レポート エージェント(ReportAgent)は、レポート スナップショットおよび監査イベントを配布サーバに送信し、CA Access Control、UNAB、および CA Enterprise Log Manager のレポートに含まれるようにします。
レポート エージェントを実行するには、レポート用にエンドポイントを設定する必要があります。 レポート用にエンドポイントを設定する際は、レポート エージェントが通信する配布サーバと、実行されるスケジュールを指定します。 レポート用にエンドポイントを設定したら、レポート エージェントはデーモンまたはサービスとして実行され、スケジュールされた時間にスナップショットを送信します。 ただし、配布サーバにすぐにレポート スナップショットまたは監査イベントを送信する必要がある場合は、レポート エージェントをオンデマンドで実行できます。
注: レポート用にエンドポイントを設定する方法の詳細については、「実装ガイド」を参照してください。 report_agent.sh スクリプトを使用して、UNIX コンピュータ上でレポート エージェントを設定、開始、停止することもできます。
UNIX コンピュータで、ReportAgent ユーティリティを ACSharedDir/bin ディレクトリから実行します。ACSharedDir は、デフォルトでは /opt/CA/AccessControlShared ディレクトリです。 また、ライブラリ パス環境変数を設定する必要がある場合があります。
このコマンドの構文は、以下のようになります。
ReportAgent -debug {0 | 1 | 2} -task {0 | 1 | 2 | 3 | 4} [-now]
ReportAgent -report snapshot
レポート エージェントをデバッグ モードで実行するように指定します。 このオプションを使用するには、ReportAgent サービスまたはデーモンを停止する必要があります。
制限: 0 -- デバッグ情報をコンソールに出力します。
1 -- デバッグ情報をログ ファイルに出力します。
2 -- デバッグ情報を出力しません。
レポート エージェントが配布サーバに送信する情報を指定します。
制限 0 -- CA Access Control データベースのスナップショットおよびすべてのローカル PMDB を、配布サーバ上のキュー/スナップショット キューに送信します。
1 -- エンドポイント監査イベントを、配布サーバ上のキュー/監査キューに送信します。
2 -- (UNIX) UNAB データベースのスナップショットを、配布サーバ上の ac_endpoint_to_server キューに送信します。
3 -- (UNIX) UNAB 監査イベントを配布サーバ上のキュー/監査キューに送信します。
4 -- (UNIX) キー ロガー監査イベントを、配布サーバ上のキュー/監査キューに送信します。
レポート エージェントを今すぐ実行するよう指定します。
このオプションを指定しない場合、レポート エージェントは次にスケジュールされている時間に実行されます。
CA Access Control データベースのスナップショットおよびすべてのローカル PMDB を、配布サーバ上のキュー/スナップショット キューにすぐに送信するよう指定します。 このオプションを使用するには、ReportAgent サービスまたはデーモンが実行されている必要があります。
例: レポート エージェントのデバッグ情報の表示
以下の例は、Linux コンピュータ上でライブラリ パス環境変数を設定し、レポート エージェントがデバッグ モードですぐに実行されるように指定し、デバッグ情報をコンソールに出力して、監査イベントを配布サーバに送信します。
LD_LIBRARY_PATH=${LD_LIBRARY_PATH}:/opt/CA/AccessControlShared/lib
export LD_LIBRARY_PATH
cd /opt/CA/AccessControlShared/bin
./ReportAgent -debug 0 -task 1 -now
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