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デバイス ステータス確認の制限の設定

sysedge.cf ファイルには、一般にエージェントがブロックされる可能性を回避するため、SystemEDGE エージェントが特定のシステム デバイスのステータスを照会しないようにするためのパラメータがいくつか存在します。 デフォルトでは、SystemEDGE エージェントはシステム上のすべてのフロッピー デバイスのステータスを自動的に判定しません。

フロッピー ドライブのステータス確認を有効にするには、以下のように sysedge.cf ファイルの以下の行にポンド記号(#)文字を追加して、この行をコメントアウトします。

# no_stat_floppy

この行を完全に削除することもできます。

デフォルトで有効になっている他のデバイス ステータス確認を無効にすることができます。 デバイス ステータス確認を無効にするには、制限するデバイスに応じて sysedge.cf ファイルに以下の行を入力します。

注: これらの制限を有効にすると、それぞれのオブジェクトに関して一部の情報が提供されなくなるため、対応する MIB テーブルに影響します。

no_serial_status

ホスト システム上のすべてのシリアル デバイスのステータス確認を無効にします。 エージェントは、Host Resources MIB の hrDeviceTable に対するサポートの一部として、デフォルトでこの確認を行います。 この操作によって、一部のシリアル アプリケーションは他のプロセスによるシリアル デバイスのオープンとクローズ(ステータスの判定に必要)を処理できなくなり、問題が発生します。 この行を入力すると、エージェントは hrDeviceTable のキーボードとマウスのみを確認し、管理システムのクエリに対してシリアル ポートのステータスとして不明(1)を返します。

no_probe_disks

古い UNIX システム上でドライバがステータス情報を待機する間にエージェントが長時間ブロックされる可能性を回避するため、基盤となるシステムにインストールされたディスクおよび CD-ROM のサイズ、容量、説明、その他のプロパティの確認を無効にします。

注: この行を追加すると、エージェントはディスクの統計情報、容量情報、デバイスの説明、およびステータス情報を提供できなくなる可能性があります。

no_stat_nfs_filesystems

(UNIX のみ)エージェントが Systems Management Empire MIB を介してデフォルトで行うローカルおよびリモート ファイル システム データの公開を無効にします。 一部の UNIX システムでは、利用できなくなったリモート ファイル サーバからファイル システムがマウントされた場合に、ファイル システム データのチェックによってエージェントがブロックされる可能性があります。 この状況でエージェントのブロックを解除する方法はありません。

注: この行を追加すると、NFS ファイル システムだけでなく、すべてのリモート ファイル システムの確認が無効になります。

no_hpux_probe_graphics

エージェントがブロックされる可能性を回避するため、HP-UX システム上のグラフィックスのステータス確認を無効にします。