CA AppLogic 2.7 以上でのボリュームの自動修復機能では、構成可能なさまざまな設定が提供されます。主に、さまざまな操作の頻度に関する設定です。 設定の格納先は、グリッド コントローラの volume_maintenance セクション下の /etc/applogic/applogic.conf です。 設定を変更するには、適切な値を使って applogic.conf を更新し、ボリューム メンテナンス デーモンを再起動します。 デーモンを再起動するには、グリッド管理者として以下のコマンドをグリッド コントローラ上で実行します(ボリューム メンテナンス デーモンはいつでも再起動でき、実行中のアプリケーションまたはボリューム修復に影響することはありません)。
/usr/local/applogic/bin/3tvolmaintd_init restart
構成可能なすべての設定を以下の表に示します(時間はすべて秒単位です)。
設定 |
デフォルト |
最小 |
最大 |
説明 |
sync_interval |
21600 |
300 |
86400 |
修復デーモンが CA AppLogic に対してグリッド上の劣化したボリュームのリストを問い合わせる頻度。 |
repair_interval |
1800 |
20 |
3600 |
修復デーモンが劣化したボリュームの内部リストを処理する頻度。 |
srv_repair_tout |
14400 |
300 |
86400 |
修復に必要なサーバが利用可能になるまでのタイムアウト。これを経過すると、代替サーバ上でボリューム修復が開始されます。 |
snooze_max |
86400 |
3600 |
2147483647 |
ボリューム修復の最大の一時停止時間。 この設定は変更しないことをお勧めします。長い間ボリューム修復を一時停止できてしまうので、データの損失につながる可能性があるからです(ボリュームが修復されない可能性があります)。 |
snooze_default |
3600 |
60 |
86400 |
vol repair --suspend コマンド ラインで何のオプションも指定されない場合の、ボリューム修復のデフォルトの一時停止時間。 この設定は変更しないことをお勧めします。長い間ボリューム修復を一時停止できてしまうので、データの損失につながる可能性があるからです(ボリュームが修復されない可能性があります)。 |
repair_history_span |
86400 |
3600 |
604800 |
ボリューム修復の履歴データを保持する時間の長さ。 |
repair_failure_max |
3 のインストール |
1 |
10 |
(翌日まで)修復が再開されないようにする最後の repair_failure_period 秒内における、特定ボリュームでのボリューム修復失敗の最大回数。 |
repair_failure_period |
86400 |
3600 |
604800 |
(翌日まで)修復が開始されないようにするために repair_failure_max 障害が発生する必要がある期間。 |
sync_init_delay |
300 |
0 |
86400 |
グリッド コントローラが起動し、3tvolmaintd が開始された後、3tvolmaintd が CA AppLogic に対してグリッド上の劣化したボリュームのリストを問い合わせるまでの遅延時間。 劣化したボリュームのリストを 3tvolmantd が CA AppLogic から取得するまで、ボリューム修復は自動的には開始されません。 ただし、vol check コマンドを使えば、劣化したボリュームのリストを 3tvolmaintd が問い合わせるように手動でトリガできます。 また、ボリューム修復は vol repair コマンドを使っても開始できます。 |
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