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input および output エンティティ

これらのエンティティは、コンポーネントの端子を定義します。端子は、同じアプリケーション内の他のコンポーネントとの接続に使用されるネットワーク インターフェースです。 端子は特別な種類のネットワーク インターフェースです。1 つの特定のプロトコルおよび一方向のみに使用されます。ここでいう方向とは、データではなく制御のフローのことです。つまり、出力端子はプロトコル クライアントによって使用されるインターフェースで、入力端子はサーバ用です。 端子エンティティがあると、この端子が使用される接続のリモート側に解決されるホスト名が自動的に定義されます。 端子エンティティには以下の属性があります。

protocol

この端子用のネットワーク プロトコル フィルタの名前です。 プロトコル名は、事前定義済みプロトコル(たとえば http、nfs など)またはカスタム プロトコル(アプリケーションのパッケージ記述子にフィルタするルールを定義)のいずれかになります。 この属性は各入力または出力に対して存在する必要があります。 端子にプロトコル制御が必要とされない場合、protocol=any を使用します。

mandatory

指定された場合、このバイナリ属性は、端子を必ず接続する必要があることを意味します。 このような必須端子が接続しないままになっていると、そのコンポーネントが含まれるアセンブリにおいてコンパイル エラーがトリガされます。

gateway

(出力のみ) - 指定された場合、端子がコンポーネントのデフォルト ゲートウェイとして特定されます。 ゲートウェイ出力は、リモート側での単一入力への接続用にプログラムされる代わりに、ローカル ネットワークの外側のすべての接続が通過するインターフェースとして設定されます。 アセンブリで接続された場合、接続のリモートの終端が IP ルーティング テーブル内のデフォルト ゲートウェイになり、DNS サーバとしてもプログラムされます。 通常、ゲートウェイ端子は、DNS 転送(またはキャッシュ)あるいは同様のもので NAT ルータに接続されます。

alias

出力端子には alias 属性も指定できます。これは、接続のリモート側が認識される追加のホスト名を定義します(これ以外に、端子名は hosts ファイルに常に追加されます)。