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ネットワーク障害

CA AppLogic® は、外部(パブリック)またはバックボーン(プライベート)ネットワークに対して耐障害性があり、アプリケーションのダウンタイムは発生しません(ただし、グリッドのハードウェアがネットワーク高可用性(HA)をサポートするように構成され、ネットワークが劣化していないことが前提です)。 グリッドのネットワーク HA が有効(利用可能)かどうかを確認するには、grid info コマンドを実行します。

CA AppLogic® は、ネットワーク障害を検出すると、グリッド ダッシュボードにメッセージをポストして問題をユーザにレポートします。 さらに、グリッド ダッシュボードまたは grid info コマンドに表示されるグリッドの HA 状態を調べることにより、影響を受けたネットワークの HA 状態を確認できます。 CA AppLogic® は、以下のいずれかが発生したときに、外部ネットワークまたはバックボーン ネットワーク上のネットワーク障害を検出します。

影響を受けるネットワークが劣化した状態でなければ、上記の障害が発生しても、アプリケーションのダウンタイムは発生しないはずです。 ただし、修復中にネットワーク接続に若干の中断(数秒)が生じることがあります。 ネットワーク HA がすでに劣化しており、追加のネットワーク障害が発生した場合、障害のタイプによってはグリッド全体とすべてのアプリケーションが影響を受ける可能性があります。

注: ネットワーク HA 構成の使用中に外部ネットワーク障害が発生した場合は、外部インターフェースを使用しているアプリケーション/アプライアンスが、最大 5 分間アクセス不能になることがあります。 これは、MAC アドレスをキャッシュする外部ルータが原因だと考えられます。 ルータが ARP のキャッシュをフラッシュするまで待機するか、またはアプリケーションから arp を実行して ARP 応答を送信することにより、正常な状態に戻ります。 影響を受けるのは外部ネットワークだけです。 バックボーン ネットワークは影響されません。

管理者は、grid info --verbose コマンドと srv info --extended コマンドを使用して、ネットワーク HA に関する情報(ネットワーク トポロジに関する情報を含む)を表示できます。

CA AppLogic® では、ネットワーク HA を動的に設定するために使用できる以下のコマンドがグリッド管理者のために用意されています。

また、グリッド管理者は、サーバ コマンドを使ってサーバ上の特定の NIC の LED を 1 分間点滅させることにより、サーバと NIC を識別できます。 サーバ コマンドの形式は以下のとおりです。

srv identify server name nic=NIC name 

グリッドおよびサーバのネットワーク HA 設定コマンドの詳細については、グリッド CLI リファレンスおよび CLI リファレンスをそれぞれ参照してください。