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メータリング システムについて

機能の概要

メータリング ゲートウェイ アプリケーション(MGT)は、3Tera のメータリング システム BMS(メータリング サーバ)に、特定のデータセンター内で実行されるグリッドがそのライセンスと測定データをレポートするためのゲートウェイを提供します。

MGT は、データセンター内のグリッドが SSH を介してその測定データをレポートするための入力インターフェースを提供します。 さらに、MGT は、ポート #443 で HTTPS を介して CA の測定システムに測定データをレポートするための出力インターフェースを実装します。

MGT は、1 日 1 回、プロパティによってパラメータ化されている特定の時刻に 3Tera の測定システムに受信した測定データをレポートします。 MGT は、指定された時刻に測定データのレポートに失敗すると、毎時間データ送信を再試行し、グリッド ダッシュボードにメッセージをログ記録します。

MGT は CA のメータリング システムへの測定データのレポートに成功すると、測定データをアーカイブして、パラメータ化されている時間に渡って保持します。 測定データの経過期間がパラメータ化されている時間を超えたとき、MGT は永続的に測定データを削除します。

MGT は、1 つの測定アカウントに対応します。同じデータセンター内で複数のアカウントを操作する必要がある場合は、複数の MGT を実行する必要があります。

MGT は、グリッドがそのデータをレポートするのに必要なアカウント名および SSH 公開鍵で設定されます。 MGT は、3Tera のメータリング システムと通信するために使用される SSL 証明書をユーザが管理するための単純なメニュー ドリブン インターフェースを提供します。 メニュー ドリブン インターフェースは実行中のアプリケーションにログインすることによってアクセスされます。

境界
プロパティ

プロパティ名

タイプ

説明

in_ip

IP

これは、アプリケーションがデータセンター内のグリッドにサービスを提供するときの IP アドレスです。 このプロパティは必須です。

in_netmask

IP

in_ip が存在するネットワーク用のネットマスク。 デフォルト: 255.255.255.0

in_gateway

IP

トラフィックをルーティングするために使用される IP ゲートウェイのアドレス。 MGT が実行されている IP ネットワーク外のホストから MGT アプリケーションにアクセスするために、このプロパティを指定する必要があります(つまり、ほとんどの場合)。 無効にするには、0.0.0.0 を使用します。 デフォルト: 0.0.0.0

in_allowed_hosts

文字列

接続できるホストまたはサブネットのリスト。 スペースまたはカンマで複数のエントリを区切ります。 サポートされている形式の例: 192.168.1.2 192.168.1.0/24 192.168.2.0/255.255.255.0. デフォルト: 0.0.0.0/0(すべて許可)

out_ip

IP

MGT アプリケーションのパブリック インターフェースの IP アドレス。 このプロパティは必須です。

out_netmask

IP

MGT アプリケーションのパブリック インターフェースのネットマスク。 デフォルト: 255.255.255.0

out_gateway

IP

パブリック インターフェース用のデフォルト ネットワーク ゲートウェイ。 このプロパティは必須です。

dns1

IP

ホスト名解決のための DNS サーバの IP アドレス。 メータリング サーバ名を解決するために使用されます。 このプロパティは必須です。

dns2

IP

ホスト名解決のためのバックアップ DNS サーバの IP アドレス。 メータリング サーバ名を解決するために使用されます。 デフォルト: 0.0.0.0

datacenter_name

文字列

お客様のデータセンター名。 このプロパティは必須です。

account_name

文字列

お客様のアカウント名。 このプロパティは必須です。

account_pub_key

文字列

お客様の公開 SSH キー。 このプロパティは必須です。

report_hour

整数

MGT が 3Tera のメータリング システムにその測定データをレポートする予定の時間。 0 ~ 23 の値を使用できます。 デフォルトは 12(正午)です。

retention_days

整数

MGT が アーカイブされた測定データを保持する日数。 その日数が経過すると、測定データは永続的に削除されます。ただし、3Tera の測定システムに正常にレポートされている必要があります。 0 に設定されている場合、保持されない測定データはありません。3Tera の測定システムに正常にレポートされると、永続的に削除されます。 デフォルトは 30 です。

in_ip および out_ip プロパティで設定される IP アドレスは、AppLogic グリッドで利用可能な IP アドレスである必要があります。 グリッドのダッシュボード上で、ネットマスク、ゲートウェイおよび DNS サーバと一緒に、それらを検索することができます。 3tera は AppLogic がこれらのアドレスを自動的に提供できるように動作します。

リソース

リソース

最小

最大

デフォルト

CPU

0.3

28

1.3

メモリ

320M

40GB

896MB

帯域幅

4Mbps

8 Gbps

900 Mbps

ユーザ ボリューム

アプリケーションは、MGT にレポートするグリッドから受信された測定データを格納して保持するための単一のデータ ボリュームを使用します。 データ ボリュームはアプリケーションの一部で、それを使用するアプライアンス インスタンスにすでに設定されています。 ただし、その測定データを MGT にレポートするすべてのグリッド用に少なくとも 30 日分のボリュームを保持できるように、アプリケーションを初めて起動する前に、ボリュームのサイズを変更する必要があります(グリッド当たり約 4 MB)。

このセクションには、以下のトピックが含まれています。

メータリング ゲートウェイ アプリケーションの操作

MGT 実装詳細