このセクションでは、Web ページで ArcotID PKI クライアントを呼び出すプロセスについて説明します。 以下の手順を使用して実装される実用コードのサンプルについては、付録「サンプル ソース コード」を参照してください。
<SCRIPT type="text/javascript" src="arcotclient.js"></SCRIPT>
これは、動的に生成されるコードが挿入される場所を識別します。 呼び出されるクライアントのタイプ(ネイティブ、Java)に応じて、異なるコードが JavaScript で生成される可能性があります。 生成されるコードは、この DIV タグの場所に自動的に挿入されます。
DIV タグには、ArcotIDClient などの一意の識別子を含める必要があります。 この一意の識別子は次の手順で使用されます。
DIV タグは以下のようにコード化されます。
<div id="ArcotIDClient"></div>
var arcotClient;
function initClient() {
arcotClient = new ArcotClient();
arcotClient.setAttribute("clientBaseURL", "client");
arcotClient.write("ArcotIDClient");
}
上記の例で、clientBaseURL はオプションの属性です。 以下の表に、オプションのクライアント呼び出し属性の全リストを示します。
|
属性 |
指定可能な値 |
説明 |
デフォルト値 |
|---|---|---|---|
|
clientType |
ActiveX Applet
|
使用するクライアントを設定します。 使用するクライアントの優先順位を指定するために複数回呼び出すことができます。 たとえば、最初に Flash を使用して次にアプレットを使用して呼び出す場合、write() が呼び出されると、ライブラリは最初に Flash バージョンを使用しようとします。Flash Player が使用可能でない(または Flash の正しいバージョンでない)場合は、代りにアプレットを使用します。 |
デフォルトの動作では、ライブラリはユーザのブラウザと OS の組み合わせに最適なクライアントを検出します。
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|
clientBaseURL
|
任意の URL (相対または絶対)。 絶対 URL の場合は、http:// または https:// で始まる必要があります |
各 ArcotID PKI クライアント パッケージ ファイル(.cab、.jar、.swf、.js)を見つけることができるディレクトリの URL を設定します。
|
デフォルト値は "" です。これは、クライアント ファイルが、呼び出している Web ページと同じディレクトリ レベルで見つかると想定されていることを意味します。 |
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clientReadyCallback |
現在のページの JavaScript メソッドの名前。
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これは、ArcotID PKI クライアントが完全に初期化され、SignChallenge() や GetGlobalAttribute() などの API 呼び出しを処理する準備ができたときに呼び出される JavaScript コールバック メソッドを定義します。 このコールバックを使用して、クライアントがロードされるまで Web ページのログイン ボタンが無効になるようにすることができます。 Java アプレットの最初の呼び出し時に JVM は初期化に時間がかかる可能性があるため、これは Java アプレットに特に役立ちます。 クライアントが初期化および準備される前に ArcotID PKI クライアントの API 関数が呼び出された場合に発生するエラーを回避するために、このコールバックを使用することを強くお勧めします。 |
なし |
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flashInstallURL |
URL (相対または絶対)。 絶対 URL の場合は、http:// または https:// で始まる必要があります |
ユーザのブラウザに Flash がインストールされていない場合にリダイレクトされる URL。 |
http://www.macromedia.com/go/getflashplayer |
|
flashUpdateURL |
URL (相対または絶対)。 絶対 URL の場合は、http:// または https:// で始まる必要があります |
ユーザのブラウザで使用可能な Flash が必要なバージョンでない場合にリダイレクトされる URL |
http://www.adobe.com/products/flash/about/ |
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javaInstallURL |
URL (相対または絶対)。 絶対 URL の場合は、http:// または https:// で始まる必要があります |
ユーザのブラウザで Java が使用可能でない場合にリダイレクトされる URL |
http://www.java.com/en/download/ |
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signedApplet |
true または false |
未署名のアプレットではなく、署名済みのアプレットを使用する必要があるかどうか。 |
true |
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ActiveXMinVersion |
以下の形式のバージョン文字列: |
Web ページによって必要とされる ArcotID PKI ActiveX プラグインの最小バージョンを設定します。 ユーザが古いバージョンの ActiveX プラグインを使用している場合、最新のバージョンにアップグレードするように求められます。 |
5,0,0,0 |
(手順 3 で作成した) initClient メソッドの呼び出しを body タグの onload イベントに以下のように追加します。
<body onload="initClient();">
ページのリソースがすべてロードされた後にのみ、onload イベントが発生します。 大きい画像があるページはロードに時間がかかる可能性があるため、その遅延の後にのみクライアントがインスタンス化されます。 ロード処理の時間を短縮するには、代わりに ready イベントを使用する方法があります(このイベントは、ページ構造が使用可能になるとすぐにトリガされます)。 ブラウザの非互換性が問題となる場合、Arcot では jquery などのサードパーティ パッケージを使用することをお勧めします。 jquery を使用すると、onload イベントを以下の JavaScript 行に置き換えることができます。
$(document).ready(function(){
arcotClientInit();
}
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