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IIS03yx4 および IIS08yx4 拡張性のある Web サーバ

IIS03yx4: 拡張性のある Web サーバ

早見表

カタログ

System_ms

カテゴリ

Web サーバ

ユーザ ボリューム

なし

最小 メモリ

1.062 GB(x86)、3.062GB(x64)

OS

Windows

制約

なし

機能の概要

IIS03yx4 と IIS08yx4 は、1 つのロード バランサ(HALB)と 4 つの IIS サーバ(IIS03y など)から構成される、拡張性のある IIS サーバです。

IIS03yx4 と IIS08yx4 は、静的な Web コンテンツに対応し、共有ファイル ストレージ(CIFS を使用して)からスクリプトを実行します。 ドキュメントおよびスクリプトへのパスは設定可能です。

IIS03yx4 と IIS08yx4 には、コンテンツ ボリューム上のスクリプトから外部サービスにアクセスするための 3 つの汎用出力端子があります。 db 端子はデータベースにアクセスするために使用されます。fs 端子は共有ファイル ストレージにアクセスするために使用されます(CIFS を使用して)。また、aux 端子は、SMTP サーバに電子メール メッセージを送信するために使用されます。

log 端子は、ログ記録を格納できる共有ファイル システムに IIS を接続するために使用できます。

IIS03yx4 と IIS08yx4 サーバの設定はプロパティを使用して行います。 プロパティはほとんどの使用例に簡単な設定方法を通じて対応するように設計されています。 通常、非デフォルト値の設定に必要なプロパティはわずかです。

IIS03yx4 および IIS08yx4 アプライアンスによって提供される機能でニーズを満たせない場合は、テクニカル サポートに連絡して可能なオプションを検討してください。 カタログを拡張して、お客様のニーズを満たすアプライアンスをご提供できる場合があります。

重要: IIS03yx4 と IIS08yx4 は、CA 3Tera AppLogic 2.9.x+distro 内に含まれている system_ms カタログ内の CA 3Tera AppLogic で配布されます。 グリッドにこのカタログをインストールするには、サービス プロバイダに問い合わせてください。 これらのアプライアンスには、/system_ms: IIS03y または /system_ms: IIS08y のリファレンスが含まれています。ベース Windows サーバ アプライアンスから IIS03y と IIS08y を作成する手順については、インストール リファレンスを参照してください。 system_ms カタログがグリッドにインストールされ、/system_ms:IIS03y または /system_ms:IIS08y アプライアンスのいずれかが見つからない場合は、アプリケーションを開くたびに、エラー メッセージがアプリケーション エディタに表示されます。 この問題を解決するには、見つからないすべてのアプライアンスを作成するか、system_ms カタログから未使用の IIS03yx4/IIS03yx8/IIS08yx4/IIS08yx8 アプライアンスを削除します。

名前

最新バージョン

OS

IIS

VB

ASP.NET

メモ

IIS03Wx4

1.0.4-1

Windows Server 2003"Web"SP2 (x86)

6

6

3.5 SP1

-

IIS03Sx4

1.0.4-1

Windows Server 2003 "Standard" SP2 (x64)

6

6

3.5 SP1

-

IIS03Ex4

1.0.4-1

Windows Server 2003 "Enterprise" SP2 (x64)

6

6

3.5 SP1

IIS03DCx4

1.0.4-1

Windows Server 2003 "Datacenter" SP2 (x64)

6

6

3.5 SP1

IIS08Wx4

1.0.4-1

Windows Server 2008 "Web" R2 (x64)

7.5

6

4.0

-

Windows Server 2008 "Datacenter" R2 (x64)

1.0.4-1

Windows Server 2008 "Standard" R2 (x64)

7.5

6

4.0

-

IIS08Ex4

1.0.4-1

Windows Server 2008 "Enterprise" R2 (x64)

7.5

6

4.0

-

IIS08DCx4

1.0.4-1

Windows Server 2008 "Datacenter" R2 (x64)

7.5

6

4.0

-

境界

リソース

IIS03yx4

リソース

最小

Web (x86)最大

デフォルト

テスト済み

CPU

0.5

24

1.2

8

メモリ

1.062 GB

40 GB

2.125 GB

32 GB

帯域幅

5 Mbps

10 Gbps

800 Mbps

2 Gbps

リソース

最小

Standard (x64)最大

Enterprise (x64)最大

Datacenter (x64)最大

デフォルト

テスト済み

CPU

1.1

32

48

144

1.2

8

メモリ

3.062 GB

160 GB

288 GB

288 GB

3.125 GB

32G

帯域幅

5 Mbps

10 Gbps

10 Gbps

10 Gbps

800 Mbps

2 Gbps

IIS08yx4

リソース

最小

Web (x64)最大

Standard (x64)最大

Enterprise (x64)最大

Datacenter (x64)最大

デフォルト

CPU

1.1

32

32

48

144

1.2

メモリ

3.062 GB

160 GB

160 GB

288 GB

288 GB

3.125 GB

帯域幅

5 Mbps

10 Gbps

10 Gbps

10 Gbps

10 Gbps

800 Mbps

端子

名前

方向

プロトコル

説明

in

in

HTTP

Web クライアントからの HTTP リクエストに対応します。 HTTP/1.1 および 1.0 プロトコルに対応します。

ctl

in

HTTP

出力を有効または無効にしてロード バランサから出力端子状態を取得するために使用される制御端末。

ui

in

HTTP

ロード バランサ ランタイム統計が含まれる Web UI を表示します。

db

out

任意

データベース サーバへのアクセス。 使用状況は、コンテンツ ボリューム上に存在するスクリプトによって定義されます(存在する場合)。 使用しない場合、この端子は未接続のままにできます。

fs

out

CIFS

共有ファイル ストレージ用のネットワーク ファイル システムにアクセスして、匿名ログインおよび share という名前の読み取り/書き込み共有を提供します。 使用状況は、コンテンツ ボリューム上に存在するスクリプトによって定義されます(存在する場合)。 コンテンツ ボリューム上のソフトウェアは、アプライアンスのファイルシステム スペースにある ¥¥fs¥share としてリモート ファイル システムを「認識」します。 この端子は接続する必要があります。

log

out

CIFS

IIS ログを格納するための CIFS ベースのネットワーク ファイル システムへのアクセス。 接続されたサーバでは匿名ログインを許可する必要があります。share という名前の読み取り/書き込み共有が必須です。 使用しない場合、この端子は未接続のままにできます。

aux

out

任意

送信電子メールを送信するために SMTP サーバにアクセスします。 使用状況は、コンテンツ ボリューム上に存在するスクリプトによって定義されます(存在する場合)。 「IIS SMTP」はアプライアンス上で設定されないことに注意してください。メールを送信する必要があるどのようなアプリケーションも、ターゲット ホスト名として「aux」を使用して、単に SMTP を直接使用します。
使用しない場合、この端子は未接続のままにできます。

net

out

任意

サブネット アクセスに使用するゲートウェイ出力。
使用しない場合、この端子は未接続のままにできます。

mon

out

CCE

パフォーマンスとリソースの使用状況統計を送信します。
使用しない場合、この端子は未接続のままにできます。

プロパティ

プロパティ名

タイプ

説明

docs_dir

文字列

対応するドキュメントがあるリモート NAS ボリューム上のルート ディレクトリ。 たとえば、mydocs が考えられます。 docs_dir が空の文字列に設定される場合は、コンテンツ ボリュームのルート ディレクトリが使用されます。
重要: ディレクトリはコンテンツ ボリューム上にすでに存在している必要があります。
デフォルト: (

logs_enabled

文字列

IIS ログ記録を有効にするかどうかを制御します。 有効な値は on および off です。 on に設定され、logs 端子が接続されている場合、ログは cifs 共有上でリモート NAS アプライアンスに格納されます。 on に設定され、logs 端子が接続されていない場合、ログはデフォルトの場所(C:¥WINDOWS¥system32¥LogFiles¥W3SVC1¥*)を使用して、Windows ブート ドライブに格納されます。 これが off に設定されている場合、ログは完全に無効になります。 デフォルト: off

srv2_standby

整数

2 番目の IIS0Ny サーバがスタンバイ モードにあるかどうかを指定します。 ゼロ以外の場合、2 番目の IIS0Ny サーバはスタンバイ モードになります。それ以外の場合はスタンバイ モードにはなりません。
デフォルト: 1

srv3_standby

整数

3 番目の IIS0Ny サーバがスタンバイ モードにあるかどうかを指定します。 ゼロ以外の場合、3 番目の IIS0Ny サーバはスタンバイ モードになります。それ以外の場合はスタンバイ モードにはなりません。
デフォルト: 1

srv4_standby

整数

4 番目の IIS0Ny サーバがスタンバイ モードにあるかどうかを指定します。 ゼロ以外の場合、4 番目の IIS0Ny サーバはスタンバイ モードになります。それ以外の場合はスタンバイ モードにはなりません。
デフォルト: 1

重要: 列挙されたすべての文字列プロパティは、大文字と小文字を区別しません(小文字)。 他のすべての文字列プロパティは大文字と小文字を区別します。

詳細プロパティ

これらは通常は設定する必要がない追加プロパティです。 それらは標準以外の状況で IIS0Nyx4 を調整するために使用できます。

プロパティ名

タイプ

説明

lb_mode

文字列

操作モードと、セッション識別用の名前付きセッション Cookie を使用する方法を指定します。 有効な値は以下のとおりです。
passive - Cookie は変更されません。 指定された Cookie 値が常に一意で、同じ値が別のサーバによって使用されないことが想定されます。
synch - サーバからの HTTP 応答に含まれる Cookie 文字列を変更して、応答元の端子に対して一意にします(4 文字の端子 ID を Cookie 値に入力します)。 「端子 ID」は、リクエストがいずれかの outX 端子上のサーバへ転送される前にストリップされます。 端子 ID を挿入することを除けば、Cookie 値と出力端子間のマッピングは passive の場合と同じです。つまり、Cookie 値全体が比較されます。
insert - ロード バランサはそれ自身で in 端子上のクライアントに戻される応答に Cookie を挿入します。したがって、クライアントがその Cookie とともに後続のリクエストを送信すると、それらのリクエストは、そのクライアントからの最初のリクエストと同じサーバに方向付けられます。 挿入された Cookie には有効期限日がありません。クライアント ソフトウェアによって永続的に保存されません。
source - リクエストのソース IP アドレスは、セッションを特定のバックエンド Web サーバにバインドするために使用されます。 cookie プロパティは無視されます。
デフォルト: passive。

lb_cookie_name

文字列

セッションを識別するために使用される Cookie の名前。 passive モード(passive および synch。以下の mode プロパティを参照)の場合、これはクライアント セッションを識別するために、out1~out4 に接続されたバックエンド サーバによって使用される Cookie の名前です。 insert モードの場合、これは、単一のサーバに各クライアントを「固定」するために、HALB が HTTP 応答に挿入する Cookie の名前です。 このプロパティが空の値に設定されている場合、セッション トラッキングは行われず、リクエストはすべて単純なラウンド ロビン方法で配布されます。 source モードでは無視されます。
デフォルト: (空)

lb_cookie_check_length

整数

セッションをバックエンド Web サーバに一致させるために、passive 操作モードで、一意キーとして Cookie の値から使用するバイト数を定義します。 通常の場合、一般的なすべての PHP および Java アプリケーションでは、デフォルト値の 10 で十分です。 この値は常に Cookie 値の長さ以下にする必要があります。
デフォルト: 10

lb_max_connections

整数

ロード バランサが処理するアクティブな同時接続の最大数。 この数に到達しても、新しい接続は受け付けられますが、別の接続が閉じられるまで、それらの処理は遅延されます。 起動時に、ロード バランサは、自動的に利用可能なメモリに基づいた接続の最大数を決定し、このプロパティの値と比較して、最低値を使用します。 このプロパティが 0 と等しい場合は、計算された値が使用されます。 使用可能なメモリも、このプロパティの明示的な設定もロード バランサのスループットまたはその最大リクエスト レートに直接影響しないことに注意してください。低い値に設定して(またはメモリを少なくする)応答に影響が表れるのは、リクエストごとにバックエンド サーバが長時間の操作を実行していて(たとえば、データベース検索)、多くのリクエストが同時にオープンなままになる場合のみです。
デフォルト: 0

lb_backup_outputs

文字列

バックアップと見なされる出力(out1~ out4)のスペースまたはカンマ区切りリスト。 バックエンド サーバがすべて利用不能な場合にのみ、トラフィックはバックアップ サーバに方向付けられます。 これらのバックアップ サーバの目的は、何かが不正であることをクライアントに通知するか、利用不能なバックエンドまたはタイムアウトによるエラーを投げる代わりにそれらをリダイレクトすることです。
デフォルト: (空)

lb_healthcheck_url

文字列

http_get と http_head のヘルス チェック メソッドでバックエンド Web サーバのヘルス チェックを実行するために使用される URL。 完全な URL (http://host.name/file/to/check/for.php)、または相対パス(/file/to/check/for.php)として指定できます。 URL として指定された場合、HALB は「Host:」 ヘッダ内で URL から抽出されたホスト名を使用して、ヘルス チェックを実行するときに HTTP/1.1 プロトコルを使用します。 これにより、仮想ホストを使用できます。 相対パスとして指定された場合、HALB は HTTP/1.0 プロトコルを使用して、このプロパティによって指定されたドキュメントをチェックします。 このプロパティが空の場合、ロード バランサは HTTP/1.0 プロトコルを使用して、デフォルト ルート「/」をチェックします。
デフォルト: (空)

lb_healthcheck_agent

文字列

http_get と http_head のヘルス チェック メソッド用のエージェント識別子として使用される文字列。 空の場合は、「HALB-health-check」が使用されます。
デフォルト: (空)

lb_healthcheck_method

文字列

バックエンド Web サーバのヘルス チェックを実行するために使用されるメソッド。
tcp_connect - ロード バランサは Web サーバのポート 80 に接続されます。 接続が正常に確立された場合、ロード バランサは Web サーバが機能していると想定します。 これは最速のメソッドで、最小のリソースを必要とします。
http_head - ロード バランサは、lb_healthcheck_url プロパティによって指定されたドキュメントを要求するために HEAD メソッドを使用します。 これは tcp_connect よりも低速なメソッドで、ロード バランサと Web サーバの両方でより多くのリソースを必要としますが、信頼性が高くなります。 Web サーバから受信したステータス コード 2xx または 3xx によって、サーバが動作していることを確認します。
http_get - ロード バランサは、lb_healthcheck_url プロパティによって指定されたドキュメントを要求するために GET メソッドを使用します。 これは最も多くのリソースを要求するが、最も信頼性が高い最低速のメソッドです。 Web サーバから受信したステータス コード 2xx または 3xx によって、サーバが動作していることを確認します。 lb_healthcheck_regexp プロパティが定義されている場合、ロード バランサは、すべての HTTP ヘッダおよびサーバ ステータス コードが含まれているドキュメントをダウンロードして、lb_healthcheck_regexp 値に一致するかどうかをチェックします。 一致している場合、バックエンド サーバは機能していると見なされ、一致が見つからなかった場合は、無効になります。
デフォルト: tcp_connect

lb_healthcheck_regexp

文字列

http_get ヘルス チェック モードで使用されるテスト文字列。 短いか一般的な値(たとえば、 「OK」)は間違った正の一致の原因になる場合があります。 この文字列は Perl の正規表現です。
デフォルト: (空)

lb_healthcheck_interval

整数

バックエンド Web サーバのヘルス チェック間隔(秒単位で指定)。
デフォルト: 20 秒。

lb_timeout

整数

非アクティブセッションが期限切れになる秒単位のタイムアウト。 ゼロに設定されている場合、非アクティブ セッションは期限切れになりません。 ゼロ以外の値に設定されている場合は、タイムアウト秒後に再開された非アクティブ セッションは古いと見なされます。「忘れられた」Cookie があるリクエストは、まったく Cookie がないかのように扱われ、通常のラウンドロビン メソッドを使用して、ランダム サーバに転送されます。 このプロパティは、passive モードの場合にのみ有効で、他のすべてのモードでは無視されます。
デフォルト: 0

lb_client_timeout

整数

接続の確立後にクライアントからのリクエストを待機する場合の秒単位のタイムアウト。
デフォルト: 150

lb_server_timeout

整数

接続の確立後にバックエンド Web サーバからの応答を待機する場合の秒単位のタイムアウト。
デフォルト: 150

lb_conn_timeout

整数

tcp 接続確立の秒単位のタイムアウト。 これにはヘルス チェックが含まれます。 この設定には十分注意してください。高負荷の状況で、この値が小さすぎるためにヘルス チェックがタイムアウトした場合、ロード バランサでは出力が無効になります。 20 秒未満に設定することは推奨されません。
デフォルト: 20

lb_username

文字列

ui 端子を介してロード バランサ GUI にアクセスするためのユーザ名。 空の場合、認証はありません。
デフォルト: (空)

lb_password

文字列

ui 端子を介してロード バランサ GUI にアクセスするためのパスワード。 ユーザ名が空の場合、パスワードは無視されます。
デフォルト: (空)

lb_ctl_port

整数

ctl 端子を介して Web サービス コントロール インターフェースにアクセスするために使用されるポート。
デフォルト: 80

lb_ui_port

整数

ui 端子を介してロード バランサ ランタイム統計 GUI にアクセスするために使用されるポート。
デフォルト: 80

index_files

文字列

クライアントがディレクトリ名を参照する URL をリクエストした場合に、ディレクトリ インデックス ページとして使用される順序付けられたスペース区切りファイル リスト。
デフォルト: default.htm default.asp default.aspx index.html

max_connections

整数

それぞれの IIS ノードが処理できるアクティブな同時接続の最大数。 同時接続の実際の数は、十分なシステム メモリがない場合に、このプロパティ用に設定された値未満に制限される場合があります。 「メモリ使用量」セクションを参照してください。
デフォルト: (

idle_timeout_sec

整数

リクエストがないか応答が通らない場合に、クライアント接続をオープンに維持する場合の秒単位のタイムアウト。 このタイムアウトを短くすると、忘れられた接続を迅速にドロップすることに役立ちます。 デフォルト: 15

data_timeout_sec

整数

データ転送が開始されても完了しないときに、さらに多くのデータを受信または送信する場合の秒単位のタイムアウト。 このタイムアウトを使用すると、送信中に遅延が引き続き許可されているときに、忘れられた接続を IIS0Ny でドロップできます。 デフォルト: 300

重要: 列挙されたすべての文字列プロパティは、大文字と小文字を区別しません(小文字)。 他のすべての文字列プロパティは大文字と小文字を区別します。

メモリ使用量

IIS0Nyx4 IIS の各 IIS0Ny サーバは、広範囲に利用可能なメモリで実行して、異なるサイズおよび負荷のアプリケーションに適合できるようにそれ自体を自動的に設定します。 ただし、IIS のコンテンツ ボリュームにインストールされる場合がある動的なコンテンツ スクリプトのメモリ使用状況を設定計算では予測できないため、スクリプトの不正な動作の影響で、過剰コミット メモリによるサーバの誤動作が発生し、OS によってプロセスが強制終了される可能性があります。

デフォルトでは、それぞれの IIS0Ny は、次の想定に従ってアクティブな接続の最大数を設定します。

たとえば、256M による「サンドボックス」設定では、アクティブな接続の最大数は 51 に設定されます。

接続の最大数は max_connections プロパティを使用して、自動的に計算される値未満に制限できます。 max_connections が使用可能なシステム メモリによって課された制限を超える場合は、警告なしでトリムされます。

ヒント:

メモリ要求の大きいアプリケーションが負荷状態で誤動作を開始し(接続の切断)、使用可能なメモリを増やすことがオプションとして無効な場合は、max_connections プロパティを低い値に設定してみてください。 これにより、同時に実行される可能性があるスクリプト インスタンスの数が減少し、それぞれのインスタンスに実行用のメモリが解放されます。

共有ファイル ストレージのセットアップ

このセクションでは、動的なコンテンツに対応するスクリプトの設定に役立つ情報を提供します。

固定されたディレクトリ名

HTTP サーバの起動時に、以下のディレクトリおよびファイルを、それぞれの IIS0Ny インスタンスのファイルシステム スペース内で使用できます(スクリプトまたは設定ファイルで、これらの場所以外で絶対ディレクトリ名を使用することはお勧めしません)。

¥¥fs¥share - fs 端子に接続された NAS サーバによって提供される共有読み取り/書き込みファイル ストレージのルート。

アクセス制御

コンテンツ ボリューム上のファイルには、HTTP を通じて対応する資格があるすべてのユーザ用の「読み取り」許可が必要です。

リモート ファイル システム共有からの動的コンテンツに対応するには、それぞれの IIS0Ny 内部アプライアンスを以下のように設定する必要があります。

重要: 必要に応じて、「file:////¥¥fs¥share¥*」を正しいパスに置き換えてください(複数のフォルダでコマンドを繰り返す)。

電子メールの送信

「IIS SMTP」 システムは IIS0Ny 上で設定されません。 そのシステムは、このアプライアンスから電子メールを送信するために使用しないでください。 どのような場合も、ユーザの SMTP メーラは SMTP サーバのホスト名として aux を使用するようにセットアップする必要があります。 電子メールとともに IIS0Ny を使用する方法の例については、ユーザ ケースを参照してください。

内部

IIS0Nyx4 の内部の例を以下に示します。

IIS03yx4 の内部

典型的な使用状況

拡張性のある 2 層アプリケーション

拡張性のある 2 層アプリケーション

既知の制限

重要: