前のトピック: Windows 上の CA Strong Authentication をアップグレードする方法次のトピック: アップグレードの準備


アップグレード前のタスクの実行

このセクションでは、アップグレード前に実行する手順について説明します。

重要: CA Strong Authentication が分散システムに展開されている場合は、CA Strong Authentication サーバがインストールされているシステムでアップグレードを実行します。

次の手順に従ってください:

  1. 以下のサーバをシャットダウンします。
  2. システムに JDK がインストールされていることを確認します。 JDK のバージョンについては、「プラットフォーム サポート マトリックス」を参照してください。
  3. アップグレード プロセスの間、データベースが利用可能であることを確認します。
  4. アップグレードを実行するデータベースでレプリケーションが設定されていないことを確認します。 アップグレードの前にデータベース レプリケーションを無効にします。
  5. 新しいディレクトリに既存の ARCOT_HOME ディレクトリの内容をコピーします。

    注: ここでは、ARCOT_HOME は、既存の CA Strong Authentication のインストールで作成されたディレクトリ構造全体を含むベース ディレクトリを指します。 通常、リリース 6.0 より前のリリースでは、ARCOT_HOME は <install_location>\Common Files\Arcot Shared\ を指します。 リリース 6.x 以降は、ARCOT_HOME は <install location>\Arcot Systems を指します。

    新しいディレクトリに %ARCOT_HOME% のすべての内容をコピーします。 このディレクトリは ARCOT_HOME_BACKUP として参照されます。

  6. テキスト エディタで %ARCOT_HOME%\conf\arcotcommon.ini ファイルを開き、以下の手順に従います。
    1. プライマリ データベースの詳細が正しいことを確認します。 アップグレード ツールは、このファイルに設定されているデータベースを使用します。
    2. バックアップ データベースを設定している場合は、以下のプロパティがある行をコメントアウトして、バックアップ データベースを無効にします。 これらのプロパティは、arcotcommon.ini ファイルの arcot\db\backupdb セクションにあります。
    1. 現在のバージョンが 6.2.9 である場合は、arcotcommon.ini ファイルに以下のセクションを含めます。
    1. arcotcommon.ini ファイルを保存して閉じます。
  7. IBM DB2 でリリース 6.0 からアップグレードする場合は、SYSTEM TEMPORARY テーブルスペースのページ サイズを 16K 以上に設定します。 詳細については、データベース ベンダーのドキュメントを参照してください。
  8. CA Strong Authentication スキーマを含むデータベースをバックアップします。
  9. DBA に相談して、データベース ボリューム要件に応じてデータベースを設定します。
  10. CA Strong Authentication をアップグレードするための十分なデータベース権限があることを確認します。
  11. 以前のリリースから LDAP リポジトリにユーザの詳細を保存している場合は、LDAP サーバがアップグレード プロセスの間、利用可能であることを確認します。
  12. %ARCOT_HOME% 環境変数が、CA Strong Authentication がインストールされているディレクトリに設定されていることを確認します。
  13. この CA Strong Authentication インストールにプラグインを登録している場合は、CA Strong Authentication スタートアップ ログを保存します。 このファイルは %ARCOT_HOME%\logs\ ディレクトリにあり、プラグインの詳細が含まれています。 アップグレード後、プラグインを再コンパイルします。