BusinessObjects Enterprise XI または XI Release 2 から BusinessObjects Enterprise XI 3.1 SP3 へのアップグレード › レポート内容の移行

レポート内容の移行

レポート内容はインポート ウィザードを使って Windows に移行できます。 インポート ウィザードはローカルにインストールされている Windows アプリケーションです。このウィザードに従うことで、管理者は BusinessObjects Enterprise にユーザ、グループ、フォルダをインポートできます。

インポート ウィザードは Windows プラットフォーム上で実行されますが、情報のインポート先となる BusinessObjects Enterprise システムのオペレーティング システムは Windows でも、UNIX でもかまいません。

インポート ウィザードは、Business Intelligence の内容（ユーザ アカウント、グループ、フォルダ、レポート、ユニバース、セキュリティ、サーバ、その他のオブジェクト）をインポートおよびエクスポートするプロセスを順を追って進められる一連の画面を表示します。 ソースの環境やインポートするように選択する情報のタイプによって、表示されるダイアログはさまざまです。

インポート ウィザードを使って、BusinessObjects Enterprise から現在の BusinessObjects Enterprise 展開に内容をインポートできます。 また、BusinessObjects Enterprise XI 3.x 展開から Business Intelligence Archive Resource （BIAR）ファイルに内容をエクスポートできるほか、BIAR ファイルから BusinessObjects Enterprise XI 3.x 展開に内容をインポートできます。

ソース リポジトリの内容をマージ先リポジトリにマージするように選択できます。また、ソース CMS の内容でマージ先を更新できます。 BIAR ファイルを使ったインポートやエクスポートも選択できます。

また、インポート ウィザードを使って XI 3.x サーバ構成設定を BIAR ファイルにバックアップし、BusinessObjects Enterprise XI 3.x BIAR ファイルから BusinessObjects Enterprise XI 3.x 展開にサーバ設定をリストアできます。

注： Business Objects は、BIAR ファイル、インポート ウィザード、およびその他の Business Objects ライフ サイクル管理（LCM）ツールを使った、最新バージョンの BusinessObjects Enterprise から同じリリースの以前のバージョンへの Business Intelligence （BI）の内容の移行はサポートしていません。 たとえば、BusinessObjects Enterprise XI Release 2 SP3 システムのレポート、ドキュメントおよびその他の内容は、BusinessObjects Enterprise XI Release 2 SP2 環境に移行できません。

この手順を開始する前に、ソースおよび移行先の両環境の管理者アカウントの認証情報を持っていることを確認します。 BusinessObjects Enterprise XI 3.x のソースまたは移行先環境には、委任管理者アカウントを使用できます。

プロセス全体は、大まかに以下の手順に分けられます。

1. ソース環境を指定します。
2. 移行先環境を指定します。
3. インポートするオブジェクトのタイプを選択します。
4. インポート シナリオを選択し、インポートするオブジェクトをマージするのか、更新するのかを決めます。
5. インポートする特定のオブジェクトを選択します。