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JavaScript 式に基づいたフィールドへの事前入力

value 属性が含まれる要素をフォーム上のフィールドとして使用する場合、JavaScript 式を使用して、CA Service Catalog データベース内の多くのオブジェクトおよびプロパティのうちの 1 つのランタイム値が、その要素の value 属性にロードされるようにすることができます。

たとえば、フォーム上の[ファースト ネーム(名)]テキスト フィールドに対して JavaScript 式「$(_.user.firstName)」を指定し、リクエストを作成してフォーム入力を完了しているユーザのログイン ユーザ ID の名前がこのフィールドに事前に入力されるようにします。 同様に、[ラスト ネーム(姓)]テキスト フィールドに対して JavaScript 式「$(_.user.lastName)」を指定し、ユーザの姓がこのフィールドに事前入力されるようにします。

JavaScript 式を使用してフォーム上のフィールドに事前に値が入力されるようにするには、以下の手順に従います。

  1. フォームを設計および作成します。
  2. 対象のフィールドの自動タスクを実行するための最適な方法が、JavaScript 式を使用することであることを確認します。
  3. フィールドで JavaScript 式を使用する方法を確認し、フィールドの要素の value 属性に事前に値が入力されるようにする必要があることを確認します。
  4. 事前に入力されるデータが、JavaScript 式で指定できるオブジェクトおよびプロパティの 1 つであることを確認します。 これらのオブジェクトとプロパティは、ログイン ユーザの個人データ、1 つまたは複数のビジネス ユニット、サービス、サービス オプション、ステータス、そのフォームを含むリクエストに関連する他のデータに関連しています。
  5. フィールドの要素の value 属性に JavaScript 式を指定します。 式を指定する際は、「JavaScript 式で指定できるオブジェクトおよびプロパティ」に記載されているすべての構文ルールに従う必要があります。特に、プロパティをリンクする演算子の使用に注意してください。 以下は、そのままで使用するか基準として使用するのに便利な式の一部です。
  6. JavaScript 式をテストし、フォーム上のフィールドに適切な値が事前に入力されるかどうかを確認します。
  7. フォームおよびサービスを実稼働環境で使用する前に、テスト環境において、サービスでフォームを使用して式をテストすることをお勧めします。