CA ARCserve Central Protection Manager では、バックアップの拡張設定を指定できます。
バックアップ拡張設定を指定する方法
[ポリシー]画面が開きます。
[新規ポリシー]ダイアログ ボックスが開きます。
拡張設定オプションを表示するダイアログ ボックスが表示されます。
CA ARCserve D2D バックアップは、スナップショット イメージと、そのイメージ用に作成されたトランザクション ログ ファイルで構成されます。 ある時点で古い(コミット済み)トランザクション ログ ファイルは必要ではなくなるため、新しいログ ファイルのスペースを作るためにパージできます。 これらのログ ファイルをパージするプロセスを、ログの切り捨てと呼びます。 このオプションを選択すると、コミット済みのトランザクション ログ ファイルの切り捨てが有効になり、ディスク容量を節約できます。
利用可能なオプションは、「SQL Server」および「Exchange Server」です。 これらのアプリケーションのどちらか、または両方を選択でき、どちらも選択しないことも可能です。 これらのアプリケーションのいずれかを選択した場合、自動的なログ切り捨てのスケジュール([毎日]、[毎週]、[毎月])を指定できます。
注: バックアップが正常に完了しないと、トランザクション ログ ファイルの切り捨ては実行されません。
パージの実行がスケジュールされた時刻にバックアップ ジョブがすでに実行中である場合、パージ処理は次のスケジュール ジョブに移動します。
たとえば、以下のようになります。
増分バックアップが毎日午後 5 時に自動的に実行されるようにスケジュールされている場合に、午後 4 時 55 分にフル バックアップを手動で開始し、5 時 10 分に正常に完了したとします。
この場合、アドホックのフル バックアップが進行中なので、午後 5 時にスケジュールされていた増分バックアップは実行されません。 コミット済みのトランザクション ログは、次回、バックアップ ジョブが正常に完了した後でパージされます。 この例では、翌日の午後 5 時にスケジュールされた増分バックアップが正常に完了した後で実行されます。
この値は、バックアップを実行するのに必要な計算された容量の割合を示します。 この継続的な容量はバックアップがデータの書き込みを開始する前にデスティネーション上で直ちに予約され、バックアップ速度の改善に役立ちます。
デフォルト: 10%。
例: 値は 10% に設定され、現在のバックアップにはバックアップするデータが 50GB あります。 バックアップがデータの書き込みを開始する前に、5 GB のディスク容量が予約されます。 5 GB のディスク容量が使い果たされると、さらに 5 GB のディスク容量が予約されます。 バックアップの残りデータが 5 GB 未満(あと 2 GB のバックアップが必要だと仮定します)である場合、残りの GB 数(この例では 2 GB)が予約されます。
このオプションが選択されている場合、各バックアップの後に Exchange 詳細リストア カタログの自動生成が有効になります。 このオプションはデフォルトでは有効になっています。
Exchange 詳細リストア バックアップでは、電子メール メッセージ、メール フォルダ、Exchange のメールボックス レベルに関する情報を、Exchange データベースを通じた 1 回のバックアップでキャプチャします。 このオプションを有効にすると、Exchange データベースの詳細復旧を実行できます。その場合は、Exchange データベースをまず別の場所に回復またはダンプしなくても、Exchange 内のオブジェクトのリストを選択し、回復する対象を厳密に指定することができます。
メリット: Exchange 詳細リストア カタログを使用すると、リストアの参照を実行するのに長時間待機する必要がありません。
デメリット: バックアップごとに Exchange 詳細リストア カタログを生成すると、バックアップ ウィンドウの拡大(バックアップ ジョブの完了までにかかる時間の増加)および作業負荷の増大につながります。 CA ARCserve D2D では、それぞれのメールボックスを確認し、詳細情報を認証および構築する必要があります。メールボックスの数およびデータのサイズを考えると、これは非常に時間のかかる作業となります。
注: このオプションを無効にすると、CA ARCserve D2D では Exchange の一般情報のみが保存されます。 リストアの前には、その時点で Exchange 詳細リストア カタログを生成することができます。
このオプションを選択すると、ファイル システム カタログの生成が有効になります。 参照に長時間かかる場合(特に CA ARCserve D2D のデスティネーションが WAN 上にあるとき)、または検索によってリストアに長時間かかる場合、このオプションは待機時間の短縮に役立ちます。 このオプションを選択すると、このカタログ ジョブはスケジュール済みの各バックアップ ジョブに対して実行されます。
このオプションを選択しない場合、リストアはバックアップ直後に実行され、カタログ ジョブの完了を待機することはありません。 このオプションは、デフォルトでは無効になっています。
注: 各バックアップ ジョブのファイル システム カタログを生成する場合、メタデータ ファイルとカタログ ファイルを格納するために必要なディスク ストレージの容量と、CPU 使用率が増加します。 さらに、バックアップ ソースに多数のファイルが含まれる場合、カタログを生成するプロセスに長時間かかることがあります。
以下の点に注意してください。
バックアップ拡張設定が保存されます。
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