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クラス別アクセス権限

有効なアクセス値は、リソースが属するクラスによって異なります。 以下の表に、AC 環境における有効なアクセス値をクラス別に示します。

クラス

有効なアクセス値

アクセサに許可される操作

全クラス

all

そのクラスのすべての有効な操作を実行します。

 

none

そのクラスのどの有効な操作も実行しません。

ADMIN

create

このクラスのレコードを作成します。

 

delete

このクラスのレコードを削除します。

 

join

グループを USER レコードに追加して、ユーザからグループへのリンクを完成します。

注: アクセサには modify アクセス権も必要です。

 

modify

既存のレコードを変更します。

注: ユーザをグループにリンクする(ユーザ名を GROUP レコードに追加する)ために、アクセサには join アクセス権も必要です。

 

password

他のユーザのパスワードを変更します。

注: このアクセス タイプは USER クラスにのみ適用されます。

 

読み取り

このクラスのレコードを一覧表示します。

AUTHHOST

読み取り

認証されたホストからログインします。

CONNECT

読み取り

リモート ホストへ接続します。

CONTAINER

inherited

注: このクラスの有効なアクセス値は、含まれているオブジェクトのクラスの有効値です。

DOMAIN

chmod

2 つのドメイン間の信頼関係を作成および削除します。

注: どちらのドメインにもこのアクセス タイプが必要です。

 

execute

ドメインに対するメンバの追加または削除を行います。

 

読み取り

ドメイン メンバを一覧表示します。

FILE、GFILE

chdir

read および execute に相当するアクセス権限を使用して、ディレクトリへアクセスします。

 

chmod

ファイル システム モードを変更します。

注: UNIX ホストにのみ適用されます。

 

chown

レコードの所有者を変更します。

 

control

deleterename を除くすべての有効な操作を実行します。

 

create

このクラスのレコードを作成します。

 

delete

このクラスのレコードを削除します。

 

execute

プログラムを実行します。

注: アクセサには read アクセス権も必要です。

 

読み取り

ファイルまたはディレクトリを読み取り専用で使用します。

注: UNIX で、ファイルに関する情報を取得する操作(ls -l など)をユーザが実行できるかどうかを制御するために read 権限が必要な場合は、STAT_intercept 環境設定を 1 に設定します。 詳細については、「リファレンス ガイド」を参照してください。

 

rename

このクラス内のレコードの名前を変更します。

 

sec

このクラスのレコードの ACL を変更します。

 

更新

readwrite、および execute を組み合わせた操作を実行します。

 

utime

ファイルの変更日時を変更します。

注: UNIX ホストにのみ適用されます。

 

write

ファイルまたはディレクトリを変更します。

HNODE

読み取り

クラスのレコードを一覧表示します。

 

write

レコードの詳細を編集します。

HOLIDAY

読み取り

指定した休日中にログインします。

KMODULE

load

カーネル モジュールをロードします。

 

unload

カーネル モジュールをアンロードします。

MFTERMINAL

読み取り

メインフレーム端末からログインします。

 

write

メインフレーム端末から管理を行います。

POLICY

delete

ポリシーを削除します。

 

execute

ポリシーをデプロイします。

 

読み取り

ポリシーの詳細を表示します。

 

write

レコードの詳細を編集します。

 

undeploy

deleteexecute を組み合わせた操作を実行します。

PROCESS

読み取り

プロセスを強制終了します。

PROGRAM、SUDO、GSUDO

execute

プログラムを実行します。

REGKEY

delete

Windows レジストリ キーを削除します。

 

読み取り

Windows レジストリ キーの内容を一覧表示します。

 

write

Windows レジストリ キーを変更します。

REGVAL

delete

Windows レジストリ値を削除します。

 

読み取り

Windows レジストリ値を読み取ります。

 

write

Windows レジストリ値を変更します。

RULESET

読み取り

レコードの詳細を表示します。

 

write

レコードの詳細を編集します。

SURROGATE

execute

別ユーザの代わりに操作を実行します。

TCP

読み取り

リモート ホストまたはホスト グループから TCP サービスへアクセスします。

TERMINAL、GTERMINAL

読み取り

端末へログインします。

 

write

端末を管理します。

UACC

inherited

注: このクラスの有効なアクセス値は、定義しているクラスの有効値です。

WINSERVICE

読み取り

Windows サービスのプロパティを表示します。

 

start

Windows サービスを開始します。

 

modify

Windows サービスのプロパティを変更します。

 

resume

一時停止された Windows サービスを再開します。

 

stop

Windows サービスを停止します。

 

pause

Windows サービスを一時停止します。

注: 値 none および all は全クラスで使用できます (値 all は、各クラスの none を除くアクセス値のグループ全体を表します)。 アクセス権限の詳細については、お使いの OS に対応する「エンドポイント管理ガイド」を参照してください