この章では、CA Auth ID OTP を使用してユーザを認証するためのクライアント アプリケーションを作成するために使用できる CA Auth ID OTP ソフトウェア開発キット(SDK)について説明します。 この SDK を使用して最もよく実行されるタスクは、ユーザのデバイスへの CA Auth ID OTP アカウントのプロビジョニング、およびパスコードの生成です。 SDK を使用して実行できるその他のタスクには、CA Auth ID OTP PIN のリセット、デフォルトの場所からのアカウントの取得と削除、任意の場所へのアカウントの格納、任意のデバイス パラメータを使用したアカウントのデバイス ロック、およびライブラリのバージョンの確認があります。
この章では、上記のさまざまなタスクに使用するインターフェースおよびクラスを紹介した後に、その詳しい使用方法について説明します。
CA Auth ID OTP 認証を実行するには、CA Auth ID OTP 情報が含まれるユーザのアカウントを作成し、ユーザのデバイスにそれを保存する必要があります。 「CA Auth ID OTP アカウントのプロビジョニング」では、CA Auth ID OTP アカウントを作成するために使用する必要のある OTP クラスの provisionRequest() メソッドについて説明します。
アカウントがプロビジョニングされた後、それをユーザのデバイスに格納する必要があります。 「任意のストレージ メディアの選択」では、アカウントの格納について説明します。 「メモリへのアカウントの格納」では、保存場所としてメモリを使用するサンプル実装について説明します。
CA Auth ID OTP 認証を実行するには、ユーザは、まず認証時に必要となるパスコードを生成する必要があります。 「パスコードの生成」では、パスコードを生成するために使用する必要のある OTP クラスの generateOTP() メソッドについて説明します。
「CA Auth ID OTP PIN のリセット」では、ユーザの CA Auth ID OTP PIN を変更するために使用できる OTP クラスの resetPin メソッドについて説明します。
「アカウントの管理」では、デフォルトの場所に格納されている CA Auth ID OTP アカウントの読み取りおよび削除を行うために使用する必要のある OTP クラスのメソッドについて説明します。
使用するデバイスに応じて、CA Auth ID OTP ライブラリは、アカウントをデバイスにロックするためのデフォルトのパラメータをサポートしています。 任意のデバイス パラメータを使用してアカウントをデバイスにロックする場合は、「デバイス ロック」の説明に従って DeviceLock インターフェースを実装します。
「CA Auth ID OTP アカウントの詳細の読み取り」では、アカウントの一意の識別子、アカウントが使用されたときのタイムスタンプ、アカウントが使用された回数、アカウントのフレンドリ名などの CA Auth ID OTP の詳細を保持する OTP クラス フィールドについて説明します。 また、追加の CA Auth ID OTP 属性を設定および取得するために使用するクラスについて説明します。
「クライアントとサーバの同期」では、syncRequest() メソッドを使用して同期リクエストを作成し、サーバに送信する方法について説明します。
「ライブラリのバージョンの確認」では、CA Auth ID OTP SDK のバージョンを確認するための OTP クラスの getVersion() メソッドについて説明します。
「CA Auth ID OTP の変換」では、CA Auth ID OTP を文字列に変換してアカウント オブジェクトに戻すための provisionRequest() メソッドと callback() メソッドについて説明します。
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