- ジョブが失敗した場合 -- 失敗したすべてのジョブに対して電子メール アラート通知を送信します。 失敗したジョブとは、スケジュールが設定されているが、スケジュール時刻に実行されなかったジョブのことです。 これは、他のジョブが実行中の場合、または先に開始したジョブがまだ完了していない場合に発生します。 たとえば、バックアップ ジョブのスケジュール時刻にエクスポートまたは復旧ジョブが実行中の場合、バックアップ ジョブは失敗します。
- バックアップ、カタログ、ファイル コピー、リストア、または復旧ポイント コピー ジョブが失敗またはクラッシュした場合 -- バックアップ、カタログ、ファイル コピー、リストア、または復旧ポイント コピー ジョブの試行が失敗した場合に電子メール アラート通知を送信します。 このカテゴリには、失敗、未完了、キャンセル、スケジュール ジョブの未実行、およびクラッシュのすべてが含まれます。
- バックアップ、カタログ、ファイル コピー、リストア、または復旧ポイント コピー ジョブが成功した場合 -- バックアップ、カタログ、ファイル コピー、リストア、または復旧ポイント コピー ジョブの試行が成功した場合に電子メール アラート通知を送信します。
- マージ ジョブが停止、スキップ、失敗、またはクラッシュした場合 -- 停止、スキップ、失敗、またはクラッシュしたすべてのマージ ジョブについて、アラート通知を送信します。 このアラートを有効にすると、マージ ジョブが失敗した際に通知が送られます。 マージは、セッションがマウントされていたり、セッションがカタログ ジョブによってロックされていたり、セッションがその他の理由によりロックされていると、失敗する場合があります。
- マージ ジョブが成功した場合 -- 成功したすべてのマージ ジョブについて電子メール アラートを送信します。
ディスク容量アラート
- バックアップ先の空き容量が次の値を下回った場合 - バックアップ先の空き容量が指定した値を下回った場合に電子メール アラート通知を送信します。 このオプションでは、アラート通知を送信するしきい値として、全容量の割合または特定の値(単位 - MB)のどちらで指定するかを選択することができます。
更新アラート
- 新しい更新がある場合 - CA ARCserve D2D 用の新しい更新が利用可能な場合に電子メール通知を送信します。 また、更新の確認中またはダウンロード中に問題が発生した場合も、電子メール通知が送信されます。
リソース アラート
- リソース アラートを有効にする -- 指定されたパフォーマンス キー インジケータ(PKI)のしきい値レベルに到達した場合に電子メール通知を送信します。 サーバの効率性と信頼性を保証するには、常にパフォーマンスをモニタして潜在的な問題を特定し、ボトルネックとなる状況を迅速に解消する必要があります。
これらのパフォーマンス インジケータのしきい値レベルを定義することは、サーバに関するユーザの知識に基づいて、完全にユーザの裁量において行われます。 正しい設定や誤った設定というのもはありません。アラート通知は「正常」で許容可能なパフォーマンスに基づいて送られる必要があります。 たとえば、システムが通常は 80% の CPU 負荷で実行される場合、CPU 使用率のしきい値に 75% を設定することは効率的かつ有用とは言えません。
これらの各 PKI パラメータは、対応するしきい値レベルに達するとそれぞれ個別にアラート通知を送信するように設定できます。 送信される PKI アラート電子メールの最大数は 1 日あたり 5 件までです。
- CPU 使用率 -- 指定される CPU 使用率アラートしきい値は、CA ARCserve D2D によって保護されたサーバの CPU 使用率を示します。 このアラート通知を使用して、サーバが頻繁に過負荷状態になり過ぎることがないか確認できます。
CPU 使用率が高すぎると、サーバの応答時間が非常に遅くなるか、反応しなくなる場合があります。この場合、負荷の分散(バランシング)を検討する必要があります。
- ディスク スループット -- 指定されるディスク スループット アラートしきい値は、CA ARCserve D2D によって保護されたサーバのディスク スループット(MB/秒)を示します。 このアラート通知を使用して、お使いのディスクの機能が最大化されていることを確認できます。
ディスク スループットがディスクの最大処理能力に近い場合、ニーズと一致させるためにディスクのアップグレードを検討する必要があります。 通常、高速なディスクほどパフォーマンスは高くなります。
- メモリ使用率 -- 指定されるメモリ使用率アラートしきい値は、CA ARCserve D2D によって保護されたサーバのメモリ使用率を示します。 使用率は、メモリ容量のどれくらいが使用されているかを表します。 使用率が高くなるほど、サーバのパフォーマンスは低くなります。
メモリ使用率が頻繁に高くなりすぎる場合、原因となっているプロセスを特定する必要があります。 このインジケータ設定を使用して、アプリケーションまたはサーバのアップグレードが必要となった場合に警告されるようにすることができます。
- ネットワーク I/O -- 指定されるネットワーク I/O アラートしきい値は、CA ARCserve D2D によって保護されたサーバで現在使用されている NIC 帯域幅率を示します。 使用率は、ネットワーク インターフェース カード(NIC)がどの程度使用されているかを表します。 使用率が高くなるほど、ネットワークのパフォーマンスは低くなります。
ネットワーク使用率が頻繁に高くなりすぎる場合、原因となっているプロセスを特定して問題を解決する必要があります。 また、特定のネットワーク容量に基づいて、バックアップ中のネットワーク使用率が高すぎる場合、NIC カードをアップグレードして高いスループット要件に対応する必要があります。