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AuthMinder サーバによって使用されるパラメータ

以下の表に、AuthMinder サーバで使用されるデータベースと暗号化の設定を示します。 AuthMinder サーバ用のデータベースの追加設定は、管理コンソールのインスタンス管理画面を使用して実行する必要があります。

パラメータ

デフォルト

説明

[arcot/db/dbconfig] セクションの共通のデータベース パラメータ

DbType

デフォルト値なし

すべてのデータベース接続に適用可能なデータベースのタイプ。 サポートされている値は以下のとおりです。

  • mssqlserver
  • oracle
  • db2
  • mysql

EnableBrandLicensing

0

ブランド設定された ODBC ドライバが使用されているかどうか。 これは、DataDirect のブランド設定された ODBC ドライバを使用しているときに使用できます。

BrandLicenseFile

デフォルト値なし

ブランド設定された ODBC ドライバを使用するときのライセンス ファイル名。

StartWithAnyPool

1 (有効)

プライマリ データベースが使用不可能な場合、AuthMinder でバックアップ データベースを使用できるようにします。

[arcot/db/primarydb] および [arcot/db/backupdb] セクションのプライマリおよびバックアップ データベース接続パラメータ

Datasource.N

デフォルト値なし

サーバ データをホストするプライマリ データベースを示す ODBC システム データ ソース名(DSN)の名前。

Username.N

デフォルト値なし

データベースへのアクセス用に、サーバによって使用されるユーザ名。

[arcot/crypto/device] セクションの暗号化モード設定パラメータ

HSMDevice

s/w

データベースに格納されているキーを使用して、またはハードウェア セキュリティ モジュール(HSM)の 1 つを使用して、AuthMinder 情報を暗号化する必要があるかどうかを設定するモード。

サポートされている値は以下のとおりです。

  • s/w: データベースに格納されているキー ラベルを使用してデータが暗号化されることを示します。
  • chrysalis: データを暗号化するために Chrysalis (Luna) HSM が使用されることを示します。
  • nfast: データを暗号化するために nFast (nCipher netHSM)が使用されることを示します。

[crypto/pkcs11modules/chrysalis] セクションの Chrysalis (Luna) HSM 設定パラメータ

sharedLibrary

デフォルト値なし

HSM に対応する PKCS#11 共有ライブラリへの絶対パス。 Chrysalis (Luna)のデフォルト値は、以下のとおりです。

/usr/lunasa/lib/libCryptoki2.so

 

storageSlot

0

データの暗号化に使用された 3DES キーが存在する HSM スロット。

accelSlot

0

Arcot で内部的に使用されるスロット。

sessionCount

20

HSM デバイスで確立できるセッションの最大数。

[crypto/pkcs11modules/nfast] セクションの nFast (nCipher netHSM) HSM 設定パラメータ

sharedLibrary

デフォルト値なし

HSM に対応する PKCS#11 共有ライブラリへの絶対パス。 nFast (nCipher netHSM)のデフォルト値は、以下のとおりです。

/opt/nfast/toolkits/pkcs11/libcknfast.so

 

storageSlot

1

データの暗号化に使用された 3DES キーが存在する HSM スロット。

accelSlot

0

Arcot で内部的に使用されるスロット。

sessionCount

200

HSM デバイスで確立できるセッションの最大数。

[arcot/watchdog] セクション内の Watchdog 設定

ServerStartsTimeout

25

サーバ起動からの期間。 watchdog が ServerStartsTimeout (25 分)の指定された期間内に 5 回サーバを起動すると、サーバは再び再起動されなくなります。

時間は分単位です。

ServerStartsCount

5

サーバを再起動する最大回数。 この後には、サーバは再び再起動されません。

RestartSleepTime

5000

watchdog がサーバを再起動する前のスリープ時間。 スリープ時間はミリ秒単位です。