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BusinessObjects Enterprise をインストールするアカウントのセットアップ
BusinessObjects Enterprise をインストールするアカウントをセットアップするには、以下の手順に従います。
- 新しいユーザ アカウントを作成し、このユーザのプライマリ グループを新しいグループに設定します。 新しいユーザ アカウントにセキュアなパスワードを割り当てます。
- 作成したアカウントが、新しいディレクトリに対する読み取り、書き込み、および実行の各権限を確実に持つようにします。 root ユーザ以外のホーム ディレクトリに対するアクセス権限も必要です。
- 新しいユーザにデフォルトのログイン シェルを割り当てて、このユーザ アカウント用の適切なログイン スクリプトを作成するか、変更します。 特に、ログイン スクリプトによって、以下の要件を満たすデフォルトのログイン環境が確実にセットアップされるようにします。
- インストール セットアップ プログラムに必要なすべてのコマンドおよびユーティリティが、PATH 環境変数でアクセス可能であること。
- インストール セットアップ プログラムがデータベース クライアント ソフトウェアにアクセスできるように、ユーザのログイン環境でデータベース環境がセットアップされること。
- ユーザのログイン環境で、UNIX システムおよび BusinessObjects Enterprise でサポートされているデフォルト ロケールがセットアップされること。
- CA Business Intelligence インストーラは、環境変数 CASHCOMP からデフォルトのインストール パスを取得します。 CASHCOMP が設定されていない場合、インストーラは、デフォルトを /opt/CA/SharedComponents(変更可能)とするように CASHCOMP に要求します。 CASHCOMP の設定後、デフォルトのインストール パスが CASHCOMP から取得されます。 ただし、これは上書き可能で、デフォルト ディレクトリは自由に設定できます。
注: インストール先として指定するディレクトリを、本書では INSTALLDIR と呼びます。
- 新しいユーザを作成するか、または前の手順で説明した要件をすべて満たす既存のユーザを使用します。
例
Linux の場合
グループの追加:
grouadd groupname
ユーザのホーム ディレクトリの作成:
mkdir -p/home/dir_name
ユーザの追加:
useradd –g groupname –d /home/dir_name –p password username
ディレクトリ所有者の変更:
chown –R /home/dir_name username:groupname
ホーム ディレクトリの権限の変更:
chmod –R 777 /home/dir_name
詳細情報:
必要なコマンドおよびユーティリティの確認