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policydeploy -upgrade 機能 - ポリシー バージョンのアップグレードまたはダウングレード

この機能は、定義されたホスト上でポリシーを最新のファイナライズされたバージョンにアップグレードするか、または定義されたホスト上で指定されたポリシー バージョンへダウングレードします。

この関数の構文は、以下のようになります。

policydeploy {-upgrade name | -downgrade name#xx} [-nodelist hnode_list|-ghnode name] [-list] [-dms name]
-dms list

(オプション)使用する DMS ノードのカンマ区切りリストを指定します。 ポリシーをデプロイまたはデプロイ解除する場合、そのアクションは DMS ノードにレポートされます。 ポリシーを格納すると、DMS ノードに格納されます。

このオプションで DMS ノードを指定しない場合、policydeploy ユーティリティでは、ローカル CA Access Control データベースで指定された DMS ノードのリストが使用されます。 DMS ノードのリストをデータベースに指定するには、dmsmgr を使用して新しい DMS を作成した後に、以下の selang コマンドを発行する必要があります。

so dms+(new_dms_name)

注: インストール時に DMS ノードを指定しなかった場合、またはエンドポイント上の登録済み DMS を置換したり、エンドポイントに登録済み DMS を追加する場合は、このコマンドを発行する必要があります。 ただし、拡張ポリシー管理サーバの作成をインストール時に指定した場合、DMS はデータベースに追加され、このコマンドを手動で実行する必要はありません。

-downgrade name#xx

定義されたホスト上の指定されたポリシー バージョンにポリシーを戻します。

-ghnode name

実行する操作のホスト グループの名前を定義します。

-list

(オプション)指定したデプロイ済みポリシーと同じバージョンを持つホストを一覧表示します。バージョンは指定しません。 -upgrade を使用すると、暗黙的に指定されるバージョンは、使用可能な最新バージョンになります。

-nodelist hnode_list

操作を実行するホスト(HNODE オブジェクト)のカンマ区切りリストを定義します。

-upgrade name

指定されたポリシーを、定義されたホスト上の最新の最終バージョンにアップグレードします。

例: IIS 5 保護ポリシーのアップグレード

次の例は、policydeploy ユーティリティを使用してポリシーをアップグレードする方法を示しています。 まず、デプロイを確認して、このポリシーの最新バージョンがデプロイされていないホストを明らかにします。

  1. コマンド プロンプト ウィンドウで、policydeploy ユーティリティを実行します。
    policydeploy -upgrade IIS5 -list
    

    IIS5 ポリシーの古いバージョンがデプロイされているホストが一覧表示されます。

  2. このようなホストをすべて、最新のポリシー バージョンにアップグレードします。
    policydeploy -upgrade IIS5
    

例: IIS 5 保護ポリシーのダウングレード

次の例は、policydeploy ユーティリティを使用してポリシーをダウングレードする方法を示します。 まず、デプロイを確認して、どのホストにおいてデプロイされているポリシーに古いバージョンが存在しているかを明らかにします。

  1. コマンド プロンプト ウィンドウで、policydeploy ユーティリティを実行します。
    policydeploy -downgrade IIS5#3 -list
    

    バージョン 3 より新しい IIS5 ポリシー バージョンがデプロイされているホストが一覧表示されます。

  2. これらのホストをすべて、ポリシーの 3 番目のバージョンにダウングレードします。
    policydeploy -downgrade IIS5#3
    

詳細情報:

割り当てられたホストを最新のポリシー バージョンにアップグレード

割り当てられたホストを特定のポリシー バージョンにダウングレード