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Filer_Windows08 - Windows ファイラ アプライアンス

最新バージョン: 2.0.10

Windows

早見表

カタログ

system_ms

カテゴリ

ファイラ

ユーザ ボリューム

あり

最小 メモリ

512 MB

OS

Windows

制約

なし

機能の概要

Filer_Windows08 は、Windows ファイルシステムを持つボリュームにファイルシステム レベルのアクセスを提供するアプライアンスです。 Filer_Windows08 は次の Windows ファイルシステムをサポートします。ntfs08。 Filer_Windows08 は以下の操作モードをサポートします。

manual モードでは、Filer_Windows08 はそのデフォルト インターフェースを介してボリュームに GUI アクセスおよびルート シェルを提供します。 このモードでは、Filer_Windows08 は、ユーザがボリュームへファイルをコピー、またはボリュームからファイルをコピーするための外部ネットワーク アクセスもオプションで提供します。 manual モード操作は 1 つまたは 2 つのボリュームで実行できます。

注:

境界

リソース

リソース

最小

最大

デフォルト

CPU

0.25

0.25

0.25

メモリ

512 MB

1 GB

512 MB

帯域幅

1 Mbps

1 Mbps

1 Mbps

端子

名前

方向

プロトコル

説明

なし

外部インターフェースは有効です。 受信および送信トラフィックに使用されます。また、そのネットワーク設定はプロパティを通じて設定されます。 manual モードでのみ使用され、他のモードでは設定されません。

デフォルト インターフェースは有効です。 メンテナンスに使用されます。 また、manual モードでは、Web GUI にアクセスするために使用されます。

ユーザ ボリューム

ボリューム

説明

src

ブロック レベルのボリューム コピーまたは 2 つのボリュームの管理に使用する送信元ボリューム。 常に読み取り/書き込みをマウントします。

dst

Filer_Windows08 がアクセスを提供するボリューム。 操作はすべてこのボリューム上で実行されます。 すべてのモードで読み取り/書き込みがマウントされています。 すべてのモードで必須です。

プロパティ

プロパティ名

タイプ

説明

mode

文字列

ファイラ用の操作モード。 有効な値は、manual、format、fscopy、fsck、fsrepair です。 このプロパティは必須です。

fs_type_src

文字列

2 つのボリュームが管理されるときの src ボリューム上のファイルシステム。 有効な値については、「fs_type_dst」を参照してください。 2 つのボリュームが管理されるときにこのプロパティは必須です。それ以外の場合は、無視されます。 デフォルト:(

fs_type_dst

文字列

dst ボリューム上のファイル システム。 モードに応じて、現在 dst ボリューム上にあるファイル システムまたは dst ボリューム上でフォーマットするファイル システムのいずれかになります。 有効な値: ntfs08。 このプロパティは必須です。

fs_options

文字列

options=val ペアで、dst ボリュームをフォーマットするために使用される追加ファイルシステム オプション。 このプロパティはファイル システムに固有で、format または fscopy モードでのみ有効です。 各ファイル システムに有効なオプションについては、以下を参照してください。 デフォルト:(

mount_mode

文字列

手動操作での dst ボリュームのマウント モード。 有効な値は rw、ro、none です。 値 none では、dst ボリュームをマウントしません。 ボリュームがマウントされるとき、Filer_Windows08 は常に読み取り/書き込みアクセスを提供します。 デフォルト: ro

ip_addr

IP

手動モードで外部インターフェースの IP アドレスを定義します。 0.0.0.0 に設定されている場合、外部インターフェースは使用されません。 デフォルト: 0.0.0.0(使用しない)。

netmask

IP

手動モードで外部インターフェースのネットワーク マスクを定義します。 ip_addr が指定されている場合は、このプロパティを指定する必要があります。 デフォルト: 0.0.0.0

gateway

IP

手動モードで外部インターフェース用のデフォルト ネットワーク ゲートウェイを定義します。 これは、リモート ホストが同じサブネット上にある場合のみ、空白にしておくことができますが、そうでない場合は指定する必要があります。 デフォルト: (

dns1

IP

ドメイン名を解決するために、手動モードで使用されるプライマリ DNS サーバを定義します。 これにより、ユーザはボリュームに対してファイルをアップロード/ダウンロードする場合、ホスト名を指定できます。 デフォルト: 208.67.222.222(OpenDNS.org アドレス)。

dns2

IP

プライマリ DNS サーバが応答しない場合に使用されるセカンダリ DNS サーバを定義します。 デフォルト: 208.67.220.220(OpenDNS.org アドレス)。

vol_name_src

文字列

2 つのボリュームが管理されるときに、ファイラによってアクセスされる src ボリュームの名前。 デフォルト:(

vol_name_dst

文字列

ファイラによってアクセスされる dst ボリュームの名前。 デフォルト:(

オペレーションモード

以下の表は、サポートされる各ファイルシステムで有効なモードを示しています。

 

format

fscopy

fsck

fsrepair

manual

ntfs08

yes

yes

yes

yes

yes

ファイルシステム オプション

このセクションは、Filer_Windows08 によってサポートされる各ファイルシステム用の(fs_options 上で指定の)ファイルシステム オプションを示しています。

インターフェース

Filer アプライアンスは、デフォルト インターフェース上に、手動ではないボリューム操作のステータスを収集し、manual モードの場合に Web GUI にアクセスする、HTTP インターフェースを提供します。 以下の機能が URL によって使用可能です。

Web GUI

Filer アプライアンスは、ボリュームに Web GUI アクセスを提供するために eXtplorer という名前の Web ベースのファイル マネージャを使用します(manual モードでのみアクセス可能)。 eXtplorer は GNU GENERAL PUBLIC LICENSE Version 2 でリリースされています。 ファイラ内で使用される eXtplorer のバージョンが変更されました。 eXtplorer への変更を以下に示します。

  1. ログインを削除しました。
  2. 自身のファイルを表示しないように eXtplorer を更新しました。
  3. 「タイプ」列の下にすべてのリンクのターゲットを表示するようにファイル リストを変更しました。
  4. ディレクトリ リスト内のディレクトリをマウスがポイントする時に生成される tooltip を、ディレクトリが symlink の場合に symlink ターゲットを表示するように変更しました。
  5. GUI を通した symlink 生成を、親のないリンクをサポートするように変更しました。
  6. GUI を通したファイル削除を、symlinks の削除をサポートするように変更しました。
  7. 任意の使用可能なボリューム用のボリューム ベース パスを編集するためのインターフェースを追加しました。
  8. ファイルおよびディレクトリ リストの生成をリンクをサポートするように変更しました。
  9. 「..」を含む相対および絶対リンクを解決しました。
  10. 数値の入力のみを許可する chgrp/chown の UI を追加しました。
  11. ファイル表示に owner/group を追加しました。

eXtplorer Volume Browser GUI の参照資料はここから入手できます。

オリジナルの変更されていない eXtplorer への eXtplorer ライセンスおよびソースは、/mnt/monitor/.volume_browser/LICENSES 内の Filer アプライアンスに置かれています。

NTFS 実装詳細

Filer_Windows の以下の実装詳細および動作に注意してください。

典型的な使用状況

以下のセクションでは、複数の一般的なユース ケースにおける Filer_Windows08 の設定について説明します。

ボリュームのフォーマット

例:

プロパティ名

説明

mode

format

ボリュームのフォーマット

fs_type_dst

ntfs08

ntfs08 を備えたフォーマット ボリューム

Filer_Windows08 は、ntfs08 のファイルシステム タイプを指定して dst ボリューム上でフォーマットを実行します。

ブロック レベルのボリューム コピー

例:

プロパティ名

説明

mode

fscopy

ブロック レベルのコピー

fs_type_dst

ntfs08

送信先ボリュームのファイルシステム タイプ

Filer_Windows08 は、dd ユーティリティを使用して dst ボリュームに src ボリュームの内容をコピーします。

ファイルシステム確認

例:

プロパティ名

説明

mode

fsck

ファイルシステム確認

fs_type_dst

ntfs08

確認されるボリュームにはファイルシステム タイプ ntfs08 があります。

Filer_Windows08 は、dst ボリューム上で chkdsk を実行します。

修復を備えたファイルシステム確認

例:

プロパティ名

説明

mode

fsrepair

修復を備えたファイルシステム確認

fs_type_dst

ntfs08

確認および修復されるボリュームにはファイルシステム タイプ ntfs08 があります。

Filer_Windows08 は、dst ボリューム上で修復オプションを備えた chkdsk を実行します。

ボリュームへのユーザ レベル アクセス

例:

プロパティ名

説明

mode

manual

ボリュームへのユーザ レベル アクセスを提供

fs_type_dst

ntfs08

ボリュームには ntfs08 があります

mount_mode

rw

ボリュームへの読み取り/書き込みアクセス

ip_addr

192.168.123.100

外部インターフェース用の IP アドレス

netmask

255.255.255.0

外部インターフェース用の netmask

gateway

192.168.123.1

外部インターフェース用のゲートウェイ

dns1

192.168.123.254

DNS サーバ

Filer_Windows08 は /mnt/vol で dst ボリュームの読み取り/書き込みをマウントします。 その後、eXtplorer GUI および sshd を開始します。これによりボリュームにユーザ ルート アクセス権が与えられます。 GUI は、デフォルト インターフェースからアクセス可能で、ボリュームへ、またはボリュームからの任意のファイル転送は外部インターフェースからアクセス可能です。

アプライアンスの内部で使用されるサードパーティ オープンソース ソフトウェア

Windows Filer は以下のサードパーティ/オープンソース パッケージを使用します。

ソフトウェア

バージョン

変更

ライセンス

apache

2.2.9

なし

Apache 2.0

ホームページ

php

5.2.6

なし

PHP v3.01

ホームページ

eXtplorer

2.0.0_RC1-16

あり

GPLv2

ホームページ