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オペレーティング システム固有の考慮事項
Windows
OS のインストール中、外部ネットワークへのアクセスが必要になる場合があります。具体的には、Windows のライセンス認証、セキュリティ更新プログラムのインストール、サービス パックのインストール、iso2class シングルトンから派生したアプライアンス上にユーザが配置したいツールやソフトウェアのインストールを実行する場合です。
外部インターフェースを設定します。
外部インターフェース(ローカル エリア接続)は、以下のメソッドのいずれか使用して設定できます。
- コンソールから、[コントロール パネル]-[ネットワーク接続]-[ローカル エリア接続]-[プロパティ]-[インターネット プロトコル(TCP/IP)]-[プロパティ]にアクセスします。 [次の IP アドレスを使用する]をクリックし、IP アドレス、ネット マスク、ゲートウェイ、DNS サーバなどの値を入力します。
- コマンド シェルを開き、以下を実行します。
- netsh interface IP set address name="Local Area Connection" static [ip-address] [netmask] [gateway] 1
- netsh interface ip set dns name="Local Area Connection" static [dns-ip]
外部インターフェースの使用が終了したら、[コントロール パネル]からインターフェースを DHCP (IP アドレスの自動取得)にリセットします。
iso2class シングルトンへの msi ファイルのコピー
Windows MSI ファイルは、CA AppLogic® に含まれています。このファイルによって、Windows 2008 SP2 のクリーン インストールが管理対象アプライアンスに変換されます。
iso2class シングルトンに MSI ファイルをコピーできます。
以下の手順に従います。
- Windows コマンド シェルで ipconfig/all を実行し、前回列挙された接続における DHCP サーバの IP アドレスをメモします。 これは通常、デフォルト インターフェースに相当します。 リストは順不同で表示される場合があります。
- Internet Explorer を使用して http://IP-address:8080/download/ を開き、MSI ファイルが含まれるディレクトリ一覧を取得します。
- MSI ファイルの 1 つを右クリックし、[対象をファイルに保存]を選択して、デスクトップにファイルをダウンロードします。
重要:
- iso2class を使用して Windows をインストールする場合、コマンド ライン オプション virt_options=acpi=1 を指定する必要があります。
- Windows MSI によって、Windows アプライアンスに APK が自動的にインストールされます。
グリッド上に Windows アプライアンスを作成する詳細な手順については、「アプライアンス開発者ガイド」を参照してください。
オプション os=windows を使用すると、シングルトンの境界でボリューム _GLOBAL_RO:apk_windows のコピーが使用されるよう iso2class によって設定されます。
このボリュームには、以下のファイルが含まれます。
- apk-X.X.X-windows.tar.gz - Windows APK
- TurboGate_GTools-X.exe - TurboGate PV ドライバ
- Server_Windows-X.X.X-X.msi - Windows の汎用サーバ アプライアンス MSI
- VDS_Windows-X.X.X-X.msi - Windows VDS MSI
- Filer_Windows-X.X.X-X.msi - Windows ファイラ MSI
- IIS_Windows-X.X.X-X.msi - Windows IIS サーバ MSI
- SQL_Windows-X.X.X-X.msi - Windows SQL Server MSI
Linux
実際の経験から、以下の OS 固有の注意事項が収集されています。
iso2class OS インストールの実行時に、CA AppLogic® の Linux ベース APK をインストールしないでください。 iso2class シングルトンは HVM であり、Linux APK は PV アプライアンスで使用するためのものです。
iso2class による Linux OS のインストールが完了したら、hvm2pv ユーティリティを使用して、HVM アプライアンスを Linux APK が含まれた完全に管理対象の PV アプライアンスに変換できます。
重要: HVM Linux アプライアンスを PV に変換する場合は、hvm2pv ドキュメントの「hvm2pv 変換用の準備」というセクションに特に注意してください。
hvm2pv ドキュメント内で説明されているとおりに HVM Linux アプライアンスが正しく準備されていれば、変換を手動で実行できます。 変換プロセスには 2 つの基本的な手順があります。
- 作成されたボリュームから MBR を削除します。
- /dst にマウントされたファイル システムに Linux APK をインストールします。
作成されたボリュームから MBR を削除する方法
- ブランチ化された LUX6 (または OS が 64 ビットの場合は LUX64)を含んだ新規アプリケーションを作成し、src と dst という 2 つのプレースホルダ ボリュームを設定します。
- iso2class シングルトンのブート ボリュームを新規アプリケーションの src ボリュームにコピーします。
- 同じサイズ以上の ext3 dst ボリュームを作成します。
- シングルトンの ADL クラス記述子を編集して、src ボリュームのデバイスを dev = /dev/hda3 から dev = /dev/hdc に変更し、[OK]をクリックして変更を保存します。
- アプリケーションを開始し、シングルトンに SSH でアクセスします。
- src ボリュームをマウントします。例: mkdir /src ; mount /dev/hdc1 /src
- dst ボリュームをマウントします。例: mkdir /dst ; mount /dev/hda4 /dst
- インストールされた OS をコピーします: cd /src ; /usr/bin/find。 -depth -mount -print | /bin/cpio -pdmu /dst
/dst にマウントされたファイル システムに Linux APK をインストールする方法
- ブランチ化された LUX アプライアンスの内部インターフェース用の DHCP サーバの IP アドレスを特定します。ifconfig -a を実行し、前回列挙されたネットワーク インターフェースのブロードキャスト サブネットをメモします。例: 10.47.255.255。 DHCP サーバの IP アドレスは、10.47.255.254 のように、254 という最後の数字を除いて同一です。
- wget http://IP-address:8080/download/ を実行して、index.html ファイルを取得します。これには、各種 ARP をはじめ、コントローラからダウンロード可能なファイルがすべて一覧表示されています。
- 再度 wget を実行して、適切な APK と domU パッケージをダウンロードします。
- 「アプライアンス開発者ガイド」の OS 用の関連する APK インストール ドキュメントに従います。
- 作成された dst ボリュームをシングルトンのブート ボリュームとして使用します。
オプション os=linux を使用すると、シングルトンの境界でボリューム _GLOBAL_RO:apk_linux のコピーが使用されるよう iso2class によって設定されます。 このボリュームには、以下のファイルが含まれます。
- apk-X.X.X-linux-rh.tar.gz - Red Hat Linux APK
- apk-X.X.X-linux-su.tar.gz - SUSE Linux APK
- apk-X.X.X-linux-ub.tar.gz - Ubuntu/Debian Linux APK
- domu-X.X.X.X.i386.tar.gz - 32 ビット domU CA AppLogic® パッケージ
- domu-X.X.X.X.x86_64.tar.gz - 64 ビット domU CA AppLogic® パッケージ
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