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パラメータ

この API 関数を使用して設定できる属性を以下に示します。属性はすべて文字列型です。

WalletInMemory

WalletInMemory は、yes に設定した場合に ArcotID PKI をメモリのみにダウンロードするようにクライアントに指示し、no に設定した場合にディスク(永続)にダウンロードするように指示する属性です。

注: 古い API が使用されている場合、この属性は、メモリまたはハード ディスクにウォレットを格納するために使用されます。

注: これは非推奨の属性です。StorageType を代わりに使用してください。

StorageType

この属性は、その後にダウンロードされる ArcotID PKI の保存場所を指定します。 また、保存場所を選択するためのユーザ インターフェースも提供されます。 ユーザが MEMORY 以外のオプションを指定する場合、WalletInMemory 属性は非推奨です。

使用可能な値または任意の組み合わせを以下に示します。

CredentialFilter

これは、ArcotID PKI のクエリの実行時、認証時、または ArcotID PKI のその他の使用時に、クライアントがどのように認証情報をフィルタする必要があるかを指定します。 フィルタ条件には、ストレージ メディアや発行元の CA などのパラメータを含めることができます。

認証情報フィルタは、<attribute><operator><value> が含まれる 1 セットの式です。 各式はアンパサンド(&)で区切ります。

たとえば、CertSubject=~OU%3DTesting&storagetype==hd は、ハード ディスクに格納されている ArcotID PKI のうち、OU=Testing という部分文字列が含まれているもののみを表示する認証情報フィルタです。 値の等号(=)は、%3D としてエンコードする必要があります。

4 つのサポートされる演算子があります。

一致の大文字と小文字の区別は <attribute> の大文字と小文字によって制御されます。 すべて小文字である場合、一致では大文字と小文字は区別されません。 そのため、この例の CertSubject の一致では大文字と小文字が区別され、ストレージ タイプの値では大文字と小文字が区別されません。

サポートされている <attribute> の値は以下のとおりです。

以下の特殊文字のいずれかが含まれる場合は、式の値部分を URL エンコードする必要があります。

~、!、=、&、<、>

AID_LOOKUP_MODE

この属性は、クライアントがデータベースでユーザの ArcotID PKI をどのように検索する必要があるかを指定します。 ArcotID PKI は、username、orgname、alias、またはこれらのパラメータの組み合わせを使用して検索されます。

注: ArcotID PKI ユーザ名エイリアスは ArcotID PKI の内部の未署名の属性として格納されます。 これらの未署名の属性の形式は、Alias.<Application Context>=<alias> です。 たとえば、Alias.safebank-online=jdoe-sb のようになります。

以下の検索モードがサポートされています。

DeviceLocking

この属性は、さまざまな方法でデバイス ロック メカニズムを設定します。 有効な属性が指定されていない場合は、デフォルト値の all が使用されます。 2 つ以上の属性を使用する場合は、アンダースコアで区切ります。

この属性に使用可能な値を以下に示します。

ScrambleStyle

この属性は、ArcotID PKI パスワードを入力するために使用される PIN パッドのスクランブルを行いやすくします。 スクランブルする頻度を設定するために使用される値を以下に示します。

ScrambleOrder

この属性は、PIN パッドをスクランブルする順序を定義します。 パスワードがキーボードを使用して入力される場合、または「ScrambleStyle」が Never に設定されている場合は、無視されます。 この属性の値を以下に示します。