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アプライアンスの構造

CA AppLogic では、アプライアンスを構造にまとめることにより、高度なアプリケーション機能を実行できます。 必要なすべてのアプライアンス クラスがすでに存在する場合、構造を作成するには以下の 3 つの一般的な手順が必要です。

上記の図は、アプライアンスの構造として実装された共有ファイル ストレージを示しています。 この構造は、同じ APP クラスのインスタンスである app1 および app2 という 2 台のアプリケーション サーバと、NAS クラスの NAS(Network Attached Storage、ネットワーク接続ストレージ)アプライアンスである nas1 で構成されます。 この 2 台のアプリケーション サーバの出力は、nas1 ボックスの入力 cifs に接続されています。 この NAS アプライアンスには、(app1 と app2 のストレージ需要を満たすのに十分な)適切なサイズのボリュームが設定されています。 各アプライアンスには、必要に応じて追加のプロパティと属性が設定されています。

CA AppLogic では、構造に含まれるインスタンスのセット、各インスタンスの設定パラメータ、および各インスタンスの端子間の接続を捕捉することにより、仮想アプライアンスの任意に複雑な構造を一定の方法で簡単に記述できます。 これにより、CA AppLogic では複雑な構造も自動的にインスタンス化できます。そのためには、まず構造の記述を解釈し、アプライアンスをインスタンス化し、それを指定された値で設定し、アプライアンス同士が対話するための仮想ワイヤを確立します。