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手動パスワード抽出

アプリケーション サーバが実行されておらず、PUPM が利用できない場合、PUPM を使用して特権アカウントをチェックアウトできません。 代わりに、PUPM のパスワード抽出ユーティリティである pwextractor を使用して、データベースから特権アカウント パスワードを抽出できます。 次に、それらのパスワードを使用して特権アカウントに通常のユーザとしてログインして、特権アカウント パスワードをバックアップできます。

PUPM が利用できないのでデータベースから特権アカウント パスワードを抽出する場合は、PUPM のリストア時に実行するリカバリ後の手順はありません。

pwextractor のインストールは、エンタープライズ管理サーバのインストール時に行います。 デフォルトでは、CA Access Control ルールは pwextractor を保護しませんが、pwextractor を保護するルールは作成できます。

pwextractor を使用するには、以下が必要になります。

CA Access Control エンタープライズ管理 が実行しているか停止しているかに関わらず、また、アプリケーション サーバが実行しているか停止しているかに関わらず、pwextractor を使用できます。 また、pwextractor をリモートで実行することもできます。

注: pwextractor の詳細については、「リファレンス ガイド」を参照してください。

例: Oracle Database からの特権アカウント パスワードの抽出

以下の例では、Oracle データベースから特権アカウント パスワードを抽出し、ファイル C:¥tmp¥pwd.txt. へ出力を書き込みます。 スキーマ名は orcl です。また、データベースはホスト myhost.example.com に配置されています。 エンタープライズ管理サーバは Windows コンピュータ上にインストールされています。

pwextractor.bat -h myhost.example.com -d orcl -t oracle -l joesmith -p P@ssw0rd -f C:¥tmp¥pwd.txt 
-k C:¥jboss-4.2.3.GA¥server¥default¥deploy¥IdentityMinder.ear¥config¥com¥netegrity¥config¥keys¥FipsKey.dat