前のトピック: ArcotID PKI キー バッグ エレメントの取得次のトピック: 認証情報のダウンロード


ArcotID PKI キー バッグ エレメントの削除

証明書は特定の期間だけ有効で、その後は期限切れになります。 期限切れの証明書はどの操作にも使用できません。 その場合は、キー バッグに格納されている期限切れの証明書を削除し、新しい証明書をインポートできます。

このセクションでは、ArcotID PKI キー バッグに格納されている証明書の削除に関する以下のトピックについて説明します。

注: この操作は ArcotID PKI 認証情報にのみ適用されます。

リクエスト メッセージの準備

ArcotID PKI キー バッグに格納されているキーおよび証明書を削除するには、ArcotIDKeyBagDeleteElementsRequestMessage を使用します。 このメッセージに含まれる要素を以下の表に示します。

要素

必須

説明

clientTxnId

いいえ

呼び出し元アプリケーションが含めることができる一意のトランザクション識別子を指定します。 この識別子は、関連するトランザクションの追跡に役立ちます。

userName

はい

キー バッグの要素を削除する必要があるユーザの一意の識別子を指定します。

orgName

いいえ

ユーザが属する組織の名前を指定します。

profileName

いいえ

認証情報のプロファイル名を指定します。 渡さない場合は、組織のデフォルト プロファイルが使用されます。 渡す場合は、指定したプロファイル名が組織で利用可能である必要があります。

elementSelection

いいえ

以下の要素が含まれます。

  • selectCertEncoding
    このオプションを有効にすると、AuthMinder サーバはレスポンスで certEncoding を返します。
  • selectCertsDetails
    このオプションを有効にすると、AuthMinder サーバはレスポンスで certDetails を返します。

additionalInput

いいえ

AuthMinder サーバに送信する必要がある追加情報を、名前と値のペアで指定します。

  • 名前
    削除する無署名属性の名前を示します。

  • 名前に対応する値を示します。

elementIds

はい

削除する要素の一意の識別子。

Web サービスの起動

ArcotID PKI キー バッグに格納されているキーおよび証明書を削除するには、ArcotIDKeyBagDeleteElements 操作を実装する必要があります。

  1. オプション) SOAP ヘッダまたは ArcotIDKeyBagDeleteElements 操作の additionalInput 要素に認証および許可の詳細を含めます。 これらの詳細については、「Web サービス セキュリティの管理」の章を参照してください。
  2. userName および orgName 要素を使用して、ArcotID PKI の無署名属性を削除するユーザの詳細を取得します。
  3. elementSelection および elementIds 要素を使用して、削除する証明書の要素を識別します。
  4. オプション)プラグインを実装する場合は、additionalInput 要素タイプを呼び出して追加入力を指定します。

    このタイプでは、追加情報を名前と値のペアとして設定します。

  5. ArcotIDKeyBagDeleteElementsRequestMessage を使用して、前の手順で取得した詳細に従って入力メッセージを作成します。
  6. ArcotWebFortIssuanceSvc サービスの ArcotIDKeyBagDeleteElements 操作を呼び出して、証明書を追加します。

    この操作では、トランザクションの詳細を指定する ArcotIDKeyBagDeleteElementsResponseMessage のインスタンスが返されます。

レスポンス メッセージの解釈

成功したトランザクションでは、ArcotIDKeyBagDeleteElementsResponseMessage レスポンス メッセージに、以下の表で説明されている要素が返されます。 これらの要素は SOAP本文に含まれます。 エラーがある場合、エラー レスポンスは SOAP 本文に含まれます。 SOAP エラー メッセージの詳細については、付録「エラー コード」を参照してください。

要素

説明

message

操作のステータスを定義する文字列。

reasonCode

操作の失敗時に AuthMinder サーバが送信する一意のコード。

responseCode

操作の失敗時に AuthMinder サーバが送信する一意のコード。

transactionID

トランザクションの一意の識別子。

additionalOutput

AuthMinder サーバに渡された additionalInput に対する出力。