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Complete インストールの実行

すべてのコンポーネントを単一システムにインストールするには、[Complete]オプションを使用します。 Custom インストールでは、選択したコンポーネントのみをパッケージからインストールできます。 このオプションは上級ユーザが実行することをお勧めします。

以下の手順に従います。

  1. ログインし、インストーラを解凍したディレクトリに移動します。
  2. インストーラを実行する権限があることを確認します。 ない場合は、以下のコマンドを実行します。
    chmod a=rx CA-StrongAuthentication-8.0-Linux-Installer.bin
    
  3. 以下のようにインストーラを実行します。
    sh CA-StrongAuthentication-8.0-Linux-Installer.bin
    
  4. Enter キーを押して、インストールを続行します。

    [使用許諾契約書]が表示されます。

  5. 使用許諾契約書に同意します。
    1. 使用許諾契約書に同意する場合は、「Y」を入力してインストールを続行します。

    [Choose Installation Location]オプションが表示されます。

  6. 以下の手順のいずれかを実行します。

    CA Strong Authentication でサポートされているインストールのタイプ(Complete または Custom)が表示されます。

  7. デフォルトの([Complete])オプションを選択して CA Strong Authentication のすべてのコンポーネントをインストールする場合は「1」を入力し、Enter キーを押して続行します。

    [Database Type]オプションが表示されます。

  8. データベースに対応する数字を入力し、Enter キーを押して続行します。

    [Primary Database Access Configuration]オプションが表示されます。

    注: CA Strong Authentication では、Oracle Real Application Clusters (Oracle RAC)がサポートされています。 Oracle RAC を使用するには、この手順で Oracle データベースを選択し、次の手順(手順 9)を実行してから、「Oracle RAC 用の CA CA Strong Authentication の設定」の手順を実行します。

  9. 使用するデータベースに応じて、以下の設定を行います。

パラメータ

Description

Primary ODBC DSN

インストーラによって、CA Strong Authentication がデータベースへの接続に使用する ODBC 接続が作成されます。

推奨される入力値は arcotdsn です。

User Name

CA Strong Authentication がデータベースにアクセスする際のデータベース ユーザ名。 この名前は、データベース管理者によって指定されます。 (MS SQL Server では一般的に、このユーザ名を「ログイン」と呼びます)。

: プライマリおよびバックアップの DSN に対して別のユーザ名を使用することをお勧めします。

Password

上記のフィールドで指定したユーザ名に関連付けられているパスワード。CA Strong Authentication がデータベースにアクセスする際に使用されます。 このパスワードはデータベース管理者によって指定されます。

Server Name

CA Strong Authentication データストアのホスト名または IP アドレス。

  • デフォルト インスタンス

構文: <server_name>

: demodatabase

  • 名前付きインスタンス

構文<server_name>\<instance_name>

: demodatabase\instance1

Port Number

データベース サーバが受信リクエストを待ち受けるポート。

注: デフォルトのポートをそのまま使用する場合は、Enter キーを押します。

データベース

MS SQL データベース インスタンスの名前。

パラメータ

Description

Primary ODBC DSN

インストーラによって、CA Strong Authentication がデータベースへの接続に使用する ODBC 接続が作成されます。

推奨される入力値は arcotdsn です。

User Name

CA Strong Authentication がデータベースにアクセスする際のデータベース ユーザ名。 この名前は、データベース管理者によって指定されます。

注: ユーザ名はプライマリ DSN とバックアップ用 DSN とで異なっている必要があります

Password

上記のフィールドで指定したユーザ名に関連付けられているパスワード。CA Strong Authentication がデータベースにアクセスする際に使用されます。 このパスワードはデータベース管理者によって指定されます。

ホスト名

CA Strong Authentication データストアのホスト名または IP アドレス。

  • デフォルト インスタンス

構文<server_name>

: demodatabase

  • 名前付きインスタンス

構文<server_name>\<instance_name>

: demodatabase\instance1

Port Number

データベースが受信リクエストをリスンするポート。

注: デフォルトのポートをそのまま使用する場合は、Enter キーを押します。

データベース

IBM DB2 データベース インスタンスの名前。

パラメータ

Description

Primary ODBC DSN

インストーラによって、CA Strong Authentication がデータベースへの接続に使用する ODBC 接続が作成されます。

推奨される入力値は arcotdsn です。

User Name

CA Strong Authentication がデータベースにアクセスする際のデータベース ユーザ名。 この名前は、データベース管理者によって指定されます。

注: ユーザ名はプライマリ DSN とバックアップ用 DSN とで異なっている必要があります

Password

上記のフィールドで指定したユーザ名に関連付けられているパスワード。CA Strong Authentication がデータベースにアクセスする際に使用されます。 このパスワードはデータベース管理者によって指定されます。

Service ID

サーバ上で実行される Oracle データベースのインスタンスを表す Oracle システム識別子(SID)

Port Number

データベースが受信リクエストをリスンするポート。

注: デフォルトのポートをそのまま使用する場合は、Enter キーを押します。

ホスト名

データストアのホスト名または IP アドレス。

構文<server_name>

: demodatabase

パラメータ

Description

Primary ODBC DSN

インストーラによって、CA Strong Authentication がデータベースへの接続に使用する ODBC 接続が作成されます。

推奨される入力値は arcotdsn です。

User Name

CA Strong Authentication がデータベースにアクセスする際のデータベース ユーザ名。 この名前は、データベース管理者によって指定されます。 (MS SQL Server では一般的に、このユーザ名を「ログイン」と呼びます)。

注: ユーザ名はプライマリ DSN とバックアップ用 DSN とで異なっている必要があります

Password

上記のフィールドで指定したユーザ名に関連付けられているパスワード。CA Strong Authentication がデータベースにアクセスする際に使用されます。 このパスワードはデータベース管理者によって指定されます。

Server Name

CA Strong Authentication データストアのホスト名または IP アドレス。

  • デフォルト インスタンス

構文<server_name>

: demodatabase

  • 名前付きインスタンス

構文<server_name>\<instance_name>

: demodatabase\instance1

Port Number

データベース サーバが受信リクエストを待ち受けるポート。

注: デフォルトのポートをそのまま使用する場合は、Enter キーを押します。

データベース

MS SQL データベース インスタンスの名前。

[Backup Database Access Configuration]オプションが表示されます。

  1. 以下の手順のいずれかを実行します。

    [Encryption Configuration]オプションが表示されます。 このオプションを使用して、暗号化モードを選択し、暗号化に使用される情報を設定します。

  2. 以下の情報を指定します。
    1. 機密データを暗号化するためにハードウェア セキュリティ モジュール(HSM)を使用する場合は「y」を入力します。 ソフトウェア暗号化を使用する場合は、「n」を入力します、この場合、以下の HSM 情報を入力する必要はありません。

      注: 以下のオプションは、HSM を使用することを選択した場合のみ表示されます。

    2. Luna HSM を使用する場合は「1」、nCipher netHSM を使用する場合は「2」を入力します。
      • HSM PIN: HSM に接続するために使用されるパスワードを入力します。
      • Shared Library: HSM に対応する PKCS#11 共有ライブラリへの絶対パス。

      注: libcknfast.so ファイルの絶対パスを入力します。

      • Storage Slot Number: データの暗号化に使用される 3DES キーが存在する HSM スロット。 Luna のデフォルト値は 0 です。また、nCipher netHSM のデフォルト値は 1 です。

      注: HSM パラメータ値は、<install_location>/arcot/conf にある arcotcommon.ini ファイルに記録されます。 インストール後にこれらの値を変更する場合は、付録「設定ファイルおよびオプション」の説明に従い、arcotcommon.ini ファイルを編集します。

  3. Enter キーを押して続行します。

    [Pre-Installation Summary]が表示されます。

  4. 表示された製品の詳細をよく確認し、Enter キーを押してインストールを続行します。

    インストール中であることを示すメッセージが表示されます。 数分かかる場合があります。

    上記のタスクが正常に完了すると、[Installation Complete]メッセージが表示されます。

  5. Enter キーを押してインストーラを終了します。

    プロンプトが再度表示されるまで、(インストーラが一時ファイルをクリーンアップするため)数分間待機する必要がある場合があります。

  6. UTF-8 サポートが有効になっていることを確認します。
    1. <install_location>/arcot/odbc32v70wf/odbc.ini ファイルに移動します。
    2. [ODBC] セクションを見つけます。
    3. IANAAppCodePage=106 エントリがこのセクションにあることを確認します。
    4. このエントリがない場合は、追加します。
    5. ファイルを保存して閉じます。