早見表 |
|
カタログ |
system_ms |
カテゴリ |
データベース アプライアンス |
ユーザ ボリューム |
あり |
最小 メモリ |
512MB(SQL08X/WG)、1G(SQL08D/W/S/E) |
OS |
Windows |
制約 |
なし |
質問/コメント |
SQL08x_03、SQL08x_08 |
SQL08y_0N は、Microsoft SQL Server 2008 (http://www.microsoft.com/sqlserver/)に基づいたデータベース アプライアンスです。 任意のアプリケーションに Microsoft SQL データベースを簡単に追加できる方法を提供します。
SQL08y_0N は、各 SQL08y インスタンス上で設定されるアプリケーション定義ボリューム上にデータベースを格納します。 SQL08y データベース ボリュームは複数の SQL08y インスタンス間で共有できません。
SQL08y_0N クライアントは、in 端子を通じて設定されたデータベースにアクセスします。 データベース リクエストは、同じ端子で処理されて完了し元に戻ります。 SQL08y では、有効なユーザが in 端子を通じてデータベースにアクセスできます(アプライアンスには 1 つの設定済みスーパーユーザ役割があります: 標準の「sa」)。 SQL08y は、in 端子を通じてサポートされる最大数の同時接続で設定できます。
SQL08y に接続されたアプライアンスには、専用のデータベースとテーブルが存在しない場合に作成する役割があります。 または、手動でデータ ボリュームに初期データベースをコピーできます。
SQL08y_0N は、そのデータベース内にログを内部的に格納します。
重要: SQL08y_0N は、CA 3Tera AppLogic では配布されていません。 ベース Windows サーバ アプライアンスから SQL08y_0N を作成する手順については、インストール リファレンスを参照してください。
名前 |
最新バージョン |
OS |
SQL Server |
注 |
SQL08X_03 |
1.1.1-1 |
Windows 2003 Standard Edition R2 (32 ビット) |
高度なサービス付きの SQL 2008 Express (x86) |
|
SQL08WG_03 |
1.1.1-1 |
Windows 2003 Standard Edition R2 (32 ビット) |
SQL 2008 Workgroup (x86) |
|
SQL08D_03 |
1.1.1-1 |
Windows 2003 Datacenter Edition R2 (64 ビット) |
SQL 2008 Developer (x64) |
|
SQL08W_03 |
1.1.1-1 |
Windows 2003 Datacenter Edition R2 (64 ビット) |
SQL 2008 Web (x64) |
|
SQL08S_03 |
1.1.1-1 |
Windows 2003 Datacenter Edition R2 (64 ビット) |
SQL 2008 Standard (x64) |
|
SQL08E_03 |
1.1.1-1 |
Windows 2003 Datacenter Edition R2 (64 ビット) |
SQL 2008 Enterprise (x64) |
|
SQL08X_08 |
1.1.1-1 |
Windows 2008 Standard Edition without Hyper-V SP2 (32 ビット) |
SQL 2008 Express R2 (x86) |
|
SQL08WG_08 |
1.1.1-1 |
Windows 2008 Standard Edition without Hyper-V SP2 (32 ビット) |
SQL 2008 Workgroup R2 (x86) |
|
SQL08DC_08 |
1.1.1-1 |
Windows 2008 Datacenter Edition R2 (64 ビット) |
SQL 2008 Datacenter R2 (x64) |
|
SQL08W_08 |
1.1.1-1 |
Windows 2008 Datacenter Edition R2 (64 ビット) |
SQL 2008 Web R2 (x64) |
|
SQL08S_08 |
1.1.1-1 |
Windows 2008 Datacenter Edition R2 (64 ビット) |
SQL 2008 Standard R2 (x64) |
|
SQL08E_08 |
1.1.1-1 |
Windows 2008 Datacenter Edition R2 (64 ビット) |
SQL 2008 Enterprise R2 (x64) |
|
リソース
SQL08Y 03
リソース |
最小 |
Express/Workgroup (x86)最大 |
デフォルト |
テスト済み |
|||
CPU |
0.1 |
4 |
0.25 |
4 |
|||
メモリ |
512 MB |
4 GB |
1 GB |
4 GB |
|||
帯域幅 |
1 Mbps |
2 Gbps |
100 Mbps |
2 Gbps |
|||
リソース |
最小 |
Developer/Web/Standard/Enterprise (x64)最大 |
デフォルト |
テスト済み |
|||
CPU |
0.25 |
32 |
0.5 |
8 |
|||
メモリ |
1 GB |
64 GB |
1 GB |
32 GB |
|||
帯域幅 |
1 Mbps |
2 Gbps |
100 Mbps |
2 Gbps |
SQL08Y 08
リソース |
最小 |
Express/Workgroup (x86)最大 |
デフォルト |
CPU |
0.25 |
4 |
0.5 |
メモリ |
768 MB |
4 GB |
1 GB |
帯域幅 |
1 Mbps |
2 Gbps |
100 Mbps |
リソース |
最小 |
Datacenter/Web/Standard/Enterprise (x64)最大 |
デフォルト |
CPU |
0.25 |
32 |
0.5 |
メモリ |
1 GB |
64 GB |
1 GB |
帯域幅 |
1 Mbps |
2 Gbps |
100 Mbps |
注: メモリは、現在の同時ユーザ数およびデータベース サイズという 2 つの要因により増設する必要があります。 通常、SQL08y_09 は、1G のメモリ当たり約 50 人の同時ユーザをサポートできます。 データベースが大きいほど、SQL08y_09 は処理用のメモリ要求が増大します。 たとえば、SQL08y_09 は少なくとも 1G の 10G データベース用メモリで設定する必要があります。パフォーマンスを向上させるには、1G を超えるメモリが推奨されます。
端子
名前 |
方向 |
プロトコル |
説明 |
in |
in |
任意 |
クライアントから MSSQL データベース リクエストを受信します。 |
mon |
out |
CCE |
パフォーマンスとリソースの使用状況統計を送信します。 この端子は未接続のままにできます。 |
デフォルト インターフェースは有効です。 診断およびトラブルシューティング(SSH を介して)用です。 このアプライアンスの将来のバージョンでは SSH アクセスが無効になる可能性があります。
ユーザ ボリューム
ボリューム |
説明 |
data |
データベース データ ストレージ用のボリューム。 |
重要: データ ボリュームは排他的に SQL08y_09 インスタンスに使用する必要があります(つまり他のアプライアンスと共有できない)。Windows Server 2003 に基づいたアプライアンス用のデータ ボリュームは、最低 1GB の ntfs03 タイプにし、少なくとも 1GB のサイズにする必要があります。また、Windows Server 2008 に基づいたアプライアンス用のデータ ボリュームはタイプ ntfs08 にし、少なくとも 3GB のサイズを必要とします。
プロパティ
注: SQL08y_0N プロパティはいずれもファイル名とパスを除いて大文字と小文字を区別しません。
プロパティ名 |
タイプ |
説明 |
read_only |
文字列 |
データベースを user_db_name で定義し、in 端子を通じて読み取り専用アクセスするかどうか。 有効な値は読み取り専用の場合は on、読み取り/書き込みの場合は off です。 このプロパティは、データベースのパフォーマンスを最適化するという唯一の目的で SQL08y_0N によって使用されます(読み取り専用データベースはガーベージ コレクションなどを必要としません)。 |
sa_password |
文字列 |
管理者 sa アカウント パスワード。 空の場合は、manager。 |
user_db_name |
文字列 |
デフォルト ユーザ データベース(user_login オプションを定義する必要があります)。 |
user_login |
文字列 |
データベース ユーザ アカウント名。 |
user_password |
文字列 |
データベース ユーザ パスワード。 |
max_connections |
整数 |
in 端子を介して SQL08y_09 が処理するデータベースへのアクティブな同時接続の最大数。 SQL08y_09 はメモリ管理用の高度な計算にこの値を使用します。 一般に、SQL08y_09 は、50 の同時接続ごとに 1G のメモリを必要とします。 接続制限に到達すると、SQL08y_09 は後続のすべての接続を拒絶します。 0 に設定されている場合、SQL08y_09 は自動的に接続プール制限を管理します。 |
カスタム カウンタ
SQL08y_09 アプライアンスは mon 端子を介して以下のカスタム カウンタをレポートします。 これらのカウンタは SQL08y_09 カウンタ グループに属します。
カウンタ名 |
説明 |
現在の接続数 |
確立されている現在のクライアント接続数 |
メモリ使用量 |
サーバ プロセスのメモリ使用量 |
ロック リクエスト数/秒 |
秒ごとのロック リクエストの数 |
ロック待機数/秒 |
秒ごとのロック待機の数 これらは、すぐにはロック許可を与えられず待機状態になったロック リクエストです。 |
デッドロック数/秒 |
デッドロックが発生した秒ごとのロック リクエストの数 |
アクティブなトランザクション数 |
すべてのデータベース用のアクティブな更新トランザクションの総数 |
重要: アプライアンス内のカウンタのペースは 10 秒に設定されます。 MON アプライアンスを介してグラフを使用し、これらのカウンタをモニタする場合は、グラフのペースを 10 秒または 10 秒の倍数に設定する必要があります。
SQL08y_09 は、標準の Profiler および in インターフェースでデバッグできます。 これは SQL ステートメントを追跡して、SQL ステートメントを実行するのにかかる時間、および SQL ステートメントに失敗した理由などを確認するのに役立ちます。 以下のようなデバッグ情報があります。
デバッグ情報は SQL08y_09 ログに格納され、MSSQL 統計ビュー/ストアド プロシージャによって利用可能です。
シンプルな 2 層アプリケーション(Web データベース アプリケーション)
以下の図は、単純なクエリを実行する多くのユーザ向けの 2 層 Web アプリケーション内の SQL08y_09 アプライアンスの典型的な使用状況を示しています。
使用中のアプライアンス:
クライアント リクエストは usr ゲートウェイ上に着信します。 ゲートウェイは、リクエストに対応する iis サーバにリクエストを転送します。 iis 上のスクリプト(たとえば ASP.NET または ASP)は、永続データにアクセスする必要があるときに、db 端子を介して sql アプライアンスを使用します。
この例では、sql とともに使用されるデータベースは読み取り専用ではなく、多くのユーザが iis を通じてアクセスして、単純なクエリを実行できます。
プロパティ設定の例:
プロパティ名 |
値 |
注 |
read_only |
no |
データベースは読み取り専用ではありません。変更できます。 |
max_connections |
0 |
メモリ設定を自動的に管理します。 |
sa_password |
manager |
デフォルト パスワード。 |
user_db_name |
web |
ユーザ「Web サイト」用のデフォルト データベース。 |
user_login |
website |
データベース ユーザ アカウント。 |
user_password |
pa$$word |
データベース パスワード。 |
注: データ ボリュームも sql 上で設定する必要があります。コンテンツ ボリュームは iis 上で設定する必要があります。 ここで使用できるアプリケーション ボリュームを作成するには、「ユーザ ボリューム」トピックを参照してください。
拡張性のある 2 層アプリケーション(Web データベース アプリケーション)
以下の図は、データベースを使用して、複数の負荷分散サーバ間で状態とデータが共有される 2 層 Web アプリケーション内の SQL08y_0N アプライアンスの典型的な使用状況を示しています(単純なクエリを実行する多くのユーザ向け)。 また、この例には、管理者がメンテナンス用にデータベースにログオンしてアクセスするための独立した入力端子と、管理者が MSSQL ログを読み取るための入力端子が含まれています。
使用中のアプライアンス:
クライアント リクエストは usr ゲートウェイ上に着信します。 ゲートウェイは webs ロード バランサにリクエストを転送し、その場所からさらにいずれかの Web サーバにリクエストが転送されます(iis1 または iis2)。 Web サーバ上のスクリプト(たとえば ASP.NET)は、永続データにアクセスする必要があるときに、db 端子を介して sql アプライアンスを使用します。
管理者は admin ゲートウェイを介して logs アプライアンスにログインし、Web サーバ ログを表示できます。
この例では、sql とともに使用されるデータベースは読み取り専用ではなく、多くのユーザが Web サーバを通じてアクセスして単純なクエリを実行できます。 プロパティ設定の例:
プロパティ名 |
値 |
注 |
read_only |
no |
データベースは読み取り専用ではありません。変更できます。 |
max_connections |
10 |
同時接続の最大数は 10 です。 |
sa_password |
manager |
デフォルト パスワード。 |
user_db_name |
iis |
ユーザ「Web サイト」用のデフォルト データベース。 |
user_login |
website |
データベース ユーザ アカウント。 |
user_password |
pa$$word |
データベース パスワード。 |
注:
admin アプライアンスは 2 層アプリケーションの操作では必須ではありません。
シンプルな 2 層アプリケーション(判断サポート システム)
以下の図は、サイズが数 GB の大規模データベース上で複雑なクエリを実行する一部のユーザ向けの判断サポート システムを実装する2 層 Web アプリケーション内の SQL08y アプライアンスの典型的な使用状況を示しています。
使用中のアプライアンス:
クライアント リクエストは usr ゲートウェイ上に着信します。 ゲートウェイは、リクエストに対応する iis サーバにリクエストを転送します。 iis 上のスクリプト(たとえば ASP.NET)は、永続データにアクセスする必要があるときに、db 端子を介して sql アプライアンスを使用します。
ブラウザを使用する管理者は、admin ゲートウェイに接続して、Web ログを表示します。 admin ゲートウェイは、logs NAS アプライアンスにリクエストを転送します。
この例では、sql とともに使用されるデータベースは読み取り専用ではなく、ユーザが iis を通じてアクセスし、複雑なクエリを実行できます。
プロパティ設定の例:
プロパティ名 |
値 |
注 |
max_connections |
25 |
データベースは同時に 25 ユーザまでに制限されます。 |
read_only |
no |
データベースは読み取り専用ではありません。変更できます。 |
sa_password |
manager |
デフォルト パスワード。 |
user_db_name |
web |
ユーザ「Web サイト」用のデフォルト データベース。 |
user_login |
website |
データベース ユーザ アカウント。 |
user_password |
pa$$word |
データベース パスワード。 |
注: データ ボリュームも sql アプライアンス上で設定する必要があります。データ ボリュームは logs アプライアンス上でも設定する必要があります。
シンプルな 2 層アプリケーション(Web 読み取り専用データベース アプリケーション)
SQL08y_0N アプライアンスの一般的でない使用状況として、読み取り専用データベースを使用する 2 層 Web アプリケーションが考えられます。 この場合は、読み取り専用データベースを使用するように(変更は許可されない)、前の単純なアプリケーション例での SQL08x_0N をパラメータ化できます。その場合は、read_only プロパティを yes に設定します。 これにより、パフォーマンスを向上させる読み取り専用データベースに必要がないさまざまな MSSQL 機能が無効になります。 プロパティ設定の例:
プロパティ名 |
値 |
注 |
read_only |
yes |
データベースは読み取り専用です。変更できません。 |
max_connections |
0 |
メモリ設定を自動的に管理します。 |
sa_password |
manager |
デフォルト パスワード。 |
user_db_name |
empty |
デフォルト。 |
user_login |
empty |
デフォルト。 |
user_password |
empty |
デフォルト。 |
アプライアンス ホスト名(アプライアンス インスタンス名に設定)は 15 文字以下にする必要があります。 アプライアンスのインスタンス名に 15 文字を超える文字を設定すると、15 文字に切り捨てられます。
注:
http://www.microsoft.com/sqlserver/ -- MSSQL の Web サイト
アプライアンス内で使用されるオープン ソース/サードパーティ ソフトウェア
SQL08y_0N は、そのベース クラス WIN03x によって使用されるサードパーティ/オープン ソース パッケージに加えて、以下のサードパーティ/オープン ソース パッケージを使用します。
ソフトウェア |
バージョン |
変更 |
ライセンス |
注 |
php |
5.2.10 |
なし |
PHP License v3.01 |
該当なし |
PHP 用の Microsoft SQL ドライバ |
1.1 |
なし |
Ms-PL |
該当なし |
dotnetfx |
3.5 SP1 |
なし |
オンライン EULA |
無償 Microsoft ダウンロード(.NET フレームワーク) |
WindowsServer2003-KB942288 |
v4 |
なし |
オンライン EULA |
無償 Microsoft ダウンロード(ホットフィックス サポート) |
高度なサービス付きの SQL Server Express |
2008 SP1 |
なし |
フリーウェア、SQL Server 2008 再配布 EULA |
無償 Microsoft ダウンロード |
SQL Server Web Edition |
2008 SP1 |
なし |
商用 |
「Per Processor」、「Server plus Device CAL」、または「Server plus User CAL」 |
SQL Server Workgroup Edition |
2008 SP1 |
なし |
商用 |
「Per Processor」、「Server plus Device CAL」、または「Server plus User CAL」 |
SQL Server Developer Edition |
2008 SP1 |
なし |
商用 |
「Per Developer」は、設計、開発およびテストの目的のみに使用する必要があります。 |
SQL Server Standard Edition |
2008 SP1 |
なし |
商用 |
「Per Processor」、「Server plus Device CAL」、または「Server plus User CAL」 |
SQL Server Enterprise Edition |
2008 SP1 |
なし |
商用 |
「Per Processor」、「Server plus Device CAL」、または「Server plus User CAL」 |
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