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リモート マシンでの MSCS ノードのバックアップ

Windows プラットフォームで有効

症状:

リモート マシンにインストールされている CA ARCserve Backup を使用して MSCS ノードを確実にバックアップするにはどうすればよいですか。

クラスタの回復の詳細については、「CA ARCserve Backup Disaster Recovery Option ユーザ ガイド」を参照してください。

解決策:

クラスタの各ノードに CA ARCserve Backup Windows File System Agent をインストールしておく必要があります。

重要な点は、クラスタ共有ディスクが別のディスクへフェールオーバした場合でも、共有ディスクが確実にバックアップされるように設定することです。 そのためには以下の手順に従います。

  1. ローカル ディスクとシステム状態を使用して各ノードをバックアップします。バックアップ ジョブをサブミットするときには各ノードのホスト名を使用します。

    注:共有ディスクは、バックアップ中に各ノード間を移動する可能性があり、バックアップ中に共有ディスクを所有することになるノードを確実に予測する手段はないので、共有ディスクのバックアップ時にはマシンのホスト名を使用しないでください

  2. 共有ディスクをバックアップします。バックアップ ジョブをサブミットするときにはクラスタの仮想サーバ名を使用します。 共有ディスクが特定のノードから別のノードにフェールオーバすると、クラスタの仮想名もフェールオーバするので、CA ARCserve Backup によって常にクラスタ共有ディスクがバックアップされることになります。 これを確実に行うには、クラスタ名とクラスタ共有ディスクが同時にフェールオーバするように、クラスタの依存関係を設定します。

    注:クラスタ ノードを惨事から保護するには、各ノードを完全にバックアップする必要があります。

    Windows システム オブジェクト: 展開してシステム状態を表示。