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リソース

[リソース]タブでは、このアプライアンスの各インスタンスに必要とされるハードウェア リソースの量を指定できます。 アプライアンスによって必要とされる CPU (CPU 全体の割合)、メモリ、および帯域幅の量を選択できます。

リソース タイプと指定

以下のリソース タイプを指定できます。

CPU 使用率

各インスタンスに割り当てられる CPU の割合。 割合は、1 CPU のパーセンテージ(10% など)、または小数(0.10)として指定できます。
アプライアンスの最小、最大、およびデフォルトの値については、「アプライアンス カタログ リファレンス ガイド」の対応するアプライアンス トピックを参照してください。

メモリ使用量

各インスタンスに割り当てられるメモリの量。 メモリの量は、メガバイト(128M など)またはギガバイト(2G など)の単位で整数値として指定できます。 32 ビット Linux アプライアンスの場合、メモリは少なくとも 32M が必要で、3G を超えることはできません。

帯域幅

各インスタンスに割り当てられるネットワーク帯域幅の量。 帯域幅の量は、メガビット/秒(10M など)またはギガビット/秒(1G など)の単位で整数値として指定できます。 シンプル アプライアンスの帯域幅の最大値は 2G です(全二重ギガビット イーサネット ポート)。

管理者として、バックボーンまたは内部ネットワークのグリッド上のネットワーク帯域幅の過剰サブスクリプションを有効にできます。 有効な場合、アプライアンスは設定されたネットワーク帯域幅より多くの帯域幅を使用することができます。

無効な場合、各アプライアンスの最大ネットワーク帯域幅は、各アプライアンスに設定されたネットワーク帯域幅に基づきます。 アプライアンスが設定された帯域幅に近づくと、そのアプライアンスに対するネットワーク パケットがランダムにドロップされます。 使用されたアプライアンス帯域幅が設定された帯域幅を超えると、そのアプライアンス用のネットワーク パケットがすべてドロップされます。

帯域幅のリソース過剰サブスクリプションが有効である場合、その状態がダッシュボードに表示されます。 過剰サブスクリプションの設定の詳細については、「コマンド ライン シェル リファレンス ガイド」の以下の部分を参照してください。

リソース範囲

各リソース タイプの範囲を指定できます。 範囲によって、アプライアンスに適切な正常運用パラメータ、およびサンドボックス用の最小リソース要件を定義します。

最小値

アプリケーションが動作するために必要となるリソースの最小の量。 これは、機能テスト環境でアプライアンスを実行する場合に有用です。この環境では、アプライアンスが実稼働の負荷で実行されることはないため、より少ないリソースで実行できます。 この値を、実稼働で必要とされるリソースの量であるデフォルトと比較します。

最大値

アプリケーションで消費が許可されるリソースの最大の量。 通常、これは、アプライアンスが使用できる最大の量です(つまり、それ以上リソースを与えてもパフォーマンスは向上しません)。 アプライアンスには指定された最大値以上にリソースが割り当てられることはないため、他のアプライアンスからリソースを奪うこともなく、それが割り当て分と見なされます。

デフォルト

アプライアンスが実稼働環境において正常に動作するために必要とするリソースの最小の量。 少なくともこの量のリソースが割り当てられていないと、アプライアンスは開始しません(その場合、アプリケーション全体が開始できない可能性があります)。 最小の量を指定することは、アプライアンスを特定の「保証された」リソース量で確実に機能させるのに役立ちます。これはそのリソース用のサービス レベル アグリーメント(SLA)と見なされます。

メモ