まれる端子を使用します。
端子とインターフェースのタイプを以下に示します。
端子には、以下の 2 つのタイプがあります。
アプライアンスが提供するサービスごとに、別の端子を定義する必要があります。 たとえば、アプライアンスがデータ型入力および Web ユーザ インターフェースを提供する場合、それらのサービスは 2 つの別の端子で提供されます。 これにより、これらのサービスへの接続が明示的になり、図に表示されます。
アプライアンスが必要とするサービスごとに、異なる出力を定義する必要があります。 たとえば、データベース サービスとメール サーバ サービスがある場合、2 つの別の出力を定義する必要があります。 サービスを接続するときに、この区別によってより高い多用途性が生まれ、図で接続がわかりやすくなります。
さらに、CA AppLogic® はゲートウェイ出力端子を定義します。 ゲートウェイ出力は、サブネットまたは外部ネットワークにアクセスするために特化された出力です。 この出力は主に、外部 IP アドレスを参照し、NET2 などの特化されたアプライアンスを介して外部に接続するアプライアンスを接続するために使用します。
Raw インターフェースは、アプライアンスがアプライアンスの外部と通信できるようにします。 Raw インターフェースは、同じアプリケーション内のアプライアンスと通信する端子とは異なり、アプライアンスの外部と通信します。 これには他のアプライアンスだけでなく外部との通信も含まれます。 Raw インターフェースは仮想マシンの仮想ネットワーク インターフェース、および従来のサーバの NIC に非常に似ています。
アプリケーション設定は、Raw インターフェースに IP アドレスを割り当てます。 さらに、ポイント ツー ポイント出力が十分でない場合に、Raw インターフェースを使用して、アプライアンスと通信することができます。 たとえば、一対他、および多対他の接続(特にマルチキャストを使用するもの)です。
複数の Raw インターフェースをサポートする前は、1 つの外部インターフェースがすべての通信に使用されました。 このレガシー Raw インターフェースは後方互換性のために提供されているので、使用しないでください。
これは、グリッド コントローラと通信するためにアプライアンスが使用する、ネットワーク専門のインターフェースです。
以下の手順に従います。
すべてのトラフィック用の制約を許可するには、プロトコルを[任意]に設定します。 [任意]では、すべてのプロトコルが MAC と IP アドレスに制限されます。
アプライアンス境界の追加のプロトコル タイプは、[アプリケーションの設定]-[プロトコル]タブで設定できます。
通常、入力は左側にあり、出力は右側にあります。 これは、Raw インターフェースにも適用されます。 これは、フィードバック端子でその接続方向が通常の左から右への流れとは逆である場合に役立ちます。
通常、ゲートウェイ出力は、アプライアンスをサブネット ゲートウェイ アプライアンスに接続するために使用されます([GatewayOutNet][NET])。 ゲートウェイとして選択できるのはアプライアンスの 1 つの出力のみです。 ほとんどのアプライアンスはゲートウェイ出力を持ちません。
ゲートウェイ接続として指定された出力を、アプライアンス アイコン上の紺色インジケータで視覚的に強調表示します。
共有属性は、Raw インターフェース上で指定することはできません。また、Windows アプライアンスで有効化することはできません。 ネットワーク トラフィックの統計を個別に取る必要があるアプライアンスについては、設定すべきではありません。 モニタ アプライアンスにネットワーク トラフィック統計を提供するアプライアンスは、共有端子については集計された統計しか提供しません。
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