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ドメイン キーおよびマスタ キー

キーは、認証情報を生成および認証するために使用される共有秘密キーを保護するために使用されます。認証情報には、ArcotID PKI、OATH OTP、ArcotID OTP-OATH、および ArcotID OTP-EMV が含まれます。 ArcotID PKI を作成および管理するために使用するキーはドメイン キーと呼ばれます。また、その他の認証情報を作成および管理するために使用するキーはマスタ キーと呼ばれます。

ユーザが自身の認証情報を使用して認証しようとすると、AuthMinder は認証情報の保護に使用されているキーが有効かどうかを最初に確認します。 キーが有効であれば、ユーザは正しい認証情報を提示して認証されます。 そうでない場合、ユーザ認証は失敗します。

デフォルトでは、AuthMinder サーバ が初めて起動されるときにキー設定が作成されます。 このデフォルト設定を使用することも、keyConfigs 要素を使用して独自の設定を作成することもできます。 ユーザは複数のキー設定を作成できます。ただし、認証情報の作成およびそれらの設定の認証に使用するのは、認証情報 タイプに割り当てられた設定のみです。 その他のアクティブな設定は認証にのみ使用されます。

キー設定を作成するには、keyConfigs 要素を使用します。 以下の表に、このメッセージのキー管理に固有の要素のリストを示します。

要素

必須

説明

名前

いいえ

設定の名前。

status

いいえ

設定のステータスを示します。

label

いいえ

ドメイン キーの格納に使用されるラベル。

keyStatus

いいえ

キーのステータスを示します。 サポートされている値は以下のとおりです。

  • 1: キーはアクティブです。 このキーを使用して作成された設定は、認証と発行の両方の操作に使用できます。
  • 2: キーは非アクティブです。 このキーを使用して作成された設定は期限切れである可能性があります。 その場合、有効期間を延長して、認証情報の使用を継続できます。
  • 3: キーは廃棄されています。 このキーを使用して作成された設定は有効ではなくなっており、この設定と関連付けられている認証情報は期限切れになります。

keyInHSM

いいえ

ハードウェア セキュリティ モジュール(HSM)にキーを格納するかどうかを示します。

validity/validityBegin および validityEnd

いいえ

キーの作成時に、キーの有効期間を設定できます。 キーが期限切れになると、そのキーを使用して発行された認証情報も期限切れになります。
validityBegin および validityEnd 要素では、以下の要素を使用して有効期間を設定できます。

  • year
    有効期間の開始/終了日時の年。
  • month
    有効期間の開始/終了日時の月。
  • day
    有効期間の開始/終了日時の日。
  • hour
    有効期間の開始/終了日時の時。
  • minute
    有効期間の開始/終了日時の分。
  • second
    有効期間の開始/終了日時の秒。
  • dateType
    有効期間の開始日または終了日。 以下の日付タイプがサポートされています。
    1
    AuthMinder サーバの現在の日付を使用して、有効期間または無効期間を設定します。 これは、validityEnd には適用できません。
    2
    認証情報が永久に有効で、期限切れにならないことを示します。 これは、validityBegin には適用できません。
    3
    アプリケーションで指定された絶対日付を使用して、有効期間または無効期間を設定します。
    4
    無効期間の開始日からの相対的な日付を使用します。 たとえば、相対日付を 1 か月とした場合、終了日は開始日の 1 か月後になります。