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トランザクションの作成または編集

デュアル コントロールが有効になっている場合、Maker(作成者)は、Checker(チェッカ)が処理する前にトランザクションを作成する必要があります。

トランザクションを作成するには、以下の手順に従います。

  1. 以下の条件を満たしていることを確認します。
  2. maker という PMDB に接続します。
    hosts maker@
    

    この hosts コマンドによって、PMDB(maker)に接続されます。 デュアル コントロールが有効になっている場合、PMDB の名前は常に「maker」です。hosts コマンドの入力後、ホストへの接続が成功したかどうかを示すメッセージが表示されます。

  3. トランザクションを開始します。
    start_transaction transactionName
    

    トランザクションを入力または更新する際の最初の手順として、start_transaction コマンドを使用します。 トランザクションの説明またはトランザクション名には、256 文字以内の英数字を使用できます。

  4. トランザクションを入力します。

    これは、コマンドのリストです。 以下に例を示します。

    newusr mary owner(bob) audit(failure,loginfailure)
    chres TERMINAL tty30 defaccess(read) ¥
    restrictions(days(weekdays)time(0800:1800))
    
  5. トランザクションを終了します。
    end_transaction
    

    これでトランザクションは完成です。トランザクションに割り当てられた一意の ID 番号が表示されます。 コマンドはファイルに格納され、Checker(チェッカ)が処理に備えてロックするまでは、アクセスおよび変更が可能です。

    注: 後でトランザクションを編集する場合は、トランザクション ID 番号を控えておいてください。

トランザクションを編集するには、以下の手順に従います。

コマンドとパラメータ

説明

sepmd ‑m l

パラメータを呼び出したユーザの未処理トランザクションを一覧表示します。

sepmd ‑m la

すべての Maker(作成者)の処理待ちトランザクションをすべて一覧表示します。

sepmd ‑m lo

パラメータを呼び出したユーザのトランザクションを除く、すべての Maker(作成者)のトランザクションを一覧表示します。

リスト内の各トランザクションには、Maker(作成者)の名前、トランザクションの ID 番号、およびトランザクションの説明(Maker(作成者)が入力した場合)が含まれています。