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他のすべての計画済みエージェントの展開

エージェント展開作業の大部分は、最初のエージェントを展開し、コネクタ設定が含まれる応答ファイルをテストすることです。 その作業を活用することによって、残りのエージェントを非常に小さい労力で展開できます。

追加のホストを準備してエージェントをインストールするには、最初の 2 つのエージェントをインストールしたときに実行した手順の一部を繰り返す必要があります。 最初のエージェントに基づいて残りのエージェントを展開する際は、これらのタスクを考慮します。

  1. エージェント インストール ファイル、応答ファイル、およびコネクタ ファイルをロードするためのディレクトリを作成します。 このディレクトリは、<install directory> です。
  2. tar ファイルをターゲット ホストにコピーし、その内容を <install directory> に展開します。
  3. 応答ファイルを <install directory> にコピーします。
  4. Connectors.xml ファイルを <install directory> にコピーします。
  5. (オプション)応答ファイルを編集します。

    可能な限り共通要素を使用することを選択した場合、この手順は必要ではありません。

  6. 計画したグループおよび権限レベルの低いユーザを作成します。
  7. サイレント インストールを起動します。
  8. インストールが成功したことを確認します。
    1. エージェント起動の自己監視イベントを確認します。
    2. エージェント ステータスの詳細を参照します。

応答ファイルを編集します。

エージェントをインストールするか、AIX システムで応答ファイルを作成する場合は、以下の表に示す 5 つのパラメータの値を指定します。 このファイルを他のシステム上で再利用するためにコピーする場合は、必要に応じて元の値を編集するか、適切であれば元の値を使用します。

応答ファイルを編集する方法

  1. サイレント インストールを起動するホストにログオンします。
  2. ca-elmagent.rsp が存在する <install directory> に移動します。
  3. 任意のエディタを使用して以下の表に示すいずれかの値を変更して、ca-elmagent.rsp ファイルを保存します。

フィールド

説明

ELM_SERVER

CA User Activity Reporting Module サーバのホスト名または IP アドレス。

CA User Activity Reporting Module サーバがその IP アドレスを DHCP を介して動的に取得する場合はホスト名を入力します。

INSTALL_DIR

エージェント ルート ディレクトリのフル パスです。

デフォルト: /opt/CA/ELMAgent

AGENT_AUTHKEY

エージェント認証キー。 [管理]-[エージェント エクスプローラ]の[エージェント認証キー]ボタンを選択するとこのキーが表示されます。

注: インストール中に入力したキーの値がこの UI の値と一致しない場合、インストール後にエージェント サービスが起動しません。

AGENT_USER

CA User Activity Reporting Module エージェントを実行するためのユーザ名。 エージェントのインストールを開始する前に、エージェントを実行するための、より権限の低いユーザ アカウントを作成することをお勧めます。

デフォルト: root

FIPSMODE

エージェントが FIPS モードで動作するかどうかを示します。

デフォルト: OFF

DEFAULT_CONNECTORS

コネクタ設定(パスを含む)が定義されているインポート済みファイル。

Connectors.xml ファイルが利用可能でない場合は、このフィールドを空白のままにします。

デフォルト: <blank>