このセクションでは、ArcotID PKI クライアントの重要な機能および使用シナリオについて説明します。
認証を必要とする Web アプリケーションおよび Web ベースの VPN では、ArcotID PKI クライアントを使用して強力な 2 要素認証を提供できます。 ArcotID PKI クライアントは、ブラウザ プラグイン、Java アプレット、および Flash クライアントとして使用可能です。 このさまざまな展開オプションにより、ArcotID PKI クライアントはほとんどの Web ブラウザおよびオペレーティング システムで使用できます。
オプションの ArcotID PKI キー ボールト機能により、ArcotID PKI はデジタル ID の追加の秘密キー部分を保護できます。 キー ボールト機能を使用すると、ArcotID PKI クライアントは CA の暗号化サービス プロバイダ(CSP)または Arcot PKCS#11 モジュールを利用して SSL クライアント認証に使用できます。
また、ArcotID PKI キー ボールト機能により、ArcotID PKI に格納されたデジタル ID を使用して、電子メール、PDF ファイル、およびその他のドキュメント タイプなどの PKI 対応アプリケーションでデジタル署名を行うことができます。 ArcotID PKI クライアントの署名機能は、PKCS#11 および Microsoft の暗号化 API 標準をサポートするほとんどのアプリケーションに対してサポートされています。
ArcotID PKI のキー ボールト機能により、ArcotID PKI クライアントは復号化キーを保護できます。このキーは、暗号化された電子メール、PDF ファイル、およびその他のドキュメントを復号化するために使用されます。 ArcotID PKI クライアントの復号化機能は、PKCS#11 および Microsoft の暗号化 API 標準をサポートするほとんどのアプリケーションに対してサポートされています。
ArcotID クライアントには、ArcotID をダウンロードする機能があります。 使用されているクライアントに応じて、ArcotID PKI は、一時的にメモリにダウンロードするか、ユーザのハード ディスクに保存するか、USB ストレージ デバイスに保存できます。
Adobe Acrobat 8 以上と Adobe Reader 8 以上には、ArcotID PKI クライアントのサブセットが組み込まれます。 CA SignFort サーバ製品に格納されているローミング デジタル ID を使用して PDF ファイルにデジタル署名する場合、この機能により、2 要素認証に ArcotID PKI を使用できます。
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