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ORCL1 データベースのリカバリ

リカバリの手順を開始する前に、データベースORCL1とORCL2の両インスタンスを作成しておく必要があります。 Oracleを再インストールする際に、スターター データベース(ORCL)を持っている場合は、ORCL1のインスタンスを作成しておくことをお勧めします。

ORCL1 データベースのリカバリ方法

  1. Windowsを再インストールします。
  2. CA ARCserve Backup が Oracle データベースと同じサーバにインストールされていた場合は、CA ARCserve Backup を再インストールします。
  3. 以下のいずれかを行います。
  4. オプションを再インストールして、リストア対象となるインスタンスの Oracle データベース インスタンス エントリを作成します。
  5. データベース ORCL1 の最新のフル バックアップ セッションをリストアします。

    注: オフライン バックアップの場合は、以降のリカバリ手順を実行する必要はありません。 この付録の「ORCL2 データベースのリカバリ」に進んでください。 オンライン バックアップの場合は、続けて以下の手順を実行してください。

  6. INITORCL1.ORA ファイルを参照して、以下のエントリが正しく設定されていることを確認します。
    LOG_ARCHIVE_START
    LOG_ARCHIVE_DEST
    LOG_ARCHIVE_FORMAT
    
  7. Agent for Oracleのホーム ディレクトリにリストアされた制御ファイル(CONTROL.ORCL1など)を適切なすべてのディレクトリにコピーして、それらのファイルを適切なファイル名に変更します。
  8. Oracle Version 9i 以降では、SYS ユーザで ORCL1 に接続します。
  9. データベースをマウントします。
  10. SQL*Plus のプロンプトで以下のコマンドを入力します。
    recover database using backup controlfile until cancel;
    
  11. リカバリが完了したら、以下のコマンドを入力します。
    alter database open resetlogs;
    

    注: データベースがオープンされず、REDOログのステータスに関するメッセージが表示された場合は、Server ManagerまたはSQL*Plusプロンプトで以下のコマンドを入力します。

    select * from v$logfile
    

    このコマンドによって、Oracleデータベースがredoログの検索に使用するディレクトリ構造が、その他のさまざまな情報と共に表示されます。 表示されたディレクトリ構造が存在しない場合は、そのディレクトリ構造を作成します。 ディレクトリ構造を作成してから、再び以下のコマンドを入力します。

    alter database open resetlogs;
    

    これで、Oracleデータベースによってデータベースがオープンされ、REDOログが再作成されます。

    重要: この手順は非常に重要です。 省略しないでください。

  12. データベースORCL1のアーカイブ ログ ファイルをすべて削除します。

これで、データベースORCL1が完全にリカバリされました。 次は第2段階に進んで、データベースORCL2をリカバリします。