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アプリケーション サーバへのデータベース アクセス ファイルのコピー
UDS および管理コンソールでは、CA Risk Authentication データベースに安全にアクセスするために以下のファイルを使用します。
そのため、CA Risk Authentication コンポーネントを展開したアプリケーション サーバ上の適切な場所にこれらのファイルをコピーします。 以下のサブセクションで、以下のサーバ用ファイルのコピーについて説明します。
Apache Tomcat
次の手順に従ってください:
- arcot-crypto-util.jar を <Tomcat_JAVA_HOME>\jre\lib\ext\ にコピーします。
- <Tomcat_JAVA_HOME>
-
Apache Tomcat インスタンスによって使用される JAVA_HOME を指定します。
- ArcotAccessKeyProvider.so を以下のいずれかの場所にコピーします。
- Solaris の場合: Tomcat_JAVA_HOME/jre/bin/
- RHEL の場合: Tomcat_JAVA_HOME/jre/bin/
- libArcotAccessKeyProvider.so ファイルがコピーされるディレクトリに LD_LIBRARY_PATH を設定しエクスポートします。
- アプリケーション サーバを再起動します。
IBM WebSphere
次の手順に従ってください:
- WebSphere Administration Console にログインします。
- [Environment]-[Shared Libraries]をクリックします。
- [Scope]ドロップダウンから、有効な可視性範囲を選択します。 アプリケーションを展開するターゲット サーバまたはノードを含めます。
- [新規]をクリックします。
- 名前を入力します。
例: ArcotJNI
- クラスパスを入力します。
このパスは、arcot-crypto-util.jar ファイルが存在し、ファイル名も含まれる場所を指している必要があります。
例:install_location/arcot/java/lib/arcot-crypto-util.jar
- JNI ライブラリ パスを入力します。
このパスは、ArcotAccessKeyProvider.dll ファイルが存在する場所を指している必要があります。
- [適用]をクリックします。
- サーバレベルのクラス ローダを設定します。
- [Servers]-[Server Types]-[WebSphere Application Servers]に移動します。
- [Application Servers]で、サーバの設定ページにアクセスします。
- [Java and Process Management]を選択します。 [Class Loader]を選択します。
- [New]を選択します。
- デフォルトの[Classes loaded with parent class loader first]を選択して、[OK]をクリックします。
- 自動生成されたクラス ローダ ID を選択します。
- [Shared Library References]を選択します。
- [Add]を選択し、[ArcotJNI]を選択します。 [適用]をクリックします。
- 変更を保存します。
- ArcotAccessKeyProvider.so を以下のいずれかの場所にコピーします。
- Solaris の場合: WebSphere_JAVA_HOME/jre/bin/
- RHEL の場合: WebSphere_JAVA_HOME/jre/bin/
ここで、<WebSphere_JAVA_HOME> は、IBM WebSphere インスタンスによって使用される JAVA_HOME を表します。
- アプリケーション サーバを再起動します。
Oracle WebLogic
次の手順に従ってください:
- ArcotAccessKeyProvider.so を以下のいずれかの場所にコピーします。
- Solaris の場合: WebLogic_JAVA_HOME/jre/bin/
- RHEL の場合: WebLogic_JAVA_HOME/jre/bin
ここで、<Weblogic_JAVA_HOME> は、Oracle WebLogic インスタンスによって使用される JAVA_HOME を表します。
- arcot-crypto-util.jar を <WebLogic_JAVA_HOME>\jre\lib\ext\ にコピーします。
注: 必ず WebLogic によって使用される適切な <JAVA_HOME> を使用してください。
- WebLogic Administration Console にログインします。
- [Deployments]に移動します。
- [Lock and Edit]オプションを有効にします。
- [Install]を選択します。 arcot-crypto-util.jar ファイルがあるディレクトリに移動します。
- Enter キーを押します。
- Enter キーを押して、[Summary]ページを表示します。
- [完了]を選択します。
- 変更を有効にします。
- libArcotAccessKeyProvider.so ファイルがコピーされるディレクトリに LD_LIBRARY_PATH を設定しエクスポートします。
- アプリケーション サーバを再起動します。
JBoss アプリケーション サーバ
次の手順に従ってください:
- 以下に対して libArcotAccessKeyProvider.so をコピーします。
- RHEL の場合: JBoss_JAVA_HOME/jre/bin/
ここで、JBoss_JAVA_HOME は、JBoss アプリケーション サーバ インスタンスによって使用される JAVA_HOME を表します。
- <JBOSS_HOME>\modules\advauth-admin-libs\main\ というフォルダ構造を作成し、<ARCOT_HOME>\java\lib から以下の JAR をこのフォルダにコピーします。
- arcot-crypto-util.jar
- bcprov-jdk15-146.jar
- 同じフォルダ(<JBOSS_HOME>\modules\advauth-admin-libs\main\)内に module.xml という名前で、以下のコードを持つファイルを作成します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<module xmlns="urn:jboss:module:1.1" name="advauth-admin-libs">
<resources>
<resource-root path="arcot-crypto-util.jar"/>
<resource-root path="bcprov-jdk15-146.jar"/>
</resources>
<dependencies>
<module name="javax.api"/>
</dependencies>
</module>
アプリケーション サーバを再起動します。
アプリケーション サーバへの JDBC JAR ファイルのコピー
CA Risk Authentication は、以下の JDBC JAR ファイルをサポート対象のデータベースに必要とします。
- Oracle 10g: Oracle JDBC Driver (10.2.0.1.0)
- Oracle 11g: Oracle JDBC Driver (11.2.0.2.0)
- Microsoft SQL Server: MSSQL JDBC Driver (1.2.2828)
- MySQL: MySQL JDBC Driver (5.1.22)
以下のセクションでは、データベースに必要な JDBC JAR を以下のアプリケーション サーバにコピーするための手順について説明します。
Apache Tomcat
必要な JDBC JAR ファイルをコピーするには、以下の手順に従います。
- <Database_JAR> ファイルをダウンロードした場所に移動します。
- <Database_JAR> ファイルを以下のディレクトリにコピーします。
- Apache Tomcat 5.5.x の場合: <TOMCAT_HOME>\common\lib\
- Apache Tomcat 6.x および 7.x の場合: <TOMCAT_HOME>\lib\
- アプリケーション サーバを再起動します。
IBM WebSphere
必要な JDBC JAR ファイルをコピーするには、以下の手順に従います。
- WebSphere Administration Console にログインします。
- [Environment]-[Shared Libraries]をクリックします。 以下の手順に従います。
- [Scope]リストから、有効な可視性範囲を選択します。 範囲には、アプリケーションを展開するターゲット サーバまたはノードを含める必要があります。
- [新規]をクリックします。
- 名前を入力します(例: JDBCJAR)。
- クラスパスを指定します。
重要: このパスは、<Database_JAR> ファイルが存在し、ファイル名が含まれる場所を指している必要があります。
- [適用]をクリックします。
- サーバ レベルのクラス ローダを設定するには、以下の手順に従います。
- [Servers]-[Server Types]-[WebSphere Application Servers]に移動します。
- [Application Servers]で、設定を行うサーバの設定ページにアクセスします。
- [Java and Process Management]をクリックし、[Class Loader]をクリックします。
- [新規]をクリックします。
- デフォルトの[Classes loaded with parent class loader first]を選択します。
[OK]をクリックします。
- 自動生成されたクラス ローダ ID をクリックします。
- [Shared Library References]をクリックします。
- [Add]をクリックして[JDBCJAR]を選択し、[Apply]をクリックします。
- 変更を保存します。
- アプリケーション サーバを再起動します。
Oracle WebLogic
必要な JDBC JAR ファイルをコピーするには、以下の手順に従います。
注: Oracle データベースを使用している場合、WebLogic はデフォルトで Oracle データベースをサポートしているので、このセクションで説明されている設定を行わないでください。
- <Database_JAR> ファイルを <Weblogic_JAVA_HOME>\lib\ext\ にコピーします。
ここで、<WebLogic_JAVA_HOME> は、Oracle WebLogic インスタンスによって使用される JAVA_HOME を表します。
- WebLogic Administration Console にログインします。
- [Deployments]に移動します。
- [Lock and Edit]オプションを有効にします。
- [Install]をクリックして、必要な <Database_JAR> ファイルが含まれるディレクトリに移動します。
- [Next]をクリックし、[Application Installation Assistant]ページを開きます。
- [Next]をクリックして、[Summary]ページを表示します。
- [完了]をクリックします。
- 変更を有効にします。
- アプリケーション サーバを再起動します。
JBoss アプリケーション サーバ
必要な JDBC JAR ファイルをコピーするには、以下の手順に従います。
次の手順に従ってください:
- このフォルダに <JBOSS_HOME>\modules\advauth-jdbc-driver\main\ というフォルダ構造を作成し、そのフォルダに JDBC Jar ファイルをコピーします。
- <JBOSS_HOME>\modules\advauth-jdbc-driver\main\ に module.xml という名前でファイルを作成します。
- ファイルに、以下のコードを追加します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<module xmlns="urn:jboss:module:1.1" name="advauth-jdbc-driver">
<resources>
<resource-root path="<JDBC Jar Name>"/>
</resources>
<dependencies>
<module name="javax.api"/>
<module name="javax.transaction.api"/>
</dependencies>
</module>
- JDBC Jar ファイル名を指定しているタグで「<JDBC Jar Name>」を編集します。
例: sqljdbc.jar
アプリケーション サーバを再起動します。
Enterprise Archive ファイルの作成
Oracle WebLogic 10.1 で有効
デフォルトで、UDS と管理コンソールを展開するための WAR ファイルが提供されます。 必要に応じて、これらのファイルの形式を Enterprise ARchive (EAR)に変更し、EAR ファイルを展開できます。
UDS と管理コンソールの両方の EAR ファイルを個別に生成できます。または、両方の Web アーカイブを含む単一の EAR ファイルを生成することもできます。
個別の EAR ファイルの生成
以下の手順に従います。
- コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。
- <install_location>\Arcot Systems\tools\common\bundlemanager\ ディレクトリに移動します。
- EAR ファイルを作成するには、以下のコマンドを実行します。
java -jar bundle-manager.jar -ear <filename.ear> -warList <filename.war>
このコマンドによって、以下の場所に個別の EAR ファイルが生成されます。
<install_location>\Arcot Systems\java\webapps\
単一の EAR ファイルの生成
以下の手順を実行します。
- コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。
- <install_location>\Arcot Systems\tools\common\bundlemanager\ ディレクトリに移動します。
- EAR ファイルを作成するには、以下のコマンドを実行します。
java -jar bundle-manager.jar -ear <filename.ear> -warList arcotadmin.war arcotuds.war
このコマンドによって、以下の場所に単一の EAR ファイルが生成されます。
<install_location>\Arcot Systems\java\webapps\
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