CMS 用の空のデータベースのセットアップ

CMS データベースまたは監査データベースとして既存のデータベース サーバを使用する場合は、BusinessObjects Enterprise をインストールする前に新しいテーブルスペースまたはデータベースを作成しておく必要があります。

BusinessObjects Enterprise のインストール時に独自のデータベースを使用することを選択すると、インストーラにより、接続および認証の詳細を求めるプロンプトが表示されます。 CMS のシステム データベースおよび監査データベースに対してサポートされているデータベース サーバは、以下のとおりです。

既存のデータベースを BusinessObjects Enterprise と統合するには、準備が必要です。 次に、データベースを準備する手順をまとめます。

  1. CMS データベースの役割を果たす、新しいテーブルスペース、スキーマ、またはデータベース(正確な用語は、使用するデータベース プラットフォームによって異なります)を作成します。 監査を有効にする予定の場合は、監査データベース用の別のデータベースを作成します(または、監査に同じデータベースを使用することもできます)。
  2. BusinessObjects Enterprise が CMS データベースにアクセスする場合に使用する新しいユーザ アカウントとパスワードを作成します。 監査を有効にする予定の場合は、もう 1 つ別のユーザ名とパスワードを作成します。
  3. データベース ユーザがテーブルの作成、変更、削除、およびプロシージャの作成を実行できる権限をユーザに付与します。
  4. データベースの名前、および作成したユーザ アカウントとパスワードを記録し、BusinessObjects Enterprise インストーラを実行するときに詳細を入力できるようにしておきます。

インストールの際に、既存のデータベースを再初期化することを選択できます。 この場合は、既存のデータベースに新しいテーブルが作成されます。 新しいテーブルスペース、スキーマ、またはデータベースを作成する手順がよくわからない場合は、ご使用の具体的なデータベース サーバのマニュアルを参照してください。 データベース サーバが Unicode 文字エンコード(UTF-8 など)を使用するようにセットアップされていることを確認します。

重要: BusinessObjects Enterprise の以前のリリースのデータベースは使用できません。 カスタム インストールの場合は、新しいデータベースを作成する必要があります。そうしないと、以前のリリースからの既存のデータが破壊されます。 以前のリリースから移行するには、CA Business Intelligence をインストールする前に新しいデータベースを作成しておきます。 インストーラは、ユーザの選択に応じて、移行を処理できます。または、インストール後に手動で実行することもできます。 デフォルトの MySQL データベースを含む標準的なインストールの場合は、インストーラによって、まったく異なる MySQL インスタンスが作成されるので、別個にデータベースを作成する必要はありません。