既存のボリュームをフォーマットします。
vol format <name> [ <prop>=<val> ]* [ --force ]
フォーマットするボリュームの名前。 <name> の形式は、<application>:<volume>、_GLOBAL:<volume>
または
_GLOBAL_RO:<volume>
ボリューム パラメータ。 以下のパラメータを設定できます。
ファイル システムのタイプ(ext3 など)
ボリュームのフォーマットに使用する追加のファイル システム オプション(詳細については下記の注を参照)。
パーティション パラメータ。 (詳細については下記の注を参照)
フォーマット操作の確認を省略します。
注:
以下では、パーティション パラメータの形式について説明します。
パーティション N のサイズを指定します。 デフォルト: (ディスク サイズ - サイズ指定済みパーティションの合計サイズ) / サイズが指定されていないパーティション数
パーティション N のファイルシステム タイプを指定します。 fs のプロパティと同じ値をサポートし、さらに lvm と Extended が追加されます。 値が Extended の場合、タイプは拡張パーティションになり、論理ボリュームを保持できます。このパーティションに対して fs、fs_options、vg、または lv プロパティは使用できません。 拡張パーティションに対して論理パーティションを定義するには、parN の第 2 レベル プロパティを使用します。 fs=ext3-snapshot は廃止されました。fs=lvm の使用を推奨します。 デフォルト: raw
パーティション上にファイルシステムを作成するときに mkfs に渡すオプション。 デフォルト: none
パーティションを fs=Extended と指定した場合、この第 2 レベル プロパティを使用して、拡張パーティション上に論理パーティションを作成できます。第 2 レベル プロパティは、論理パーティションの第 3 レベル プロパティとして使用できます。 例: par3.fs=Extended par3.par1.fs=ext3.
パーティションは fs=lvm で作成されます。これを使用すると、その lvm パーティションのボリューム グループを指定できます。 vg を指定しない場合、ランダムな文字列が使用されます。
サイズ(単位: GB、MB、TB)。デフォルト: (パーティション サイズ - サイズ指定済み論理ボリュームの合計サイズ) / サイズが指定されていない論理ボリューム数
この論理ボリュームのファイルシステム タイプを指定します。 有効な値は、Linux ファイラで扱える任意のファイルシステムです。
論理ボリューム上にファイルシステムを作成するときに mkfs に渡すオプション。 fs_options パラメータの指定値はスペース区切りリストで、ファイル システムに固有であり、mkfs パラメータと併せて使用した場合にのみ有効です。 サポートされる各ファイルシステムに対して使用できるオプションは以下のとおりです。
<any option> - mkfs.<filesystem> によって認識される任意のオプション。 オプションは選択したファイルシステム用に直接 mkfs ツールに渡されます。
vol_group_name - ボリューム上で作成する LVM ボリューム グループの名前を指定する文字列。 指定しない場合、ボリューム グループ名はランダムに生成されます。
data_percentage - データの格納に使用されるボリュームの割合。ボリュームの残りの部分はスナップショット用です。 指定しない場合、ボリュームの 80% がデータ用として使用されます。
<any option> - mkfs.ext3 によって認識される任意のオプション。 オプションは、mkfs ツールに直接渡され、データ ボリュームに使用されます。
pool_name - プールの名前。設定しない場合、ボリューム名がデフォルトで使用されます。
mountpoint - プール ルートのマウント パス(または「legacy」か「none」。この場合 mountpoint=legacy)。デフォルトは /pool_name です。
autoreplace - on/off - 自動デバイス置換を制御します。デフォルトは off です。
delegation - on/off - データセットに対して定義されているデータセット権限に基づいて権限のないユーザにアクセス権を付与するかどうかを制御します。デフォルトは on です。
failmode - wait/continue/panic - デフォルトは wait です。
version - 1-10 - デフォルトは 10 (現行)です。
volume_label - デスティネーション ボリュームのボリューム ラベル。 空の場合、vol_name プロパティ値が代わりに使用されます。
active - 新しいパーティションをアクティブ(起動可能)として作成します。 有効な値は yes と no です。省略した場合、フォーマット中はデフォルト値として no が使用されますが、fscopy 中は src ボリューム タイプが使用されます。
vol format my-app:data fs=ext3
アプリケーション ユーザ ボリュームをフォーマットします。
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