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アクセス制御リストのサポート

アクセス権限を許可または拒否するために、7 種類のアクセス制御リストを使用することができます。

ACL

標準アクセス制御リスト。リソースへのアクセスを許可されたユーザまたはグループの名前(あるいはその両方)、および各ユーザまたはグループに与えられたアクセス権のレベルが登録されています。

NACL

拒否アクセス制御リスト。リソースへのアクセスが許可されていないユーザまたはグループの名前が登録されています。

PACL

プログラム アクセス制御リスト。リストにアクセスするプログラムに依存します。 各 PACL には、ユーザ名およびグループ名、アクセス権限レベル、および特定のリソースにアクセスするためにユーザが実行する必要があるプログラムやシェル スクリプトの名前が登録されています。

INET-ACL

インターネット アクセス制御リスト

CACL

条件付きアクセス制御リスト

CALACL

カレンダ アクセス制御リスト。Unicenter TNG カレンダに依存するリソース ACL です。

AZNACL

権限 ACL。リソースの説明に基づいてリソースへのアクセスを許可する ACL です。

CA Access Control では、リソースに対するユーザのアクセス権をチェックする際に、関連するすべてのリストが使用されます。

注: authorize コマンドで一度に操作できるリストは 1 つです。 複数のリストを変更する場合は、authorize コマンドを繰り返し発行する必要があります。 1 つの権限ルールで複数のユーザおよびグループに対する複数のアクセス権限を定義することはできません。 その場合には、ルールを分割する必要があります。

以下の表に、各クラスで使用できるアクセス制御リストを示します。 この表にないクラスは、アクセス制御リストがないため、authorize コマンドでは制御できません。

クラス

ACL/ NACL

CALACL

PACL

INET‑ACL

CACL

AZNACL

ADMIN

X

X

X

 

 

 

APPL

X

X

 

 

 

X

AUTHHOST

X

X

 

 

 

X

CONNECT

X

X

X

 

 

 

CONTAINER

X

X

X

 

 

 

DOMAIN

X

X

X

 

 

 

FILE

X

X

X

 

 

 

GAPPL

X

X

 

 

 

X

GAUTHHOST

X

X

 

 

 

X

GFILE

X

X

X

 

 

 

GHOST

 

 

 

X

 

 

GSUDO

X

X

 

 

 

 

GTERMINAL

X

X

 

 

 

 

HOLIDAY

X

X

 

 

 

 

HOST

 

 

 

X

 

 

HOSTNET

 

 

 

X

 

 

HOSTNP

 

 

 

X

 

 

LOGINAPPL

X

X

 

 

 

 

MFTERMINAL

X

X

X

 

 

 

PROCESS

X

X

X

 

 

 

PROGRAM

X

X

 

 

 

 

REGKEY

X

X

X

 

 

 

REGVAL

X

X

X

 

 

 

SUDO

X

X

X

 

 

 

SURROGATE

X

X

X

 

 

 

TCP

X

X

X

 

X

 

TERMINAL

X

X

X

 

 

 

UACC

X

X

 

 

 

 

USER_DIR

X

 

 

 

 

X