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DiskPart コマンドを使用したディスクとボリュームの作成

以下の例は、DiskPart コマンドを使用してベーシック ディスクおよびダイナミック ディスクを作成する方法を示しています。

例 1: DiskPart コマンドを使用したベーシック ディスクの作成
  1. Raw またはダイナミック ディスクのいずれかのディスクを選択し、ベーシック ストレージ タイプに変換します。
    X:\windows\system32\DR>diskpart
    

    既存のディスクを表示します。

    DISKPART>list disk
    
    DISKPART>list volume
    

    ディスク 0 上でブートとシステムのボリュームを作成します

    list disk および list volume コマンド

    DISKPART>select disk 0
    

    (オプション)必要に応じて GPT スタイルに変換します

    DISKPART>convert gpt
    
  2. システムおよびブート ボリューム用にベーシック ボリュームを作成します。

    システム ボリュームを作成します。

    DISKPART>create partition primary size=100
    

    ブート ボリュームを作成します。

    DISKPART>create partition primary
    
    DISKPART> list volume
    
  3. システム パーティションをアクティブにします。
    DISKPART>list partition
    
    DISKPART>select partition 1
    
    DISKPART>active
    

    システム ボリュームのステータスを確認します。

    DISKPART> detail partition.
    

    : active コマンドは、システム パーティションにのみ使用します。

  4. (オプション)ボリュームにドライブ文字を割り当て、フォーマットします。
    DISKPART>list volume
    
    DISKPART>select volume 2
    
    DISKPART>assign letter=C
    
    DISKPART>format quick
    
例 2: DiskPart コマンドを使用したシステム/ブート ダイナミック ボリュームの作成
  1. Raw またはベーシック ディスクのいずれかのディスクを選択し、ダイナミック ストレージ タイプに変換します。
    X:\windows\system32\DR>diskpart
    

    既存のディスクを表示します。

    DISKPART>list disk
    
    DISKPART>list volume
    

    ディスク 0 上でブートとシステムのボリュームを作成します。

    list disk および list volume コマンド

    DISKPART>select disk 0	
    

    (オプション)必要に応じて GPT スタイルに変換します。

    DISKPART>convert gpt
    
    DISKPART>convert dynamic	
    
  2. システムおよびブート ボリューム用にシンプル ダイナミック ボリュームを作成します。

    システム ボリュームを作成します。

    DISKPART>create volume simple size=100	
    

    ブート ボリュームを作成します。

    DISKPART> create volume simple			
    

    作成されたボリュームを表示します。

    DISKPART> list volume
    

    ボリューム 0 をシステム ボリュームとして設定します。

    DISKPART>select volume 0	
    
    DISKPART>retain
    

    ボリューム 1 をブート ボリュームとして設定します。

    DISKPART>select volume 1
    
    DISKPART>retain		
    
    DISKPART> select disk 0
    
  3. (オプション) システム パーティションをアクティブにします。

    パーティションを表示します。

    DISKPART>list partition
    
    DISKPART>select partition 2
    
    DISKPART>active		
    

    システム ボリュームのステータスを確認します。

    DISKPART> detail partition	
    

    diskpart retain コマンド

  4. (オプション)ボリュームにドライブ文字を割り当て、フォーマットします。
    DISKPART>list volume
    
    DISKPART>select volume 1
    
    DISKPART>assign letter=C
    
    X:\windows\system32\DR>format C: /q
    

    : UEFI システム パーティションを作成した場合は、データをリストアする前に、FAT32 ファイル システムにフォーマットする必要があります。 retain コマンドを実行する必要はありません。

例 3: DiskPart コマンドを使用したシステム/ブート以外のディスク ボリュームの作成
  1. ディスクを選択し、ダイナミック ストレージ タイプに変換します。
    X:\windows\system32\DR>diskpart
    

    現在のディスクおよびボリュームを表示します。

    DISKPART>list disk		
    
    DISKPART>list volume
    

    Disk 0 以外の各ディスクをダイナミック ディスクに変換します。

    DISKPART>select disk 1
    
    DISKPART>convert dynamic	
    
    DISKPART>select disk 2
    
    DISKPART>convert dynamic	
    
    DISKPART>select disk 3
    
    DISKPART>convert dynamic	
    
  2. 各ディスク上で RAID-5 ボリュームを作成します。 シンプル、ストライプ、または他のダイナミック ディスク タイプも同様に作成できます。
    create volume raid disk=1,2,3
    

    diskpart convert dynamic コマンド

  3. (オプション)ボリュームにドライブ文字を割り当て、フォーマットします。
    DISKPART>list volume
    
    DISKPART>assign letter=E
    
    X:\windows\system32\DR>format E: /q
    
例 4: UEFI システム ボリュームおよびブート ボリュームの作成
  1. ディスクを選択し、GPT タイプに変換します。
    X:\windows\system32\DR> diskpart
    

    既存のディスクを表示します。

    DISKPART>list disk
    
    DISKPART>select disk 0	
    

    UEFI パーティションを作成するには、最初にディスクを GPT タイプに変換する必要があります。

    DISKPART>convert gpt
    
  2. UEFI System パーティションを作成します。

    UEFI パーティションを作成します。

    DISKPART>create partition efi size=100
    

    MSR パーティションを作成します。

    DISKPART> create partition msr size=128
    

    プライマリ パーティションを作成します。

    DISKPART> create partition primary
    
    DISKPART>convert dynamic
    
    DISKPART>list volume 
    

    convert dynamic 引数を使用する DiskPart コマンド。

  3. ブート ボリュームを保持します。
    DISKPART>select volume 1
    
    DISKPART>assign letter=C
    
    DISKPART>retain
    
  4. (オプション) システム ボリュームを FAT32 にフォーマットします。

    システム ボリュームとしてボリューム 2 を準備します。

    DISKPART>select volume 2
    
    DISKPART>format fs=fat32 quick
    
    DISKPART>list partition
    

    convert dynamic 引数を使用する DiskPart コマンド。

    注: ブート ボリュームを保持する必要があります。 UEFI パーティションにデータをリストアするには、マスタ サーバも UEFI パーティションである必要があります。

例 5: ミラー システム ボリュームおよびブート ボリュームの作成

以下の手順では、UEFI ボリューム上にミラー ディスクを作成する方法について説明します。 UEFI ボリューム上のミラー ディスクの詳細については、Microsoft のドキュメント(http://support.microsoft.com/kb/951985)を参照してください。

  1. ディスク 0 を選択し、プライマリ UEFI ブート/システム ボリュームを作成します。
    DISKPART>list disk
    
    DISKPART>select disk 0	
    
    DISKPART>convert gpt
    
    DISKPART>create partition efi size=100
    
    DISKPART> create partition msr size=128
    
    DISKPART> create partition primary 
    
    DISKPART>convert dynamic
    
    DISKPART>list volume 
    
    DISKPART>select volume 1
    
    DISKPART>assign letter=C
    
  2. セカンダリ ディスクとしてディスク 4 を選択して、ブート/システム ボリュームを作成します。
    DISKPART>list disk
    
    DISKPART>select disk 4	
    
    DISKPART>convert gpt
    
    DISKPART>list partition
    

    (オプション、既存のパーティションの削除)ディスク 4 のパーティション 1 を選択し、override コマンドで削除します。

    DISKPART> Select partition 1
    
    DISKPART> Delete partition override
    
    DISKPART>create partition efi size=100
    
    DISKPART> create partition msr size=128
    
    DISKPART>list partition
    
    DISKPART>convert dynamic
    
  3. ブート ボリュームからセカンダリ ドライブへのミラーを作成します。
    DISKPART>select volume C
    
    DISKPART>add disk=4
    
    DISKPART>retain
    
  4. (オプション) システム ボリュームを FAT32 でフォーマットします。
    DISKPART>list volume
    
    DISKPART> select volume 1
    
    DISKPART> format fs=fat32 quick
    
    DISKPART> select volume 2
    
    DISKPART> format fs=fat32 quick
    

    注: ブート ボリューム上でミラーを作成し、このボリュームを保持します。 リストアできるのは、1 つのマスタ UEFI システム パーティションのみです。

DiskPart コマンドの詳細については、Microsoft のドキュメントを参照してください。