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概要

Arcserve RHA (RHA)は、非同期リアルタイム レプリケーションとアプリケーションの自動スイッチオーバー/スイッチバックをベースにしたソリューションで、32 ビットおよび 64 ビットの Windows サーバ上にある Microsoft Exchange Server や他のアプリケーション サーバに関して、費用対効果の高いビジネスの継続を可能にします。

Arcserve RHA では、データをローカル サーバまたはリモート サーバにレプリケートできるため、サーバのクラッシュやサイトに惨事が発生した場合にデータを回復できます。ハイ アベイラビリティのライセンスを所有している場合、ユーザをレプリカ サーバに手動または自動で切り替えることができます。このマニュアルでは、レプリケーションおよびハイ アベイラビリティの概念と手順について説明します。

このマニュアルで説明されている手順は、記述どおりに行う必要があります。以下の場合にのみ手順をカスタマイズします。

このセクションには、以下のトピックが含まれています。

Microsoft Exchange Server の新機能のサポート

このマニュアルについて

関連マニュアル

Microsoft Exchange Server の新機能のサポート

Arcserve RHA は、Microsoft Exchange Server の以下の機能をサポートします。

Microsoft は、Exchange 2010 からデータベース階層に変更を加えました。 ストレージ グループの概念が削除され、パブリック フォルダ データベースおよびデータベース管理が組織レベルに移動しました。 Exchange Server 2010 および 2013 では、データベース保護は Database Availability Groups (DAG)によって提供されます。 Database Availability Groups (DAG) は レプリケーションまたはHA シナリオ中ではサポートされていません。 マスタまたはレプリカが DAG の一部である場合、警告が表示されます。

: CDP リポジトリはサポートされなくなりました。

重要: この階層変更のために、データベースがマウント解除されても、マスタとレプリカのサーバ上に同じ名前を持ったデータベースを作成することができません。 この制限に対応するため、スイッチオーバー目的で一時的にデータベースの名前を変更することを可能にする機能がソフトウェアに組み込まれました。

Arcserve RHA では、レプリケーションおよびハイ アベイラビリティ保護はストレージ グループ レベルからメールボックス ストア レベルに移動されました。

ユーザは クライアント アクセス サーバ(CAS)の役割を果たすサーバを通じてメールボックスに接続できるようになりました。一方、Exchange Server 2007 では直接メールボックス サーバに接続できます。 Arcserve RHA シナリオでは、CAS サーバはクライアント アクセス リクエストに対応するために利用可能となっている必要があります。 CAS の展開に使用したメソッドによって、ソフトウェアがどのように環境を保護するか決定されます。

マスタ サーバが CAS の役割も果たしている場合、レプリカも同じように設定する必要があります。 レプリカ上の CAS を確認するかどうかシナリオ作成時間に決定できます。 マスタ サーバがメールボックスの役割のみを保持する場合、CAS はシナリオ作成時間にレプリカ上で確認される必要があります。 CAS の役割を持つ Exchange 2013 がマスタおよびレプリカである場合、マスタおよびレプリカの NLB を設定する必要があります。