実装ガイド › 連携の作成 › 連携環境のクエリとレポート

連携環境のクエリとレポート

単体の CA User Activity Reporting Module サーバでは、内部のイベント データベースからデータを返してクエリの応答およびレポートの生成を行います。 CA User Activity Reporting Module サーバが連携されている場合、連携関係を設定する方法でクエリとレポートがどのようにイベント情報を返信するかを制御できます。 また、［連携クエリの使用］グローバル設定を無効にすることにより、1 つのサーバからのクエリ結果を保持できます。

デフォルトでは、グローバル設定［連携クエリの使用］は有効です。 これによって、親の CA User Activity Reporting Module サーバからのクエリがすべての子の CA User Activity Reporting Module サーバに送信されます。 子の各 CA User Activity Reporting Module サーバは、すべての子の CA User Activity Reporting Module サーバにクエリを実行するほか、アクティブなイベント ログ ストアやアーカイブ カタログにもクエリを実行します。 そして、子の CA User Activity Reporting Module サーバは、それぞれ 1 つの結果セットを作成して、要求した親の CA User Activity Reporting Module サーバに送信します。 メッシュ構成を実現するため、CA User Activity Reporting Module には循環的なクエリに対する保護が組み込まれています。

一般的な企業では、1 ～ 5 台の CA User Activity Reporting Module サーバを実装します。 大企業では、10 台以上のサーバを実装する場合があります。 連携を設定する方法によって、クエリを発行する CA User Activity Reporting Module サーバ対してどれくらいの情報を表示するかを制御します。 最も単純なクエリ タイプは主要な CA User Activity Reporting Module サーバから送信され、その下に設定されたすべての子サーバからの情報が返されます。

子サーバから連携に対してクエリを実行する場合、表示される結果は連携がどのように設定されたかによって決まります。 階層統合では、1 つのサーバの子として設定されたサーバはすべて、親のサーバにクエリ結果を返します。 メッシュ統合では、相互接続されたサーバはすべて、クエリを発行したサーバにデータを返します。

詳細情報：

例： 連携および連携されたレポートの設定