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MYSQL5 - MySQL データベース アプライアンス

MYSQL5、MYSQL64: MySQL データベース アプライアンス

早見表

カタログ

システム

カテゴリ

データベース アプライアンス

ユーザ ボリューム

yes

最小 メモリ

160 MB

OS

Linux

制約

なし

質問/コメント

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機能の概要

重要: CA AppLogic 2.8+ では MYSQL64 を使用できません。代わりに MYSQLR64 を使用してください。

MYSQL は、MySQL データベース エンジン(http://www.mysql.org)に基づいたデータベース アプライアンスです。 任意のアプリケーションにデータベースを簡単に追加できる方法を提供します。

MYSQL は、各 MYSQL インスタンス上で設定できるアプリケーション定義ボリューム上にデータベースを格納します。 空のボリューム上で起動されると、MYSQL は自動的に空のデータベースを作成します。

名前

最新バージョン

OS

MySQL

MYSQL5

2.0.3-1

CentOS 5.5

5.5.8

リソース

リソース

最小

最大

デフォルト

CPU

0.10

16

0.40

メモリ

160 MB

32 G

512 MB

帯域幅

1 Mbps

2 Gbps

250 Mbps

端子

名前

方向

プロトコル

説明

in

in

MYSQL

MySQL データベース リクエストを受信します。

log

out

CIFS

エラー ログを格納するためのネットワーク ファイル システム。 使用しない場合、この端子は未接続のままにできます。

mon

out

CCE

パフォーマンスとリソースの使用状況統計を送信します。 この端子は未接続のままにできます。

デフォルト インターフェースは有効です。 診断およびトラブルシューティング(SSH を介して)用です。 このアプライアンスの将来のバージョンでは SSH アクセスが無効になる可能性があります。

ユーザ ボリューム

ボリューム

説明

data

データベース データ ストレージ用のボリューム。

データ ボリュームは、オプションで最上位のディレクトリに my.cnf ファイルを含めることができます。このファイルには MYSQL 設定オプションが含まれます。 詳細については、「カスタム設定」セクションを参照してください。 この機能は MYSQL5/64 1.3.3 以降で利用可能です。

重要: データ ボリュームは MYSQL インスタンスに排他的に使用する必要があります(他のアプライアンスと共有できない)。

プロパティ

プロパティ名

タイプ

説明

auto_create

整数

データベースが存在しない場合、データベースを作成するべきかどうかを決めます。 有効な値である 1 では、作成され、0 では自動作成が行われません(ボリュームが壊れている場合の不意の上書きを防止)。 「0」に設定し、ユーザ ボリュームにデータベースが存在しない場合、アプライアンスはメンテナンス モード(MySQL デーモンを起動しない)で起動します。 デフォルトは 1 です。

error_log_filename

文字列

ログ ファイル システム(たとえば/mysql_logs/my.log)を基準にしたエラー ログ ファイルの完全修飾ファイル名。 「empty」の場合、エラー ログ記録は無効になります。 デフォルト: (空)

error_log_level

文字列

エラー ロギング レベル。 可能な値は、error logs only errors、warn logs both warnings and errors です。 このプロパティは、大文字と小文字を区別しません。 デフォルト: error

timezone

文字列

アプライアンスで使用されるタイムゾーンを指定します。 このプロパティが空の場合、タイムゾーンは変更されず、現状のものが使用されます。 サポートされているタイムゾーンのリストはここで参照できます。 デフォルト: empty

重要:

カスタム設定

この機能は MYSQLR 1.3.3 以降で利用可能です。

MYSQL5/64 では、カスタム MYSQL 設定ファイルを使用できます。このファイルで、追加の設定オプションを提供するか、または /etc/my.cnf に指定された既存の設定を上書きすることができます。

カスタム設定を使用するには、my.cnf という名前のファイルを作成して、データ ボリュームの最上位ディレクトリに置きます。 ファイルの形式は Web サイトで説明されている MYSQL オプション ファイル構文に従う必要があります。

たとえば、InnoDB を使用する場合に、MYSQL5/64 を調整して、パフォーマンスを向上させるには、次の例を使用できます(デフォルト MYSQL5/64 設定は MyISAM 用に最適化されています)。 この例は 512M のメモリ(MYSQL5/64 のデフォルト)を使用することを前提にしています。

[mysqld]
# Shrink down MyISAM buffers
key_buffer=512K
myisam_sort_buffer_size=512K

# Make InnoDB the default storage engine (optional)
default-storage-engine = INNODB

# Set InnoDB buffer size
innodb_buffer_pool_size=350M
innodb_log_file_size=128M
innodb_log_buffer_size=4M
innodb_thread_concurrency=8

# If you do not have too many tables use this option, 
so you will not have uncontrolled innodb main tablespace growth which you cannot reclaim.
innodb_file_per_table=1
カスタム カウンタ

MYSQL アプライアンスは mon 端子を介して以下のカスタム カウンタをレポートします。

以下のカウンタは MySql カウンタ グループに属します。

カウンタ名

説明

Aborted Clients

サーバによって中断されたクライアントの数

Aborted Connections

サーバによって中断された接続の数

Bytes Received

受信したバイト数

Bytes Sent

送信したバイト数

Total Connections

接続数

Questions

呼び出しの合計数

Slow Queries

遅いクエリの数

Threads Created

作成されたスレッドの数

Threads Connected

接続されたスレッドの数

Threads Running

実行中のスレッドの数

Max Used Connections

使用された接続の最大数

Open Files

開いているファイルの数

Admin Commands

admin コマンドの数

Alter Table Commands

alter table テーブル コマンドの数

Analyze Commands

analyze コマンドの数

Backup Table Commands

backup table コマンドの数

Change DB Commands

Change DB コマンドの数

Change Master Commands

Change Master コマンドの数

Check Commands

check コマンドの数

Commit Commands

commit コマンドの数

Create DB Commands

create DB コマンドの数

Create Function Commands

create function コマンドの数

Create Index Commands

create index コマンドの数

Create Table Commands

create table コマンドの数

Delete Commands

delete コマンドの数

Drop DB Commands

drop DB コマンドの数

Drop Function Commands

drop function コマンドの数

Drop Index Commands

drop index コマンドの数

Drop Table Commands

drop table コマンドの数

Flush Commands

flush コマンドの数

Grant Commands

grant コマンドの数

Insert Commands

insert コマンドの数

Insert Select Commands

insert select コマンドの数

Kill Commands

kill コマンドの数

Load Commands

load コマンドの数

Load Master Table Commands

load master table コマンドの数

Lock Tables Commands

lock tables コマンドの数

Optimize Commands

optimize コマンドの数

Purge Commands

purge コマンドの数

Rename Table Commands

rename table コマンドの数

Repair Commands

repair コマンドの数

Replace Commands

replace コマンドの数

Replace Select Commands

replace select コマンドの数

Reset Commands

reset コマンドの数

Restore Table Commands

restore table コマンドの数

Revoke Commands

revoke コマンドの数

Rollback Commands

rollback コマンドの数

Select Commands

select コマンドの数

Set Option Commands

set option コマンドの数

Truncate Commands

truncate コマンドの数

Unlock Tables Commands

unlock tables コマンドの数

Update Commands

update コマンドの数

エラー メッセージ

アプライアンスが開始に失敗すると、以下のメッセージが、アプライアンスのログ ファイルまたはグリッド コントローラのシステム ログのいずれかに表示される場合があります。

シンプルな 2 層アプリケーション

使用中のアプライアンス:

クライアント リクエストが in1 ゲートウェイに到達します。 ゲートウェイが web1 サーバにリクエストを転送し、この web1 サーバがリクエストを提供します。 web1 上のスクリプト(Perl や PHP など)が永続データにアクセスする必要がある場合、web1 サーバの out 端子を介して、db1 アプライアンスを使用します。 db1 アプライアンスはログによってエクスポーズされた共有のルート ディレクトリ内にログ ファイルを格納するように設定されています。

ブラウザを使用して、管理者は admin ゲートウェイに接続して、 mysql ログ ファイルを表示します。 admin ゲートウェイは logs NAS アプライアンスにリクエストを転送します。

プロパティ設定の例:

プロパティ名

ノート

auto_create

1

ボリュームが空の場合は、データベースを作成します。

error_log_filename

/my.log

logs データ ボリューム上に格納されるエラー ログ ファイルの名前。

error_log_level

error

エラー ログ レベル

注: データ ボリュームも db1 アプライアンスおよび logs アプライアンス上に設定する必要があります。 ここで使用できるアプリケーション ボリュームを作成するには、「グリッド ユーザ ガイド」を参照してください。

拡張性のある 2 層アプリケーション

下の図は、複数の、負荷分散 Web サーバ間の状態およびデータを共有するために、データベースが使用される、2 層 Web アプリケーションでの mysql アプライアンスの標準的な使い方を示しています。 さらに、この例には、管理者がデータベースにログインしてメンテナンスできるメンテナンス用の個別の入力および管理者が mysql エラー ログにログインして表示することができる入力があります。

拡張性のある 2 層アプリケーション

使用中のアプライアンス:

クライアント リクエストは user ゲートウェイに到達します。 ゲートウェイは Web ロード バランサにリクエストを転送し、Web ロード バランサは web1 と web2 のいずれかの Web サーバにリクエストを伝えます。 Web サーバは db データベースにアクセスします。

db データベースは log 端子を介して logs アプライアンスにそのエラー ログを書き込みます。 さらに、管理者は log ゲートウェイを介して logs アプライアンスにログインして、データベース エラー ログ ファイルを表示できます。

また、管理者は SSH 経由で maint ゲートウェイを介して、admin サーバにログインできます。 admin サーバから、管理者は、統計またはデータベース スキーマの変更のために db データベースにアクセスできます。 admin サーバは、たとえば、より新しいバージョンのライブラリやデータベース スキーマをダウンロードするために、gway ゲートウェイを介してインターネットにアクセスできます。

プロパティ設定の例:

プロパティ名

ノート

auto_create

1

ボリュームが空の場合は、データベースを作成します。

error_log_filename

/my.log

logs データ ボリューム上に格納されるエラー ログ ファイルの名前。

error_log_level

error

エラー ログ レベル

注: db アプライアンス上にデータ ボリュームも設定する必要があり、logs アプライアンス上にコンテンツ ボリュームも設定する必要があります。

maint、admin、gway および log アプライアンスは 2 層アプリケーションの操作に必要ありません。 admin サーバが存在する場合、admin サーバにデータベースのスクラブ、電子メールの送信などのためのクローン ジョブがある場合があります。

ノート

アプライアンス内で使用されるオープン ソース/サードパーティ ソフトウェア

MYSQL5 は、ベース クラス LUX5 で使用されるサードパーティのオープン ソース パッケージに加えて、以下のサードパーティのオープン ソース パッケージを使用します。

ソフトウェア

バージョン

変更

ライセンス

ノート

libaio

0.3.106-5

いいえ

LGPLv2.1

該当なし

MySQL-client

5.5.8-1

いいえ

GPLv2

該当なし

MySQL-server

5.5.8-1

いいえ

GPLv2

該当なし

MySQL-shared-compat

5.5.8-1

いいえ

GPLv2

該当なし

perl

5.12.2-1

いいえ

Artistic

該当なし

perl-DBD-MySQL

3.0007-2

いいえ

Artistic

該当なし

Perl-DBD-SQLite

1.29-1

いいえ

Artistic

該当なし

perl-DBI

1.615-1

いいえ

Artistic

該当なし

perl-DBIx-Simple

1.32-1

いいえ

Artistic

該当なし

samba-client

3.0.33-3.29

いいえ

GPLv2

該当なし

samba-common

3.0.33-3.29

いいえ

GPLv2

該当なし

libsmbclient

3.0.33-3.29

いいえ

GPLv2

該当なし