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データベース接続プールの有効化
このセクションでは、CA Risk Authentication コンポーネントを展開したアプリケーション サーバに、データベース接続プールをセットアップする手順について説明します。
Apache Tomcat
ここでは、JNDI ベースのデータベース操作用に Apache Tomcat を有効にする手順について説明します。
次の手順に従ってください：
- Apache Tomcat アプリケーション サーバをインストールし、以下の URL を使用してインストールをテストします。
http://localhost:8080/
- <TOMCAT_HOME>/conf/ ディレクトリにある server.xml ファイルを開きます。
- データ ソースの定義に必要な以下の情報を収集します。
- JNDI 名
-
CA Risk Authentication によって使用される JNDI 名を指定します。
重要： この名前は、arcotcommon.ini （java:comp/env/ プレフィックスなし）の AppServerConnection PoolName.N と一致する必要があります。
- ユーザ ID
-
データベース ユーザ ID を指定します。
- Password
-
データベース パスワードを指定します。
- JDBC ドライバ クラス
-
JDBC ドライバ クラス名を指定します。 例： oracle.jdbc.driver.OracleDriver
- JDBC URL
-
データベース サーバ用の JDBC URL を指定します。 たとえば、Oracle ドライバを使用している場合、URL は以下のとおりです。
jdbc:oracle:thin:<server>:<database_port>:<sid>
- 次のエントリを追加して、<GlobalNamingResources> タグ内にデータ ソースを定義します。
<Resource name="SampleDS"
auth="Container"
type="javax.sql.DataSource"
factory="org.apache.tomcat.dbcp.dbcp.BasicDataSourceFactory"
username="<userid>"
password="<password>"
driverClassName="<JDBC driver class>"
url="<jdbc-url>"
maxWait="30000"
maxActive="32"
maxIdle="8"
initialSize="4"
timeBetweenEvictionRunsMillis="300000"
minEvictableIdleTimeMillis="30000"/>
- <TOMCAT_HOME>\conf\ ディレクトリにある context.xml ファイルを開きます。
- <Context> タグ内に以下のエントリを追加してデータ ソースを定義します。
<ResourceLink global="SampleDS" name="SampleDS" type="javax.sql.DataSource"/>
- データベース接続プールを有効にするには、対応するサードパーティ ソースから以下のファイルをダウンロードします。 次に、それらのファイルを以下のディレクトリにコピーします。
<TOMCAT_HOME>\common\lib\ フォルダ（Apache Tomcat 5.x）、または
<TOMCAT_HOME>\lib\ ディレクトリ（Apache Tomcat 6.x および 7.x）
- commons-dbcp-1.2.2.jar
- ojdbc14-10.2.0.1.0.jar（Oracle データベースの場合）
- sqljdbc.jar（MS SQL Server 2005 用 Microsoft JDBC ドライバ バージョン 1.2.2828）
- mysql-connector-java-5.1.22-bin.jar （MySQL データベースの場合）
IBM WebSphere
ここでは、JNDI ベースのデータベース操作用に IBM WebSphere を有効にする手順について説明します。
次の手順に従ってください：
- WebSphere Administration Console にログインします。
- ［Resources］を選択し、［JDBC］ノードを展開します。
- ［JDBC Providers］をクリックします。
- ［Preferences］セクションで［New］をクリックし、使用しているデータベースに基づいて適切な JDBC プロバイダを作成します。
- 以下のタスクを実行して、JDBC プロバイダを作成します。
注： 詳細については、以下のリンクを参照してください。
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/topic/com.ibm.websphere.base.iseries.doc/info/iseries/ae/tdat_ccrtprov.html
- ［Database Type］および［Provider Type］を指定します。
- ［Implementation Type］ドロップダウン リストから［Connection pool data source］を選択します。
- JDBC プロバイダの名前を入力します。 JDBC プロバイダの説明を入力することもできます。
- ［次へ］をクリックします。
- JAR ファイルの絶対パスを入力します。
- ［次へ］をクリックします。
- 入力した情報のサマリを確認したら、［Finish］をクリックして JDBC プロバイダの設定を完了します。
- 手順 5 で作成した JDBC プロバイダの CLASSPATH を設定します。
- ［Resources］を選択し、［JDBC］ノードを展開します。
- ［JDBC Providers］をクリックします。
- 手順 5 で作成した JDBC プロバイダをクリックします。
- JDBC JAR のクラス パスを設定します。
- ［Apply］をクリックして、変更を保存します。
- 以下の手順に従って、データ ソースを作成します。
- ［Resources］に移動し、［JDBC］をクリックします。
- ［JDBC］の［Data Sources］を開き、［New］をクリックします。 データ ソースを作成するには、以下の手順に従います。
- データ ソース名を指定します。
- JNDI 名を指定します。
注： この名前は arcotcommon.ini の AppServerConnection PoolName.N の値と一致する必要があります。
- ［次へ］をクリックします。
- 手順 3 で作成した既存の JDBC プロバイダを選択します。
- ［次へ］をクリックします。
- データベースの種類に応じて、以下の情報を入力します。
- Oracle の場合
JDBC URL の値を指定します。 この URL は以下の形式になります。
jdbc:oracle:thin:@<server>:<oracle_port>:<sid>
［Data store helper class name］を選択します。
- MS SQL Server の場合
jdbc:sqlserver://<server>:<sql_port>;databaseName=<databasename>;selectMethod=cursor
- MySQL の場合
jdbc:mysql://<server>:<port-number>/<database>
- ［次へ］をクリックします。
- ［Next］をクリックして［Summary］画面を確認し、［Finish］をクリックします。
- 手順 8 で作成したデータ ソースをクリックします。
- ［Related Items］セクションで、［JAAS - J2C authentication data］をクリックします。
- ［New］をクリックして新しい認証情報を作成します。
- データベースへの接続に使用されるログイン クレデンシャルを入力し、クレデンシャルを保存します。
- ［Apply］をクリックし、［OK］をクリックして変更内容を保存します。
- ［Data Sources］をクリックし、手順 8 で作成したデータ ソースを選択します。
- ［Security Settings］-［Component-managed authentication alias］で、手順 12 で作成した JAAS 認証情報を選択し、［Apply］-［OK］の順にクリックします。
- ［Data Sources］をクリックし、手順 8 で作成したデータ ソースのチェック ボックスをオンにします。
- ［Test connection］をクリックし、接続が正しく指定されているかどうかを検証します。
注： このテストでは、データベース サーバへの接続のみが確認され、データ ソースの定義が正しいかどうかは必ずしも確認されません。
Oracle WebLogic
このセクションでは、Oracle WebLogic で JNDI ベースのデータベース操作を行うための手順を説明します。
次の手順に従ってください：
- WebLogic Administration Console にログインします。
- まだ［Change Center］の［Lock & Edit］ボタンをクリックしていない場合は、このボタンをクリックします。
- ［Services］-［JDBC］-［Data Sources］の順に移動します。
- ［JDBC］の［Data Sources］を開き、［New］をクリックします。
- 以下の JNDI 情報とデータベース情報を設定します。
- ［Name］を「ArcotDB」に設定します。
注： この名前は arcotcommon.ini の AppServerConnection PoolName.N の値と一致する必要があります。
- ［JNDI Name］を「ArcotDB」に設定します。
- 必要な［Database Type］を選択（Oracle など）。
- 必要な［Database Driver］を選択（Oracle Thin Driver など）。
- ［Next］をクリックし、デフォルト値をそのまま使用して再度［Next］をクリックします。
- 表示される接続プロパティ ページで、データベース接続の詳細を設定します。 たとえば、Oracle には以下の値を使用できます。
- ［Database Name］ = データベース サーバの SID またはサービス名
- ［Host Name］ = データベースのホスト名または IP アドレス
- ［Port］ = 1521、またはデータベース サーバを実行している任意の他のポート
- ［Database User Name］ = データベース接続を作成できるデータベース アカウント ユーザ名
- ［Password］/［Confirm Password］ = 指定されたデータベース ユーザ名のパスワード
- ［次へ］をクリックします。
- ［Test Configuration］をクリックして、指定したデータベース情報を確認します。
- ［Next］をクリックし、WebLogic サーバ インスタンス用の優先データ ソースのターゲット サーバを設定します。
- ［完了］をクリックします。
- ［Change Center］の［Activate］ボタンをクリックして、前の手順で設定したデータ ソースの設定を有効にします。
JBoss アプリケーション サーバ
このセクションでは、JBoss アプリケーション サーバで JNDI ベースのデータベース操作を行うための手順を説明します。
次の手順に従ってください：
- WAR ファイルを展開した場所に移動します。以下に例を示します。
<JBOSS_HOME>\server\default\deploy\
- arcotdatabase-ds.xml というデータ ソース記述子ファイルを作成します。
- arcotdatabase-ds.xml ファイルにデータ ソースを定義するために必要な以下の情報を収集します。
- テキスト エディタで arcotdatabase-ds.xml を開きます。
- 以下の内容を追加します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<datasources>
<local-tx-datasource>
<jndi-name>SampleDS</jndi-name>
<connection-url><jdbcurl></connection-url>
<driver-class><JDBC Driver class></driver-class>
<user-name><database_userid></user-name>
<password><database_password></password>
<exception-sorter-class-name><Exception Sorter Class></exception-sorter-class-name>
</local-tx-datasource>
</datasources>
- ファイルを保存して閉じます。
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