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概要

アセンブリ記述子には、1 つのアセンブリ エンティティが含まれ、複数のコンポーネント(シンプルなコンポーネントまたは他のアセンブリ)から構成される新しいコンポーネントを定義します。 インスタンス化可能なコンポーネント(カタログ内にすべて存在)のみで構成されるアセンブリは、それ自体がインスタンス化可能であると見なされます。 シングルトン コンポーネントがアセンブリ内に含まれている場合、アセンブリ自身がシングルトンであり、カタログに移動させることはできません。

アセンブリ記述子には以下の構造があります。

assembly sname
   { 
   .category = text
   .description = " text " 
   .console = " subord-name " 

   input  sname
   output  sname
   ... 

   property  sname &nbsp[ : dflt = value ] 
   property  sname &nbsp[ : mandatory ] 
   ... 
   volume sname

   subordinate  sname
      { 
       .class = clsname
        attr = val
       ... 
      } 

   connections 
      [ 
       sub-name . trm-name => sub-name . trm-name
      .... 
      ] 
   visual 
      { 
      ... 
      } 
   } 

以下の属性は、アセンブリにのみ定義されます。シンプルなコンポーネントには使用されません。

.console

下位コンポーネントの名前で、このアセンブリのデフォルト ログイン ターゲットとして機能します。 これにより、シンプルなコンポーネントと同様に動作するアセンブリを定義できます。つまり、ログイン コンソールがサポートされるシンプル コンポーネントと同じ方法でアセンブリでもログイン リクエストに対応することが可能になります。 すべてのコンポーネントにログイン コンソールが必要とされるわけではないため(OS およびインストールされたソフトウェアによります)、アセンブリで必ず必要になるわけではありません。 アセンブリでログイン コンソールを必要としない場合、またはログイン コンソールとして機能するコンポーネントが含まれていない場合は、この属性を省略するか、空の文字列に設定することができます。 特別な例外として、空の文字列を明示的に指定する代わりに、この属性が省略された場合、アセンブリに下位コンポーネントが 1 つしか含まれていなければ、この下位コンポーネントがデフォルト ログイン ターゲットであると見なされます。 .console 属性によって指定された下位コンポーネント(または 1 つしかないためデフォルトでそのように見なされた下位コンポーネント)は、それ自体がアセンブリになる場合があります。
コンソール ログインをサポートしない下位コンポーネントを指定してもエラーにはなりません(コンソールを持たないコンポーネントであるか、または .console が空に設定されたアセンブリであるため)。ただし、そのように設定した場合は、そのアセンブリでコンソール ログインがサポートされません。

以下の属性がアセンブリに定義されます。シンプルなコンポーネントで使用された場合と同じ意味を持ちます。

.category

コンポーネントが属する一般的なカテゴリを定義する任意の文字列。 ADL 構文で使用可能ですが、解釈はされることはありません。 これは、CA AppLogic の視覚的ツールで、コンポーネントをコンポーネント ライブラリ(カタログ)に整理する目的で使用されます。

.description

コンポーネントの簡単な説明。 .category と同様、この属性の値は任意で、記述目的でのみ使用されます。

アセンブリでのエンティティの順序は重要ではありません。すべてのサブエンティティは必須ではありませんが、アセンブリには少なくとも 1 つの下位エンティティが必要です。

以下は 'assembly' エンティティのサマリで、続くセクションでそれぞれについて詳細に説明されています。

input、output

これらのサブエンティティはアセンブリの端子を定義します。

property

アセンブリのプロパティを定義します。 各プロパティは下位のコンポーネントの少なくとも 1 つのプロパティに接続されている必要があります。「下位エンティティ」を参照してください。

volume

アセンブリのプロパティを定義します(プロパティ エンティティと同様)。

subordinate

アセンブリ内の下位コンポーネントを定義します。

connections

アセンブリの接続テーブルを定義します。 これは配列エンティティです、それぞれの要素は 1 つの接続に対応します。

visual

視覚表示データ。 ADL は、このエンティティの内容を定義しません。 その目的は、GUI エディタで、アセンブリがエディタのウィンドウで表示される方法に関連する情報を格納することです(色、アイコンの形、端子のレイアウト、下位コンポーネントのレイアウト、接続のルート、など)。
このエンティティの内容は、UDL の一般的な構文ルールに準拠している必要があります(ルールについては、このドキュメントの前述の「すべての記述子に適用される構文ルール」を参照)。 また、詳細については、UDL の仕様を参照してください。