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概要

CA AppLogic® は、アプリケーションとサービスの可用性を向上させた自己修復型のグリッド オペレーティング システムです。 高可用性とは、以下を実現する一連の機能のことです。

• アプリケーション、グリッド、およびネットワークの障害からの自動復旧。 従来のシステムとは異なり、ユーザが手動で操作する必要はありません。
• 潜在的な問題の検出による以後のアプリケーション/グリッドの障害回避。

高可用性の最も重要な機能の 1 つは、さまざまなタイプの障害からアプリケーション/グリッドを自動的に復旧する機能です。 アプリケーションについては、アプライアンス ソフトウェア障害またはサーバ障害（物理的なサーバ障害またはサーバ障害の原因となるソフトウェアのバグ）によって発生したアプライアンスの障害が、自動的に復旧されます。 また、グリッドはグリッド コントローラに対して耐障害性があります。 グリッド コントローラに障害が発生すると、実行中のアプリケーションへの影響を最小限に抑えながら、同じサーバ（可能な場合）または別のサーバ上でグリッド コントローラが再起動します。

CA AppLogic® は、さまざまなタイプの問題を事前に検出し、それらの問題によってアプリケーションまたはグリッドの障害/ダウンタイムが発生する前にユーザにアラートを通知します。

以下のタイプの問題が自動検出されます。

• サーバ障害後のグリッド リソースの不足（1 つ以上の実行中のアプライアンスを再起動するのに必要なリソースの不足）によって発生するアプリケーション障害
• サーバ障害後の劣化したボリュームの使用によって発生するアプリケーション障害
• サーバ ハード ディスクのエラーまたは障害
• グリッド コントローラ サーバに物理的な障害が発生した後のグリッド コントローラの使用不能
• 外部ネットワークまたはバックボーン ネットワーク上のネットワーク障害
• 高可用性機能またはユーザ アラートに関する不正なグリッド設定の検出

以降のセクションでは、高可用性の機能について、より詳細に説明します。 また、アプリケーション/グリッドのさまざまな障害が及ぼす影響や、そのような障害が発生したときにユーザが経験する状況についても説明します。