高可用性とは、ほとんど常に動作可能なシステムを指します。 高可用性の実現を目的としてシステムを設計する場合は、システムでどれくらいのダウンタイムを許容できるのかを考えます。 ダウンタイムを最小限に抑えるには、フェールオーバ処理、サーバまたはサーバ プロセスの冗長性、および頻繁なバックアップを組み合わせることを検討してください。
BusinessObjects Enterprise サービスで障害が発生した場合、フォールト トレラントなシステムがあれば、サービスの停止なしにシステム リクエストの継続的処理が可能になります。 このレベルの可用性を達成するために、BusinessObjects Enterprise サービスの複製を準備する必要があります。 たとえば、Web Intelligence Job Server のプロセスで障害が発生した場合、複製のプロセスが代わりに動作します。
災害復旧計画があれば、重要なシステム機能を維持または迅速に再開できるように、組織に対する災害の影響を最小限に抑えることができます。 地理上のさまざまな場所でバックアップ システムを維持することは推奨される慣行です。
BusinessObjects Enterprise の災害復旧計画には、プライマリ システムをミラーリングする予備サーバの実装が含まれます。 プライマリ システムがダウンしても、バックアップ システムは使用可能であり、実稼働システムになります。
バックアップを定期的かつ頻繁に行うことで、貴重なデータを、簡単に、コスト効率良く、信頼性の高い方法で保護できます。 致命的なシステム障害が発生した場合でも、多くのデータを再作成する必要なく、システム全体を最後のバックアップ ポイントの状態にすばやく復元できます。
注:プライマリ システムをバックアップするときは、以下のものをバックアップする必要があります。
高度な可用性を実装するためのリソースがない場合がありますが、ベスト プラクティスを採用することでシステムにとって最適な可用性を実現できます。 たとえば、垂直方向への拡張(プライマリ サーバ プロセスでの障害発生に備えて、予備のサーバ プロセスをシステムに追加すること)や、定期バックアップ スケジュールの維持があります。
| Copyright © 2010 年 CA. All rights reserved. | このトピックについて CA Technologies に電子メールを送信する |