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仮想ユーザ テスト

仮想ユーザ テストでは、記録された WinTask スクリプトを再生します。 このテスト Web サイトを使用すると、実際のユーザ トランザクションで可用性とおよびレスポンス時間のデータを継続的に取得できるようになります。

仮想ユーザ テストを使用する前に、以下を実行する必要があります。

仮想ユーザ テストを実行するときは、以下の事項を考慮します。

オプションと引数

仮想ユーザ テストには、以下のテスト固有のオプションと引数が必要です。

これらのオプションと引数は、テストを作成または変更するときに指定します。

この例を使用して、120 秒ごとに mySystem のポート 8080 で実行するスクリプト(C:¥myScripts¥playback_script.rob)に必要な時間をモニタリングするテストを作成します。 このスクリプトは、ユーザ myVUser(パスワードは VUser123 を使用)として実行する必要があります。 このテストでは、正常に応答するまで最大 10 秒待機し、最後の 3600 秒(1 時間)間のレスポンス時間および可用性の統計を算出します。

ポリシー内に新しいテストを作成する方法

  1. [テスト モニタ]ツールバーの[+](新規)をクリックします。

    [新規テスト]ペインが表示されます。

  2. [テスト タイプ]リストから[Virtual User]を選択します。
  3. [説明]フィールドに「vuser_test」を指定します。
  4. [テスト名]フィールドに「VUser Test」を指定します。
  5. [テスト間隔]フィールドに「120」を指定します。
  6. [テスト タイムアウト]フィールドに「10」を指定します。
  7. [間隔当たりのサンプル数]フィールドに「1」を指定します。
  8. [統計ウィンドウ]フィールドに「3600」を指定します。
  9. [スクリプトのパス]フィールドに「C:¥wintask¥bin¥wintask.exe C:¥myScripts¥playback_script.rob」を指定します。
  10. [ターゲット ホスト]フィールドに「mySystem」を指定します。
  11. [ターゲット ポート]フィールドに「8080」を指定します。
  12. [実行ユーザ]フィールドに「myVUser」を指定します。
  13. [パスワード]フィールドに「VUser123」と入力します。
  14. その他すべてのフィールドで、デフォルトを受け入れます。
  15. [テストの保存]をクリックします。

変更をコミットすると、SRM によって以下のようなエントリが svcrsp.cf ファイルに追加されます。

{
index=21 
type=vuser
desc="vuser_test"
dest="C:¥WinTask¥bin¥taskexec.exe C:¥WinTask¥Scripts¥notepad.rob" 
args="" 
interval=60 
samples=1 
timeout=15 
window=300 
tos=0 
limit=0 
status=active 
name="VUserTest"
class=""
context=""
flags="1"
loglevel=1
}

エラーおよび可用性の測定

SRM では、仮想ユーザ テストのエラーに関する情報が[結果のフィールド]と[エラー コード]の 2 つのフィールドに記録されるため、SRM のエラーと WinTask アプリケーションで発生したエラーを区別しやすくなります。

以下の表では、各エラー コードが可用性の測定に影響を与える方法を説明します。 [結果のフィールド]に WinTask からの戻り値が表示され、[エラー コード]フィールドに Service Availability エラー コードが表示されます。

注: [エラー コード]列が「2」の場合は、taskexec.exe アプリケーションによって返されたエラー コードが[結果のフィールド]列に表示されます。

結果のフィールド

エラー コード

可用性の結果

エラーの説明

0

0

結果なし

エラーはありません。

300 ~ 400 の任意の数値

2

SRM は[実行ユーザ]フィールドに指定されたユーザでログインできませんでした。

600,000 ~ 700,000 の任意の数値

61

結果なし

実行している WinTask スクリプトにエラーが発生している可能性があります。

-1

2

システム エラー。

その他の任意の数値

2

実行している WinTask スクリプトにエラーが発生している可能性があります。

仮想ユーザ テストを実行する場合に表示されるエラーに関する詳細については、「仮想ユーザ テスト エラー コード」を参照してください。