劣化したボリューム
サーバ障害の後、障害が発生したサーバ上にミラーがあった CA AppLogic® ボリュームは劣化します(他の利用可能なサーバ上にボリュームのミラーがある場合)。 CA AppLogic® は、劣化したボリュームを自動的に修復します。
CA AppLogic® ボリュームは、以下の優先順位で自動的に修復されます。これにより、重要なボリュームが先に修復されるため、アプリケーション/グリッドのダウンタイムのリスクが軽減されます。
サーバ障害の後、CA AppLogic® は 4 時間待機してから、サーバ障害によって劣化したボリュームの修復を試みます。 これにより、サーバを復旧する機会が与えられ、ボリュームのストリームが割り当てられた元のサーバ上で劣化したボリュームを復旧できるようになっています。 サーバ障害が 4 時間以内に復旧されない場合、
CA AppLogic® は、グリッド内の他のサーバを使用して劣化したボリュームを修復します。 ユーザは、サーバ障害の後でただちに修復する必要があるボリュームを vol repair vol_name --force コマンドを使用して開始できます。
自動ボリューム修復は 6 時間ごとに 1 回実行されます。劣化したボリュームのリストが収集され、これらのボリュームの修復が開始されます。 劣化したボリュームを修復するためにユーザの操作は必要はありません。ボリューム修復は自動的に実行されます。 ユーザは、vol check を実行して劣化したボリュームの最新のリストを取得するように CA AppLogic® に指示できます。この機能を使用することにより、劣化したボリュームの最新のリストに対して修復のスケジュールを設定できます。
修復する必要がないボリュームがある場合や、修復を遅らせる必要がある場合は、以下で説明する vol suspend コマンドを使用して、特定のボリュームまたはすべてのボリュームの修復を一時停止できます。 ボリューム修復を一時停止できる期間は、最大 1 週間です。 グリッド管理者は、ボリュームの最大一時停止期間を設定できます。 詳細については、自動ボリューム修復の設定に関するトピックを参照してください(このトピックはグリッド管理者のみが参照できます)。
CA AppLogic® では、ユーザは自動ボリューム修復に加えて以下のボリューム メンテナンス操作を実行できます。
注: 一時停止、再開、およびステータス操作でボリューム名を省略すると、すべてのボリュームが操作の対象になります。 詳細については、vol repair の CLI リファレンスを参照してください。
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