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システム アーキテクチャ

CA Risk Authentication は、単一のシステムにインストールするか、そのコンポーネントを複数のシステムに分散してインストールできます。 ただし、データとトランザクションのセキュリティと整合性を最大限に高めるためには、以下の図に示されている 3 層アーキテクチャを使用します。

ネットワークまたはインターネット用の Web 層の使用

この層は HTML コンテンツで構成され、ネットワークまたはインターネットを介してユーザと直接対話します。

CA AuthMinder ユーティリティ スクリプト(ArcotDeviceDNA.js)は、ユーザのアプリケーションに含める必要があるクライアント側 JavaScript です。 これは、この層に存在する Web サーバによってエンド ユーザのブラウザに提供されます。 このスクリプトによって、以下を実行できます。

注: ユーティリティ スクリプトを使用する方法については、「CA Risk Authentication 開発者ガイド」の「デバイス ID および DeviceDNA の収集」を参照してください。

アプリケーション サーバ用のアプリケーション層

この層は、システム内にあるすべてのアプリケーション サーバ コンポーネント(CA Risk Authentication サーバ、UDS、管理コンソール、CA Risk Authentication SDK など)で構成されます。 以下のリストでは、各サーバ コンポーネントの機能について説明します。

注: この層のコンポーネントをすべて単一のシステムにインストールするか、または複数のシステムに分散できます。

ストレージ用のデータ層

この層は、各トランザクションを分析するために CA Risk Authentication で使用される設定、ユーザ、および履歴データを格納するリレーショナル データベースのインスタンスで構成されます。 また、この層には、ユーザの詳細の格納用に設定したすべてのディレクトリ サーバ(LDAP)も含まれます。

機密ユーザ データの暗号化のためにハードウェア セキュリティ モジュール(HSM)を使用する場合、HSM もこの層の一部となります。