エラー処理

Webサービス メソッドにエラーが発生した場合、SOAP Faultが返されます。 SOAP FaultはWebサービスで発生する例外情報を返すための標準的な方法です。

SOAP Faultメッセージには標準化された<Message>および<Code>エレメントが含まれますが、重要なほとんどの情報は<Detail>エレメントに記述されています。 <Detail>エレメントには<ErrorCode>と<ErrorMessage>エレメントが含まれます。 <ErrorCode> エレメントでは、CA Service Desk Manager または ナレッジ管理 製品に固有のエラー コードの列挙が返されます。 <ErrorMessage>にはエラーを説明する英語の文字列が含まれています。 <ErrorMessage>エレメントは開発者が使用するのに適した内容です。ユーザに対してはより適切なメッセージを表示する必要があります。

以下の例は、CA Service Desk Manager の getObjectValues() メソッドに不正なパラメータが渡された場合の SOAP Fault です。

<soap:Fault>
<faultcode>soap:Client</faultcode> 
<faultstring>Error on fetch with attribute list:persistent_id,first_name,last_nameParamErrorHere<faultstring> 
<detail>
<ErrorCode>1001</ErrorCode> 
<ErrorMessage> Error on fetch with attribute list: persistent_id,first_name,last_nameParamErrorHere </ErrorMessage> 
</detail>
</soap:Fault>

Microsoft .NETの管理コードを使用して作成されたクライアントを使用している場合は、Webサービス メソッドのコールに失敗すると「SOAPException」例外が発生します。 エラーが発生すると、呼び出された操作がキャンセルされます。

エラーがサーブレット コンテナによって書き込まれる場合は、サーブレット コンテナのログに表示されます。 それ以外の場合、エラー情報は CA Service Desk Manager のログに書き込まれます。 これらのログは以下のサブディレクトリに配置されています。

注: これらのログを定期的に監視することをお勧めします。サーバは、独自のエラーを CA Service Desk Manager Web サービスに報告せずにログに記録してしまうことがあるためです。